情報科学屋さんを目指す人のメモ

方法・手順・解説を書き残すブログ。私と同じことを繰り返さずに済むように。

30インチモニタ4枚を1枚のグラボ上で安定動作させるまでのメモ

AMD (12) U3011 (4) ディスプレイドライバ (8) マルチモニタ (9)

30インチモニタ(U3011 2560x1600)4枚を使って、1枚のグラフィックカード(EAH6950 DCII/2DI4S/2GD5)でクアッドモニタ環境を構築したときに、ドライバ周りなどで、安定動作させるまでにかなり苦労しました。高解像度30インチクアッドモニタ+グラボ1枚となるとWeb上の体験談はほとんどなく、結果として難しい対策や、わかりにくい現象もあったので、その対策中に作成したメモなどを共有しておきます(結構前のメモです)。

構成

構成はこちら。

  • M/B:ASUS P9X79 DELUXE (Intel Ca600/X79)
  • CPU:Intel Core i7-3930K C2 Stepping (Cores 6, Sandy Bridge-E, LGA2011, TDP 130W)
  • CPUクーラー:Corsair CWCH100(H100)
  • メインメモリ:G.Skill F3-12800CL9Q2-32GBZL 32GBキット(4GBx8)
  • グラフィックボード:ASUS EAH6950 DCII/2DI4S/2GD5 2048 MB GDDR5 SDRAM 256bit
  • 電源:オウルテック Seasonic SS-850KM
  • モニタ:DELL U3011x4
  • OS:Windows 7 64bit

導入ドライバ一覧

導入したドライバ一覧はこちら。関係なさそうなドライバの特定バージョンで相性問題があったりすることもあるので注意。

  • インテルチップセットドライバ:9.2.3.1020
  • Intel Rapid Storage Technology enterprise ...:3.0.0.1112→3.0.0.2003
  • Realtek Audio ドライバ:6.0.1.6446
  • Management Engine Interface:7.1.21.1124
  • Asmedia SATA Controller ドライバ:1.2.2.0
  • Marvell SATA 6G ドライバ:1.2.0.1010
  • Asmedia USB 3.0 ドライバ:1.14.1.0
  • Realtek LAN ドライバ:7.46.610.2011
  • Intel LAN ドライバ:16.5.0.0
  • AMD display driver(Catalystより):8.93
  • インテル チップセット・デバイス・ソフトウェア(INFアップデート・ユーティリティー)を9.3.0.1019にアップデート(infinst_autol.exe)

最終的な解決策

最初に解決策を書いておきます。

1.安定しているドライバ

AMD display driverは、8.861.0.0が安定していました。このバージョンは、ASUSのビデオカードのダウンロードページから、8_861_Asus_Vista_Win7_WHQLという名前でダウンロードできます。2013年になっても、このページではこれが最新です。

このバージョン番号を1つでも違うものにすると、何かしらの大問題が起こります(Aero強制オフ・3画面までしか使えない・再起動が止まらなくなるなど)。

AMDのドライバは、AMDから「Catalyst」としてダウンロードすれば良いのですが、 http://support.amd.com/us/gpudownload/windows/previous/Pages/radeonaiw_xp64.aspx にあるとおり、1年に10以上のバージョンが提供されるので、適切なバージョンが1つしか見つからないというのはかなり難しい問題なのです。当然最新版ではダメで、最新版から試して現在14番目のみそこそこちゃんと動き、13番目も15番目も問題が発生します。

2.BIOSでMemory Frequencyを固定する

とはいうものの、メモリ8枚差しの影響か、メモ利回りの設定も変更しないと、安定動作しませんでした。

これが高い難易度だったのですが、BIOSでMemory FrequencyをAutoにするとAeroグラスクアッドモニタが安定しません。Aeroグラスが切れてしまったり、全く使えなかったり。

Memory Frequencyを、ASUS P9X79 DELUXEのデフォルトである(1600MHz)に直接しているすればセーフでした。Autoでも結局1600MHzに指定されるのですが、固定することに意味があるようです。

謎ノウハウ

残りは、謎ノウハウとして、掲示しておきます。

メモリ4枚だと安定。6枚or8枚だと不安定

今回はG.Skillの4GBメモリ8枚差しをしたのですが、4枚にすると、Aeroグラスが安定しました。しかし、6枚以上にすると、不安定になってしまいました。結局この問題は、Memory Frequencyの設定で解消されました(このあたりの抜き差し問題が、Memory Frequency固定化への道筋を示してくれました。いきなり思いついた分けではないわけでして)。

AMD用のグラフィックドライバのダウンロード先

AMDのGPU向けドライバだから、AMD公式ページからダウンロードできるというのは当たり前なのですが、他にもグラフィックボードの製品ページや、AKSのような全く別の配布ページなんてところからもダウンロードできます。とにかくいろいろなバージョンのグラフィックドライバを試すのが勝負なので、このあたりは重要です。AMDは毎月ドライバをアップデートしていたりするので、かなりたくさんのバージョンを試すことになったりするのですが、まずはグラフィックカードの製品ページからダウンロードできるバージョンを試してみるとよいです。

ドライババージョンの違いによる挙動の違い

ドライババージョンによって、いろいろな不具合が発生します。

  • 12-1_vista_win7_64_dd_ccc.exe (8.930.0.0)→Aeroグラスが無効化・エクスペリエンスインデックスのGPUの評価が7.9→7.8に低下
  • 11-1_vista_win7_64_dd_cc (8.812.0.0)→Aeroグラスが切れる(ドライバ自体のバージョンは8.930.0.0000

画面が真っ黒になる場合の対処法

なぜかデスクトップ背景などが真っ黒になることがあります。Aeroグラスがぶっこわれた感じです。そんなときは、デスクトップを右クリックして個人の設定を開いてテーマを変更すると、デスクトップ画像を含めた全体が再描画されるので、とりあえず復活できます。あるある現象。

グラフィックドライバがアンインストールできていない場合

ディスプレイドライバをアンインストールしたつもりでも、消えていない場合があります。CCCからアンインストールした場合など。そんなときは、デバイスマネージャの画面から、該当するディスプレイアダプターを右クリックしてプロパティを開いて消去します。ソフトウェアも消去する選択をしないと、再起動後復活する可能性もあります。ちゃんと削除してから再起動すると、表示が「ASUS EAH6950 Series」のような表示から「標準VGAグラフィックアダプター」になるはずです。

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