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メルカリを「iTunes」で検索してみると
iTunesカード「1500円分」が2500円で売買???
詳細ページには、次のように書かれています。
そのまま、「itunes カード 1500」が「2,500円」で販売されており、実際に「売れ切れました」となっていて、取引が成立しています。
他の例も紹介しておきます。
リンゴじゃない、そのまんまなカードの画像で、3000円分が4500円で。
よくわからない画像で、1500円分が4300円で。
なんかもうよく分からなくなってきます。
ただ、出品物名に、そのまま「iTunes カード」という言葉は入れないようです。
手数料計算をしてみる
メルカリは、売り上げの10%が手数料として徴収されるので、最初の例(2500円で販売)では、250円が手数料(メルカリ社の売り上げ)。
つまり、販売した人の売上金は、250円を減じて「2,250円」となります。
iTunesカード1,500円分は1,500円で簡単に購入できるので、これで(2,250-1,500)=750円が転売による利益となります。
つまり、手数料を除くと、1.5倍で電子マネーを転売している状態になります(正確には送料もかかるが、カードだけならかなり安い)。
どこでも簡単に手に入るものを転売して、1.5倍です。
メルカリ利用規約
利用規約や公式ガイドを見てみます。
iTunesカードは売買禁止
メルカリでは、まず、iTunesカードは売買が禁止されています。
禁止されている出品物
・オンラインギフト券(iTunesカード、Amazonギフト券など)
このiTunesカードの取引禁止は、競合アプリである「ラクマ」や「オタマート」でも、売買が禁じられています。
ですが、普通に「iTunes」で検索して、これだけ出品物が見つかります。
高額転売
また、価格を上乗せして販売する行為については、利用規約の禁止事項に、次の記述があります。
第8条 禁止事項
(34) 通常の経済的価値と著しくかい離した販売価格により商品を出品すること
「著しく」という部分の解釈が運営の判断次第と言えますが、明らかに1500円分のものが、1.5倍以上の価格で販売されている、というのはアウトなのかセーフなのか、どうなのでしょう。
買う人の謎
それにしても、謎なのは、コンビニですぐ買えるiTunesカードを、定価の1.5倍以上の価格で購入する人が、一体何者なのかという点です。
売る側からすれば、メルカリのその他の出品物と比べたら、やたらとうまい商売ですし、買う方は本当に損をしているはず、です。
現金では支払いしないはず
普通に購入していては大損なので、おそらく、現金やクレカなどからは支払っておらず、メルカリ内でしか使えない「売上金」もしくは「ポイント」で支払っているものと思われます。
売上金の現金化?
メルカリでは、何かを販売したときの「売上金」はアカウントに登録されます。
これをそのまま、「購入」に使うこともできますが、現金として受け取るには、銀行口座の登録が必要です。
現金が欲しいのであれば、銀行口座を登録すれば良いのですが、銀行口座を登録できない事情等、無理にでも間接的に現金化したい都合があるのかもしれません。
メルカリは年齢制限がないので、中高生が「登録する銀行口座がないけど、別にメルカリで買いたいものはない!」とか、あるかもしれません。
ポイントの現金化?
また、メルカリは、新しいユーザーを紹介すると、300ポイントが貰えます。
集めたポイント(有効期限あり)を、現金化するために、仕方なく利用しているのかもしれません。
※参考:メルカリの最高出品金額(出品額上限)は29万円です。
iTunesカードを現金に?
iTunesカードでもいい!というのならそれでおしまいです。
例えば、メルカリのポイントは集めたけれど、メルカリで買いたい物がさっぱり存在しない。でも、モンストには課金したい、とか。
そうではない場合、メルカリ内通貨(売上金・ポイント)を現金化しようとなると、もう1ステップ「iTunesカード→現金」が必要になります。
もちろん、金券ショップでも、そこそこの高額(ここはさすがに「原価を超える」という意味ではない)で現金化できそうです。
しかし今どきは、iTunesカードをネットオークションに流すのが大量のiTunesカードを現金化するワザのようです。
詐欺グループは被害者にギフト券を購入させた上でIDを電話で聞き出し、ネットオークションに出品して現金化している (引用元)
これは、毎日新聞の「ニセ電話詐欺 電子マネー手口が急増 通販ギフト券買わせネット競売でID現金化」というネット詐欺の記事です。
図書カードも
ちなみに、iTunesカード以外で特に気になるのは「図書カード」です。
そこそこ高額な「図書カード」が、定価を超える金額で売買されています。買い手が付いています。
4万円の図書カードを、4万4千円以上で購入したい購入者の事情って、いったいどんなものなのでしょう。
販売側にしても、手数料が4,422円引かれて、4万円を割り込んでしまい、さらにそこから配送料等も考えれば完全に赤字なのですが、無理矢理にでも現金化(orメルカリ内通貨化)したいという販売者なのでしょうか。
謎です。
しっかりと高額な手数料の入るメルカリの立場なら嬉しいのかも知れないのですが、買う人も売る人も、よくわかりません。
そもそも「リピーター割」とあるように、どんどん図書カードを出品する、そしてそれどころか、希望の金額分を次々、赤字で発送できる出品者、は何者なのでしょう。。。
不思議です。
その後
この記事が話題になったその後:メルカリに出品されていたiTunesカードは消えたのか+US版との比較
その他のメルカリ文化シリーズ
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