情報科学屋さんを目指す人のメモ

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アプリ不具合の原因になる「7GB制限(通信速度制限)」とは

Android (339) au (44) docomo (99) iPhone (749) SoftBank (44)

「アプリの不具合の原因がわからない」「急に通信が遅くなった」「画像が表示できない」というときに、「実はスマートフォンの使いすぎで、通信料制限をされていたのが原因だった」というパターンがあります。ちょっとその通信制限に関するページを作っておきます。

不具合の具体例

7GB制限で発生するいろいろな不具合について紹介します。

動画が読み込めない

よくあるのが「動画が読み込めない」です。これはわかりやすいです。

画像が読み込めない

Twitterのタイムラインの投稿画像やアイコン画像が読み込めなかったりLINEの画像が表示できなかったりといった、不具合に見える問題がいろいろなポイントで発生します。

したがって、アプリで何かしら不具合が起こった時に、現在7GB制限になっていないかを把握することがとても大切です

アプリをアップデート出来ない

アプリのアップデートやインストールにはかなりの通信が必要です。そのため、通信が低速過ぎて、アプリのダウンロードが終わらないという問題が発生しがちです(アプリのアップデートトラブルについて)。

何が制限されるの?

制限されるのは、「通信速度」です。

「通信速度=データを読み込むスピード」が落ちるので、なかなかページが表示できなかったり、画像を表示するのに時間がかかるわけです。

何が「7GB」を超えちゃいけないの?

何がきっかけで通信速度の制限が始まるのかというと、とあるものが「7GB」を超えたら、です。

それは、1ヶ月あたりの「データ通信量」です(3日間のデータ通信量に1GB制限がある場合もあります)。

「データ通信量」とは何かというと、データの受信した総量と、送信した総量の合計であり、通信会社が測定しています。この「データ通信量」が7GBを超えた時点で、通信速度が極端に低速になります。

データ通信量は、YouTubeやCASなどで動画を見たりするとどんどん増えますし、メールをやりとりするくらいではさっぱり増えません。また、パソコンをインターネットに繋げるために携帯電話の回線を利用する方法(テザリング)も、データ通信量の極端な増加の主な原因です。

どうしてこんな仕組みがあるの?

このような仕組みがあるのは、このような制限を設けないと携帯電話の回線が混雑しすぎてしまうからです。混雑してしまうと、つながりにくくなったり、通信速度が極端に遅くなったりします。

実際には、そのような混雑の原因となるのは「一部のユーザー」です。というのも、大量の通信を行って大勢の利用者に迷惑をかけてしまうユーザーは全体に比べればほんの一部のユーザーであり、その一部のユーザーが使い過ぎないように制限しているのです。ですから、7GB制限にひっかかった人は、ほかの人に比べて極端に使いすぎている、と考えてください。

この7GB制限は、「みんなで我慢しよう」という仕組みではなく、「一部の人が贅沢に使い過ぎないようにしよう」というイメージの仕組みであって、多くの人にとって、7GBというのは大きな数字なのです。

そんな「一部のユーザー」になってしまうのは、先程も書いたように、携帯電話の回線で動画を見続けたり、携帯電話の回線を使ってパソコンをインターネットに繋げたり、という極端な使い方が主な原因です。

7GB制限の回避方法は?

この制限は「携帯の通信会社(キャリア=au・docomo・softbank)」が実施していることからわかるように、携帯電話の回線(au・docomo・softbank)を利用しない通信はその対象外です。

したがって、その携帯電話の回線(3G・LTEなど)を使わなければ、いくら動画を見ても7GB制限にはなりません

その7GB制限がない「代わりの回線」を使うための通信手段が「Wi-Fi(ワイファイ)」です

「Wi-Fi」とは、スマートフォンと別の機械とを簡単に無線でつなげる方法の名前です。

例えば、家庭で固定回線(光回線やブロードバンド回線)を契約している場合、Wi-Fiに対応している「無線LANルーター(5000円くらいで買える)」と呼ばれる装置をその固定回線につなげれば、Wi-Fiを使ってスマートフォンを「無線LANルーター」とつなげることができるので、スマートフォンから固定回線までがつながって、スマートフォンから固定回線を利用できるようになります。そしてその結果au・docomo・SoftBankの回線を使わずに済み、7GB制限を回避することができます。

