情報科学屋さんを目指す人のメモ

方法・手順・解説を書き残すブログ。私と同じことを繰り返さずに済むように。

Windows Update の「Windows 10 にアップグレード」実験メモ

Windows (485) Windows 10 (255) Windows 7 (61) Windows 8 (37) Windows 8.1 (58)

まだWindows 10にアップデートしていないWindows 8.1のパソコンで、Windows Update に「Windows 10 にアップグレード」が表示されるようになりました。これについて、わかったことをメモしておきます。

Windows Updateの表示

Windows Update を一度済ませて再起動したところ、Windows Updateの表示が、次のようになりました。

Windows 10 にアップグレード
Windowsの最新バージョンを今すぐインストールします。
詳細情報

windows-update-windows-10-upgrade

[詳細情報]をクリックすると、「Windows 10 へのアップグレードFAQ」が表示されますが、これはWindows UpdateによるWindows 10アップデート向けのページというわけではないので、今回はあまり役には立ちません。

「利用可能なすべての更新プログラムを表示」

「利用可能なすべての更新プログラムを表示」をクリックしてみると、確かに噂通り、「Windows 10 Pro にアップグレード」というオプションアップデートの項目に、チェックが入っていました

2015-10-14_21h25_31

「はじめに」でダウンロード開始

また、試しに「はじめに」をクリックしてみたところ、「Windows 10 をダウンロードしています」が表示され、本当にダウンロードが始まってしまいました(こんなはずじゃなかった)。

さすがにいきなりインストールされることはなく、確認が始まるとは思うのですが、一旦アップデートを停止しました。

自動アップデートを有効にしてみる

さらにそこから、「更新プログラムの確認」をして、表示が元に戻ったところで、「設定の変更」を開いて、「重要な更新プログラム」の「更新プログラムを確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する」から「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」に変更しました。

このとき、「推奨される更新プログラムについても重要な更新プログラムと同様に通知する」と「Windowsの更新時に他のMirosoft製品の更新プログラムを入手する」はもともと「オン」で、そのまま「オン」にしておきました。

再起動後

再起動後、次のWindows Update画面が表示されました。

Windows 10 をインストールできませんでした
失敗:1個の更新プログラム

エラー:
コード 80200056 Windows Update で問題が発生しました。

windows-update-windows-10-upgrade-update-error

失敗内容

以下のエラーが記録されていました。

Windows 10 Pro にアップグレード

この更新プログラムを有効にするには、コンピューターを再起動する必要があります
インストール状態:失敗
エラーの詳細:コード 80200056 このエラーに関するヘルプの取得
更新プログラムの種類: オプション
Windows の次期バージョンをインストールします
詳細情報: http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=507415
ヘルプとサポート:
http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=507417

ヘルプは「WindowsUpdate_80200056 OR WindowsUpdate_dt000」を検索するだけで何も出てこないし、再起動はもうしたので、ちょっと変です。

失敗したということは…?

ただ、失敗が表示された、ということは、やはりインストールをしようとしたと思われます

もう一度再起動→ダウンロード開始

ここでもう「はじめに」をクリックしても良かったのですが、もう一度再起動してみると、そのままWindows Updateのウィンドウが開いて、ダウンロードが開始されました

自動的にインストールの準備開始

「Windows 10をダウンロードしています」の表示のままですがダウンロードは終わったようで、小さな文字表示では「インストールの準備をしています」になりました。

だいぶ行きますね…

「それでは、アップグレードを開始します」

席を外していて、戻ってくると、次の画面が表示された状態で止まっていました。

windows-update-windows-10-upgrade-start

それでは、アップグレードを開始します
まず、次のような点が重要です:
マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項
...
マイクロソフトをお選びいただきありがとうございます
インストール情報:一部のWindows 10 機能には、高性能なハードウェアが必要です。一部の既存の機能は、変更または削除されています。Windows 10は、サポート期間中は自動的に更新されます。サポートはデバイスによって異なる場合があります。
[同意しない] [同意する]

インストールに同意が求められた

というわけで、インストールは止まりました

インストールに関して同意が求められたので、ここで「同意しない」をクリックする分にはインストールされません

どうやら、さすがに、完全に勝手にインストールされる、ということはないようです(他のルートがなければ)。

ちなみに「バツ」を押して閉じようとすると、「ファイルをクリーンアップしています」が表示され、インストールは終了し、Windows Update的には、「一部の更新プログラムはインストールされませんでした」になりました。

完全に「勝手にWindows 10がインストールされた」は現状なさそう

というわけで、この一通りの実験の結果、インストール前には利用規約への同意画面が表示されるため、利用規約への同意をすっ飛ばすこともなさそうですし、完全に勝ってにインストールされる、ということはなさそうです。

もちろん、間違えて「同意する」をクリックして、その先でも間違えてクリックし続ければ、インストールできてしまうでしょうけども。

事故は多発しそう

ただし、「なんかアップデートとかってやつが表示されたから、インストールしなきゃ!」と思っている人があっさりインストールしてしまう可能性はかなりありそうなので、実際「流れでインストールしてしまった」という人がかなり発生するのではないかと思います。

結局、ダウンロードまでは流れでしたし。

防止するには

とりあえず、個人でWindowsを使っている人の場合は、「Windows 10へのアップデート事故」を防ぐために「Windows Update による Windows 10 アップグレード事故を防ぐための設定」の設定をしてみてください。

家族のパソコンに設定してあげるとよいかもです。

コメント(0)

新しいコメントを投稿