情報科学屋さんを目指す人のメモ

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Intel Smart Connect Technology が「Platform Check Failed」でインストールできない問題と対策

Windows (485)

SATAまわりのドライバとして「Intel Smart Connect Technology Software V4.2.40.2357」をインストールしようとしたところ、一瞬コマンドプロンプト的な画面が表示されるものの、何も起こりませんでした。また、直接インストーラを起動してみたところ、「Platform Check Failed: Intel(R) Smart Connect device not found in BIOS, or it is not enabled」が表示されてしまいました。今回は、この問題周りのことをメモしておきます。

Intel Smart Connect Technology Softwareのダウンロード

「Intel Smart Connect Technology Software V4.2.40.2357 for Windows 8.1 32bit & 64bit.」は、Asus Z87-Proのドライバダウンロードページからダウンロードしてきました。

インストール失敗

次は、ISCT_Win8-1_VER42402357.zipを展開し、AsusSetupを実行しました。

しかし、「~\Setup.exe」が見つかりません。名前を正しく入力したかどうかを確認してからやり直してください。」と表示されてしまいました。ただこれは、Dropboxの同期前に実行してしまったのが原因でした。というわけで、もう一度実行して回避。

ただ、一瞬コマンドプロンプト的画面が表示されただけで終わってしまいました。もう一度やっても変わらず。先ほどのエラーが原因かも知れないので、一度削除して、再展開して再チャレンジしてみることに。今度はちゃんと同期を待ちました。

しかし、それでも変わらなかったので、直接「Intel(R) Smart Connect Technology 4.2 x64」を実行してみました。

すると、「Platform Check Failed: Intel(R) Smart Connect device not found in BIOS, or it is not enabled」と表示されてしまいました。うむむ。ここで「Intel Rapid Start Techonology」を入れるか迷いましたが、少し調べてみることにしました。

バージョンが古いから?

すると、こんな記述を発見しました。

An expired certificate in the installer for older versions of Intel® Smart Connect Technology software prevents it from installing. This issue only applies to versions before 4.2.41.2633. 引用元

たしかに、今回インストールしようとしたのはこれより古かったので、Intel Smart Connect Technology公式ページから、最新版である「Intel(R) Smart Connect Technology 5.0.exe (Version: 5.0.10.2850)」をダウンロードしてきてインストールしてみました。

しかし、これも同じく「Platform Check Failed」になってしまいました。

BIOS捜索

気になったので、一度BIOSへ。BIOSバージョンは、1802 x64、Build Dateは2014/01/28と表示されました。しかし、SATA ModeもAHCIで特に問題なさそうですし、他に設定項目は見当たりません。

そんで再起動から戻ってきて、もう一度試しましたが、再インストールで状況が変わることはなくそのままエラーが出ました。

説明書を検索

そこでとりあえず、BIOSに設定項目があるのではないかと、ドライバダウンロードページからダウンロードできるマザーボードの説明書のPDFを、「Smart connect」で検索してみました。すると、設定項目があることが判明。

「Advanced>PCH Configuration>intel(R) Smart Connect Technology>ISCT Support」が「Disabled」になっていました

てっきり「SATA」に設定項目があると思ったら、違っていました。

これを有効にしたうえで、再びインストールしてみました(5.0を)。

すると、今度はエラーが出ずに、インストールできました。めでたしめでたし。

最後に「インテル(R) スマート・コネクト・テクノロジーに行った構成の変更を有効にするには、システムを再起動する必要があります。すぐにさいきどうするばあいは[はい]を、後で手動で再起動する場合は[いいえ]をクリックしてください。」と表示されたので、[はい]から再起動しました。

Intel Smart Technology Softwareをわざわざインストールすべきか不明

しかしながら、同時に、そもそもこのソフトウェアをBIOS設定を変更してまで入れる必要があるか、怪しくなりました。

というのも、そもそもSmart Connect Technology SoftwareをSATAドライバ的にインストールしていましたが、「Smart connect Technology」という名前は、特定の機能を指し示すようで、実はその機能を使うためだけのソフトウェアなんじゃないか?と思ってしまいました。

というのも、説明書には、このように書かれていたのです。

Intel Smart Connect Technology
Your computer can receive fresh updates for selected applications, even when the system is in sleep mode. This means less time waiting for applications to update and sync with the cloud, leading to a more efficient computing experience.

うーん、謎機能。

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