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容量を追加購入することも可能

また、全く別の方法として、「7GBという枠を増やす」という回避手段があります。

しかし、2GB増やすのに2500円程度かかるため、前述のWi-Fiを使う方法がおすすめです。

7GB制限開始時には通知が来る

au・docomo・SoftBank、各社必ず制限時には、以下の様な連絡が来ます。

不具合の原因がわからない時は、これが来ていたかどうかをまずは思い出すことが大切です。

これらが来ていた場合は、7GB制限によって通信速度が大幅に制限されており、各種アプリに問題が発生しやすい状況になっていることになります。

au

Fr:au/KDDI
Sub:通信料が04月15日に
6.00GBを超えました。
7.00GB超過で月末まで通信速度が制限されます

Fr:au/KDDI
Sub:通信料が04月30日に
7.00GBを超えました
月末まで通信速度が制限されます

その後、言葉が新しくなったようです↓

Fr:au/KDDI
Sub:通信量が3.70GBを超え通信速度制限が迫っています。容量追加→https://cs.kddi.com/dc (2016/02/24受信)

docomo

日頃、NTTドコモをご利用いただきまして誠にありがとうございます。
お客様電話番号 090-...-**** の3月の通信量の合計バイト数が7GBを超えましたのでお知らせします当月の通信速度が送受信時最大128kbpsになります
※128kbps通信解除をお申込みの場合を除きます。

<128kbps 通信解除の申込>
https://payment2.spmode.ne.jp/smph/charges/gkzap002.srv
※128kbps通信解除は、2GBごとに2,625円の料金がかかります。

SoftBank

<ソフトバンクより>

残り1GBで通信速度を低速にいたします。

・通常速度を維持するご予約
▼ワンクリックで予約完了します。
2500円(税抜)/2GB
http://...

・お電話でのお申込み
090XXXXXXXX(通話料無料)

・ご予約前にご覧ください http://www.softbank.jp/mobile/support/procedure/data_traffic/release/mail/

<ソフトバンクより>

通信速度を低速にいたしました。

ソフトバンクはこのメッセージでは説明不足ですが、請求の締め日(10日、20日、末日の3つのうちのどれか)から締め日までの単位で制限されるので、「1日になっても戻らない」と勘違いしないように気をつけてください。

今月の通信量を確認する方法

現在の通信量を確認する方法を下に書いておきます。突然遅くなった!という場合や、制限までの残りを確認したい場合は、ここで確認してみてください。

基本的に、各社のウェブページにログインすることで、通信量の利用状況を確認することができます。

au

au IDで「今月の通話料・通信料照会 | auお客さまサポート」にログインして、小さい文字で書いてある「※LTEスマートフォン 月間利用ギガバイト数 0.84ギガバイト」という表示を確認してください。

docomo

My docomoにログインして、「料金や支払状況を確認したい」から「ご利用データ量確認(当月ご利用分)」を開きます(https://www.mydocomo.com/dcm/dfw/bis/guide/charges/gkyap001.srv?Xitraffic=1)。

ここで、今月のデータ通信量や先月のデータ通信量を確認することができます。

SoftBank

My SoftBankにログインして、「データ通信量の管理>ご利用状況の確認」を開きます。

そこにある「通信速度低速化までの残りデータ量」が、「7GB」から「利用済みのデータ通信量」を引き算した値になっています。

よくある勘違い

最後に、この7GB制限によくある勘違いを書いておきます。

7GBは通信量→ストレージではない

7GBは、通信量に関する制限の基準値です。スマートフォンがどれだけの量のデータを受け取ったり、送信したりしたかが計測されています。

GBという単位から、「iPhone 32GB」のような、「ストレージ(音楽などのデータを保存する装置)」を思い浮かべてしまうことが有るようですが、そのストレージの「○○GB」と、通信量は全く別のもので無関係な数値です

どれくらいの通信で7GB制限になるの?

例えばニコニコ動画ではダウンロード速度が ○○ kbpsのように表示されています。○○は頻繁に変化しますが、少なめに平均 4000 kbpsだったとすると、これは、1秒に0.5メガバイトなので、1分で3MB、60分で120MBになります。

すると、7GB=7000MBなので、7000/120=58時間くらいとなります。したがって、1ヶ月30日だとすると、1日平均2時間程度試聴すると、"それだけで"7GB制限にひっかかります。

「それだけで」というのがポイントで、いろいろな通信を合計して7GBを越えるかどうかが大切なので、動画は1日1時間しか見なくとも、ほかのアプリでそれ以上の通信をしていれば、7GBの制限にひっかかる可能性があります。

その他の通信量については、auの次のページが充実しています。

参考:【LTE】どのくらい通信を行うとLTE通… │ au Q&Aプラス

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