情報科学屋さんを目指す人のメモ

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日本レコード協会が事業報告書で「中国違法サイト」と名指し&遮断したXiamiにアクセスしてみると…

Xiami (2) 日本レコード協会 (2) 無料音楽アプリ (56)

事業計画書を読んで、「そういえば昨年度の事業報告書は読んでなかった」と思い出したので、読んでみました。なかなか興味深いことが、具体的に中国のサイト名まで書いてあって驚きです。

くらいの気持ちで書き始めたら、最後に驚く展開が待っていました…

事業報告書の記述を読む

日本レコード協会の事業報告書に書かれている、無料音楽アプリに関する記述を紹介します。

「[4] 1. (2)」に、次の記述があります。

中国国家版権局を訪問し、中国違法サイトに関する情報提供を行った。RIAJ 北京代表処および IFPI 北京と連携し、人気違法アプリからのリンク先であった中国サイト(Xiami)に対して、RIAJ からの削除要請に応じさせるとともに、日本からのアクセスをブロックさせた。

さらっと読むには話が進むのが早いので、1文ずつ分解して紹介します。

中国国家版権局

中国国家版権局を訪問し、中国違法サイトに関する情報提供を行った。

この「国家版権局」は、中国の著作権を担当する行政機関で、そこに訪問して中国の違法サイトに関する情報提供を行ったとのこと。

メール・書面以外にも、訪問もしているようです。

RIAJ 北京代表処および IFPI 北京

RIAJ 北京代表処および IFPI 北京と連携し、

「RIAJ 北京代表処」は、日本レコード協会が先ほどの国家版権局から「日本音楽作品の中国における著作権認証機関である」と認可されて実際の認証業務を行っている部署のようです(参考)。

IFPI 北京」は、日本レコード協会が会員となっている「国際レコード・ビデオ製作者連盟」の北京支部のようです。

Xiamiへの働きかけ

このような中国の複数組織との連携を行い、以下のことを達成した、とのことです。

人気違法アプリからのリンク先であった中国サイト(Xiami)に対して、RIAJ からの削除要請に応じさせるとともに、日本からのアクセスをブロックさせた

ようやく本題感があるのですが、この「日本からのアクセスをブロックさせた」というのは、まさに以前紹介したあの一件のことを指しているに違いありません。

これ:【xiami】使えなくなったの声多数:日本からのアクセス制限開始(Xiami is currently not available in your country.)

ちょうど、昨年6月の出来事です。

この中国サイトへのアクセス遮断が、はっきりと日本レコード協会の行動の結果だったことが明記されています。

このように、具体的なサイト名が書かれていることには驚きです。

Xiamiについて

Xiamiについては「無料音楽アプリが利用する「中国の無料音楽サイトXiami.com」は一体何者なのか」で以前書きました。

まさか、事業報告書で名指しされるとは、です。

ちなみに、リンク先には書いてありますが、Xiamiは得体に知れないアングラサイト、ではなくて、あの「阿里巴巴(アリババ)グループ」の会社です。

試しにアクセスしてみると

以前紹介したように、日本国内からのアクセスがブロックされ、Xiamiへのアクセスは、以下のように遮断されていました。

xiami-is-currently-not-available-in-your-country-internet-explorer

あれから1年以上が経過しているので「何か表示が変わっていないかなぁ」と見てみました

riaj-enterprize-report-h26-xiami-xiami-com

・・・えっ・・・まさかの日本国内からのアクセスが可能になっています。。。

riaj-enterprize-report-h26-xiami-xiami-com-nobizaka

・・・普通に日本のコンテンツがあります。

一体どういうこと…なぜ復活してるの…

事業報告書の「日本からのアクセスをブロックさせた」とは何だったの…今年度の事業報告書に「復活しちゃった」って載るの…「復活したけどやめさせた」って載るの…「その後、適法化*しました」って載るの…どうなるの…(*削除要請に素早く応じるようになった、くらいの意味を想定)

ひとまずここまで。。。

参考資料

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