LINEの仕組み from did2memo.net

LINEの仕組みや使い方などについて詳しく解説します

LINE:ブロックされている人にスタンププレゼントしたときの挙動変更について

LINEでブロックされているかを確認する方法にはいくつかありますが、その中で最近有名なのは「スタンプをプレゼントしてみる」というものです。しかし、つい最近からこの仕組みが変更されたようなので紹介します。

従来のブロック確認方法

従来のスタンププレゼントを利用したブロックの確認方法は、次のようなものでした。

スタンプをプレゼントして「この友だちにはプレゼントすることができません」と表示されたらブロックされている

しかしこの方法はかなり荒っぽく、間違っています

実際は、たしかに他にプレゼントできない理由が「ブロックされていた」なら「この友だちにはプレゼントすることができません」と表示されるのですが、「この友だちにはプレゼントすることができません」と表示されたからといってブロックされているとは限りません。他にも「facebookのみで認証しているアカウントにはプレゼントできない」「配信対象国以外の人にはプレゼントできない」「スタンププレゼントに対応していない端末にはプレゼントできない」などのプレゼントできない理由があるからです(理由によっては「このユーザーにプレゼントすることはできません」と表示される)。

どちらかといえば、「正常にプレゼント画面に進むことができれば、ブロックされていない」と確認する手段であったと言えます。

ブロックが原因でプレゼントに失敗した時のメッセージ

そのようないろいろな誤解や間違いは置いておくとして、今回「プレゼントできない原因がブロックの場合」に表示されるメッセージが変更になりました

そのメッセージがこちらです。

すでにこのスタンプを持っているためプレゼントできません。

「この友だちにはプレゼントすることができません」からの変更です。

つまり、「ブロックされている」という原因が「すでにプレゼント相手がそのスタンプを持っている」という原因とまとめて扱われるように変更された、ということです。したがって、以前のブロックされているかどうかのチェック方法は、現在間違った状態になってしまったことになります。

この変更の影響

この変更によって、状況が少し変わりました。

というのも、本当に相手が既にスタンプを持っているのなら、しらみつぶしにいろいろなスタンプを選択してプレゼントを行い続ける(※)ことで、ブロックされているかどうかの精度を上げることができるようになったからです(※実際にはプレゼントの最終決定直前まで進めれば良いので、ブロックされていない時にプレゼントしてしまうことはない)。

もし、いろいろなスタンプをプレゼントしようとしてみて、すべて「すでにこのスタンプを持っているためプレゼントできません」と表示されてしまうのだとしたら、さすがに「おかしいぞ、やっぱりブロックされているのでは?」と考えられるわけです。これは今までとだいぶ違います。

LINE運営はブロックを隠したい?

どうして「LINEでブロックされているかを判定する方法」に注目が集まるのか、元をたどれば、それは「LINE運営がブロックしているという関係を相手に知られないようにしたいから」であると言えます。隠す必要がなければ、「ブロックされているので通話できません」「ブロックされているのでタイムラインを表示できません」と表示すれば良いだけなのですから。そして、だんだんとブロックの判定方法が使いにくくなっていることからも、その傾向がうかがえます。

LINE運営の謎?

その傾向が本当なのだとすれば、ブロックされている相手にスタンプをプレゼントした時にどうして「何事も無かったかのようにプレゼントできるときと同じ挙動にしないのか」が気になります。

まるで、あえてブロックされているかどうかを確認する手段を残しているかのようです

スタンププレゼントは「ごまかせない」

少し気になったのですが、よくよく考えてみると、この挙動にするのはある程度仕方ないと思えました。

それは、有料スタンプをプレゼントした時の挙動が困るからです。

もうおわかりかもしれませんが、もし、本当はプレゼントに失敗しているのに成功しているように見せかける仕様にしてしまった場合、「本当はプレゼントしていないのに、有料スタンプの代金(お金・コイン)を請求することになってしまうのです。

これは、LINEの運営の信頼に関わる大きな問題になりかねないため、今後も変更できないポイントなのだと思われます。こんな仕様にしてしまったら、「騙してお金を手に入れた」ということで、「詐欺だ」と訴えられかねないからです(そう見せかけておいて、実は決済しない、なんていうパターンも考えられますがそれもマズそうな気がします)。

もうすこし細かく考えてみると、現状iPhoneは有料スタンプのプレゼントができないので、iPhoneだけでも「プレゼントしたかのように見せかける」ということをやってもよさそうです。今回の仕様変更がAndroidのバージョン変更と同時に行われ、iPhoneのバージョン変更が無かったのにもかかわらず、Android/iPhoneの両方に影響が及んでいることから、このあたりのシステムはAndoird/iPhone共通のサーバ側での変更のようで、iPhoneを利用しているユーザだけ挙動を変える、というのは敷居が高く、わざわざやりたいことではないのかもしれません。

コメント(2)

  1. yuta*゚
    2013年10月15日(火) 12:48

    最近気になるのが、Line Storeの挙動がどうなっているかです。何かご存知でしょうか?

    これは、それに関する僕のちょっとした呟きです。
    https://twitter.com/ymd15com/status/389960023641579520

  2. yuta*゚
    2013年11月9日(土) 20:50

    友達に協力してもらって、ブロックしてもらった友達にスタンプをあげてみました。

    アプリからでは何かと理由付けてスタンプをあげられませんでしたが・・・

    store.line.meを経由すると普通にプレゼントできてしまい、相手もスタンプを受け取れたのを確認しました(通知は来ず、誰からプレゼントされたかは分からない形になります)。

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