情報科学屋さんを目指す人のメモ

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突然Wi-Fi接続できなくなったとき無線LANルータに何が起こっているのかを調べる

Android (338) BUFFALO (3) DHCP (1) iPhone (747) Wi-Fi (14) Wireshark (5) 無線LANルータ (2)

Buffalo製の無線LANルータを使っていて、極々まれに、端末のWi-FiをONにしても、Wi-Fiがつながらない状態になることがあります。このとき、今までは「DHCPが動かなくなっちゃったのかな?」となんとなく判断してルーターを再起動して終わり、としていたのですが、今回、Buffaloのルーターのログ(たいして見られない)を見たり、Wiresharkを使ってiPhoneの通信を見たりと、いろいろ観察してみたので、そのときの観測内容をメモしておきます。

2015年4月8日現在、eo光に障害が発生し、wi-fiにつながらない人が増えている模様です。詳細はこちらへどうぞ→「Wi-Fiがつながらない」人が同時に多数発生する原因

Wi-Fiがつながらない!

帰宅すると自動的にiPhoneがWi-Fiに(無線LANルータに)接続するはずなのですが、Wi-Fiに接続できていませんでした

iPhoneのWi-FiはONなのに!

iPhone(iPhone 6)のWi-Fiはたしかに「オン」です。しかし、画面上部のバーに、Wi-Fiマークが表示されていません(接続できていない)。

そこで設定>Wi-Fiの表示を確認してみると、接続先として、我が家の無線LANルータのSSIDが表示されているのですが、隣で読み込み中のマークがぐるぐるしたままになっています

また、別のiPhone(iPhone 5s)で試してみても、状況は同じです。

詳細を見ると、「IPアドレス」「サブネットマスク」などが空白で、DHCPが動作できていないことが疑われます。また、場合によっては「IPアドレス」に「169.254.39.10」が、「サブネットマスク」に「255.255.0.0」が表示されますが、これは正しく取得できたIPアドレスではなく、デフォルト値のようなものだと思われます(Windowsでもこんなのがあったはず)。

AndroidのWi-FiもONなのに!

さらに、Android(Xperia Z2)のWi-Fiも試してみました。

すると、こちらもWi-FiをONにしても、つながってくれません

ちゃんと無線LANルーターを認識して、接続しているSSIDは表示されるのですが、通信できないままです。

こちらもステータスバーにWi-Fiの電波マークは表示されません。

こちらについても設定>Wi-Fiの中身を確認してみると、こちらは「IPアドレスを取得中…」の表示で止まってしまっています。

でもノートPCは通信できている!

しかしこのとき実は、ノートPCは普通にWi-Fiでインターネットにつながっています。

というのも、このノートPCは、ずっと接続したままになっていたのです。

※ちなみにこのとき、有線LANも普通に通信できています。

新規接続ができない

つまり、一度接続に成功している端末が通信不能になるのではなく、新規に接続できない症状ではないか、と考えられます

ルーターのログを見る

利用中のルーターはBuffaloのWHR-HP-AMPG(Ver.1.43 (R1.03))です。

ログインして、「ログ情報」を見てみると、次のエラーが並んでいました。

日付時刻 種類 ログ内容
2015/01/24 00:00:00 WIRELESS wl1: 11g Associated User - 30:a8:xx:xx:xx:xx
2015/01/24 00:00:00 WIRELESS wl1: 11g DisAssociated (rcvd. station leaving..) User - 30:a8:xx:xx:xx:xx

AirStation Proのログの内容を知りたい | BUFFALO バッファロー」によると、Associatedは、アクセスポイント(無線LANルータ)との接続開始(まだインターネットにはつながらない)を表しており、DisAssociatedは、「クライアントがアクセスポイント(無線LANルータ)との通信を切断した」ことを表しているようです。

また、DisAssociatedの直後の括弧の中身が、切断の理由だそうで、今回の「rcvd. station leaving..」は、「他のアクセスポイントへ移動した場合、または無線パソコン側から無線接続を切る場合が考えられます」という意味だそうです。あまりヒントになりません。

