情報科学屋さんを目指す人のメモ

方法・手順・解説を書き残すブログ。私と同じことを繰り返さずに済むように。

Adobe Premiere からファイナライズされたDVDを作成する方法メモ

Adobe Encore (3) Adobe Premiere (6) DVD (2) ImgBurn (3)

Adobe Premiere Pro で作成した動画から、DVDプレイヤーで再生することを意識した、ファイナライズ済みのDVDを作成した際の手順を掲載しておきます。Adobe Premiere Pro → Adobe Encore → ImgBurn の流れで、DVD-Rを焼きます。Windows 10を使用。

工程が長いように見えますが、誤解や間違いが起こらないように、細かく書いただけで、作業的にはそれほど複雑ではありません(Encoreのプロパティ設定の表示切り替えがちょっと難しいかも?)。ただまぁ、決まった作業なので、慣れればスルスル素早くできるはずです。

必要なソフトのインストール

Adobe Premiere から DVD-R を作成するために、Adobe Encore と ImgBurn をインストールしました。

ImgBurnは「http://www.imgburn.com/」の、ダウンロードページにある、「Mirror 7 - Provided by ImgBurn」をクリックすれば、「SetupImgBurn_2.5.8.0.exe」のようなファイルがダウンロードされるので、それを実行してください。

Adobe Encoreは、最新版のAdobe Premiere には同梱されていないため、こちらも別途インストールが必要です。別掲記事を用意しました。そちらを読んでみてください。

Adobe Encoreから直接DVDを焼くこともできるのですが、EncoreではファイナライズされたDVDが作れない(らしい)ことに加え、.isoファイルを作っておくと、いざというとき、別の人にDVDを焼くことを頼んだり、遠方にDVDを郵送する代わりに、データで送る、なんてこともできますし、その他いろいろ便利なので、.isoファイルを経由した、DVD製作をおすすめします!!!!

流れ

Adobe Premiereで編集した動画を、DVD-Rに焼くまでの流れの概要は次の通りです。

  • 1.Adobe Premiere + Adobe Media Encoder から DVD用に MPEG-2 形式で書き出す
  • 2.Adobe Encore で .m2v+.mpa を読み込んで、.iso形式で書き出す
  • 3.ImgBurn で、 .isoを、DVD-Rに焼く

Adobe Premiere から書き出す

まず、Adobe Premiereで、「ファイル>書き出し>メディア」を開きます(クリックできない場合は、タイムラインをクリックしてもう一度)。

書き出し設定

すると書き出し設定が表示されるので、書き出し設定の「形式」で「MPEG2-DVD」を選択します。

adobe-premiere-finalized-dvd-r-select-mpeg2-dvd

私が利用した設定を、ここに載せておきます。といっても、「MPEG2-DVD」を選択して、「オーディオ」を「MPEG」にしたくらいです。

  • 書き出し設定
    • 形式: MPEG2-DVD
    • カスタム(ベースはNTSC DV Wide)
    • ビデオを書きだし: ON
    • オーディオを書きだし: ON
    • 出力: ○○.m2v NTSC, 720x480, 29.97 fps, 偶数, 品質 75, 00:05:46;04 VBR、1 パス, 最小 2.80, ター別途 5.00, 最大 7.00 Mbps MPEG オーディオ, 224 Kbps, 48 kHz, ステレオ, 16 ビット
    • ソース: シーケンス, si-kennsu 01 720 x 480 (1.2121), 29.97 fps, 下部, 00;05;46;04 48000 Hz, ステレオ
  • エフェクト
    • Lumitri Look / LUT: オフ
    • 画像オーバーレイ: オフ
    • 名前オーバーレイ: オフ
    • タイムコードオーバーレイ: オフ
    • タイムチューナー: オフ
  • ビデオ
    • 品質: 75
    • 幅: 720(固定)
    • 高さ: 480
    • フレームレート: 29.97
    • フィールドオーダー: 偶数から
    • 縦横比: ワイドスクリーン
    • テレビ方式: NTSC
    • 最大深度に合わせてレンダリング: オフ
    • ビットレートエンコーディング: VBR、1パス
    • 最小ビットレート(Mbps): 2.8
    • ターゲットビットレート(Mbps): 5
    • 最大ビットレート(Mbps): 7
    • GOP設定(Mフレーム): 3
    • GOP設定(Nフレーム): 15
  • オーディオ
    • オーディオ形式: MPEG
    • オーディオコーデック: MPEGオーディオ
    • サンプルレート: 48000 Hz
    • サンプルサイズ: 16 ビット
    • オーディオプレイヤー: MPEG1 レイヤー II オーディオ
    • オーディオモード: ステレオ
    • ビットレート (Kbps): 224
    • サイコアコースティックモデル: モデル2
    • デエンファシス: エンファシスなし(固定)
    • CRC を有効にする: オン(固定)
    • プライベートビットを設定: オフ(固定)
    • コピーライトビットを設定: オフ
    • オリジナルビットを設定: オフ
  • マルチプレクサー
    • マルチプレクス: なし
  • キャプション
    • 書き出しオプション: なし
    • ファイル形式: Scenarist クローズドキャプションファイル (.scc)
    • フレームレート: 29.97 fps ドロップフレーム
  • 最高レンダリング品質を使用: オフ
  • プレビューを使用: オフ
  • フレーム合成を使用: オフ
  • プロジェクトに読み込む: オフ
  • 開始タイムコードを設定: オフ
  • 予測ファイルサイズ: 215 MB

※今回、作成したのは、ワイド(16:9)の動画ですが、DVDはどちらにせよ、出力解像度としては、720x480固定です。

「キュー」をクリックすると、Adobe Media Encoderに、エンコードタスクが登録されます。

そうしたら、Media Encoder上で、再生(キューを開始)ボタンをクリックしてください。

これで、設定画面に表示されていたフォルダに、.m2v形式の映像ファイルと、.mpa形式のオーディオファイルが出力されます

※動画と音声が別ファイルになっていることに注意!.m2vだけでは、音が出ません!