Associatedが頻繁に繰り返される場合は「 電波が不安定などの理由で接続と切断を繰り返している」とも書かれていますが、これまた原因究明にはつながりません。

やたらある「Request comein from」

このログが繰り返される直前には、次のログがたくさん並んでいました。それも、1時間に10回くらいの頻度で26個も。

DHCPS Request comein from T430s(len:5)

iPhoneの通信内容をWiresharkで覗いてみる

さて、状況を詳細に知るために、例によってWiresharkでiPhone(iPhone 5s)の通信内容を確認してみることにしました。

※方法について:iPhoneアプリの通信先IPアドレスを調べる方法メモ

また、ややこしいのでモバイルデータ通信(3G・4G・LTEなどWi-Fiじゃないほう)をオフにして、Wi-FiのみをONにしました。

ここでまず分かるのは、確かに無線LANルータとの認証は通っていて、ルーターとの通信や、ルーターにつながっている他のパソコンとの通信は成立している、ということです。他のPCからのブロードキャストが届いているので。

次に、Wiresharkのフィルタにbootpを設定して、DHCP関連の通信だけを表示してみます。

すると、「DHCP Discover」メッセージを、何度もブロードキャストしていることが分かります。

  • Source: 0.0.0.0
  • Destination: 255.255.255.255
  • Protocol: DHCP
  • Length: 450
  • Info: DHC Discover - Transaction ID 0xd63c818e

例えばこんな感じです。

しかし、これに対する無線LANルータからの返答がありません

本来なら、DHCPサーバーである無線LANルータ(自分の場合192.168.11.1)が、「DHCP Discover」メッセージを受け取って「DHCP Offer」メッセージを返信してくれる(ブロードキャストしてくれる)はずです。

つまり、やはりDHCPが正しく動作していないのではないか、と考えられます

もう一度ログを見てみる

もう一度ルーターのログを見てみると、「DHCPS Request comein from」のログに対する「DHCPS sending ACK to」があまりに少ない、というより、無線で接続し続けているノートPCに対して、まるで返していません。

もうずっと前から、DHCPがやる気を失っているようです。

※ちなみに、ごく希に「DHCP Request」のログがあり(Offerはさっぱり見当たらないのに)、IPアドレスを使わせて貰えるようにお願いしているにはしているのですが、これに対しても「DHCP Ack」は返ってきません(このOffer無しのRequestは、接続中のPCが送信したDHCP Informを参考に、IPアドレスを1ずらして(1引いて)Requestしている(Requested IP Addressを見た感じそうだった)のかなぁ←よく見たら、もう一台接続しようとしているiPhone 6からだった)。

ルーターの「通信パケット情報」を見る

ここで、実は割とこの作業の最初のほうから「通信パケット情報」を見ていたのですが、「LAN側無線(802.11g)」の「送信パケット数(エラー)」が3万程度から、9万程度に増えていました。

また、他の「LAN側有線」「WAN側有線」「LAN側無線(802.11a)(使っていない)」「PPPoE No.1」それぞれの「送信パケット」「受信パケット」すべてにおいて、エラー数が「0」ではないのはその「LAN側無線(802.11g)」の「送信パケット数」だけでした。

このことから、DHCPサーバーがOfferメッセージを送信しようとしていることにはしているのだけれど、なぜか送信に失敗してしまう、と考えることができます。ただ、数が多すぎる感もあるので、関係ないかもしれません。

結局再起動なのだけれど

というわけで、ここまで調べてみたのですが、長くなったので(さっさとWi-Fi使いたいので)、調べるのはこのあたりでやめることにしました。

どうしてDHCP Offerが来ないのか、の詳細は分からず仕舞いでしたが、解決方法ははじめから分かっています

それは、無線LANルータの再起動です。

こうして、またWi-Fiがつながるようになりました。

いつもこうなので、例えばルーターのメインメモリの空きが減ってしまって、再起動で戻った、なんて仮説を考えたくなります。というわけで、もっとルーターの詳細が見られたらよかったのですが。

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