Adobe Encore で .iso 形式ファイルを作る

続いて、Adobe Encore を起動します。

プロジェクトの作成

「新規プロジェクト」をクリックして、新規プロジェクトの作成を開始します。

設定が表示されるので、「名前」と「場所」を入力して、「オーダリングモード」に「DVD」、「テレビ方式」に「NTSC」を選択します。

※この時点で初期設定のAdobe Encoreでは、トランスコード設定が「コーデック: MPEG-2; 寸法: 720 x 480; フレームレート: 29.97; フィールド: 偶数フィールドから、オーディオトランスコード設定: Dolby Digital、オーディオ / ビデオの最大ビットレート: 8.0 Mbps」になっていました

動画とオーディオを読み込む

続いて、Premiere+Media Encoderを使って書き出した動画・音声ファイルを読み込みます。

※Adobe Dynamic Link で Premiere から直接読み込みたいのですが、プログレスバーが途中で止まってしまい、進まないので(バージョンの違い?)

メニューから、「ファイル>読み込み>タイムライン」を開いて、先ほど出力された、2つのファイル(.m2vと.mpa)を選択して(Ctrlを押しながらクリックで複数選択)、「開く」をクリックします(※オーディオファイルの形式「.mpa」は、設定によっては「.wav」など、別になる場合があります)

adobe-premiere-finalized-dvd-r-select-import-files

すると、タイムラインに、「ビデオ」と「オーディオ」が、タイムラインに表示されます。

adobe-premiere-finalized-dvd-r-imported-files-timeline

エンドアクションの設定

この時点で、「プロジェクト」タブに、以下の3つが登録されているはずです。

adobe-premiere-finalized-dvd-r-profile-tab

  • シーケンス(シーケンス 01)
  • 動画ファイル(シーケンス 01.m2v)
  • オーディオファイル(シーケンス 01.mpa)

ここで、どちらのファイルでもない、シーケンスをクリックして選択します。

その状態で、プロパティタブから、「エンドアクション」を「設定なし」から「停止」に変更します。

adobe-premiere-finalized-dvd-r-set-end-action

タイトルボタンの設定

また、同じように「ビルド」タブをクリックして選択した状態で、プロパティタブにある「タイトルボタン」を「設定なし」から「停止」に変更します。

adobe-premiere-finalized-dvd-r-set-title-button

※この「エンドアクション」と「タイトルボタン」の2つはどちらも、「設定なし」からそれ以外に変更すれば良いのですが、特に希望が無ければ「停止」でOK、という感じです。迷ったら「停止」で。

ビルド設定

そうしたら、もう一度ビルドタブに目を向けて、「形式」で「DVD」、「出力」で「DVDイメージ」を選択してください。

adobe-premiere-finalized-dvd-r-build-tab

また、「保存先」の「場所」の「参照」ボタンをクリックして、保存場所と、保存ファイル名(.iso)を設定してください。

プロジェクトをチェック

そこまでしたら、ビルドタブ右上の「プロジェクトをチェック」をクリックしてから「開始」をクリックして、「該当項目はありませんでした」と表示され、問題がないことを確認してください。

ビルド開始

ここまでで、Adobe Encoreでの設定は完了なので、isoファイルへの書き出しを実行するために、「ビルド」タブの「ビルド」ボタンをクリックしてください。

adobe-premiere-finalized-dvd-r-build

しばらく待つと、ファイルの書き込みが完了し、「DVDイメージへの書き込み完了」と表示されるので、「OK」で閉じてください。

ここまでで、.isoイメージファイルの完成です。

ImgBurnで.isoファイルをDVDへ焼く

後は簡単です、DVDドライブに、新品のDVD-Rを挿入して、ImgBurnを起動して、最初の画面で「Write image file to disc」をクリックしてください。

adobe-premiere-finalized-dvd-r-imgburn-write-image-file-to-disc

特に設定は必要ないので(デフォルトでファイナライズされる設定が選択されているため)、まず、Sourceのところにあるフォルダアイコンをクリックして、先ほど作成した、.isoファイルを選択してください。

そうしたら後は、左下にあるアイコンをクリックすると、DVDへの書き込みが開始されます

DVD完成

完全に終了すると、書き込み終了の音楽が鳴るので、DVDを取り出して、完成です。

再生テストを必ずしよう

これでDVDは一応作成完了です。

ただし、重要なイベントで使うDVDであれば、まず家にあるDVDプレイヤー(パソコン以外!)で確認しつつ、実際に再生する会場でも、リハーサルしましょう

DVDの互換性にまつわるトラブルをさけるために、リハーサルは大切です。また、縦横比の問題や、明るさの問題、画質の問題などは、実際の会場で確かめるのがベストです。

ではでは、無事再生できますように。

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