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Windows 10でファイルの中身検索(全文検索)を有効にする方法と注意点

Windows (485) Windows 10 (255) Windows-ファイル検索 (4)

Windowsでファイルを検索するときに、通常は、ファイル名についてのみ検索されます。そのため、「ファイルの中身にそのキーワードが入っているか」は検索対象になりません。今回は、この設定を切り替えて、ファイルの中身にキーワードが入っているかまで検索する検索方法(=全文検索する方法)を紹介します。

※後半で紹介しますが、「今までファイルの中身も検索できていると思っていた!でも実は検索できていなかった!」が発生しやすいUIなので、そのあたりも注意してください。

ファイルの中身を使った検索方法(全文検索する方法)

まず、普通に検索してみます。

今回は、「error」が含まれるファイルを検索したいのですが、「error」で検索しても、ファイル名に「error」が入っているファイルが無いため、「検索条件に一致する項目はありません」と表示されてしまいます。

windows-10-file-text-search-no-files

こんなときは、「検索ツール」を「検索>詳細オプション>インデックスが作成されていない場所」の「ファイル コンテンツ」にチェックを入れてみてください。

windows-10-file-text-search-contents-search

すると、ファイルの中身(本文)も検索対象に含まれて、検索結果が更新されます

windows-10-file-text-search-contents-search-results

ExcelやPowerPointなども

また、この全文検索機能では、Excel・PowerPoint・Wordなどの形式のファイルも、ファイルの中身を見て検索してくれます。

windows-10-file-text-search-contents-search-excel-powerpoint

「インデックスのオプション」について

実はこの全文検索機能は、「インデックスのオプション」で指定されているフォルダであれば、この設定をせずに、初めから利用可能です。

例えば、「ユーザー」フォルダ以下(マイドキュメントなどを含む)であれば、最初から有効です。

windows-10-file-text-search-indexing-settings

ここで設定されていないフォルダであっても、今回紹介した方法で設定を変更することで、全文検索(本文を含めた検索)ができるようになる、というわけです。

また、よく全文検索をしたいフォルダは、「変更」ボタンから追加しておくと、検索が高速になって便利です。

この設定画面は、検索中に「検索>検索オプション>インデックスが作成された場所の変更」から開くことができます。

windows-10-file-text-search-open-indexing-settings

UIの設計と注意点について

このように、インデックスが作成されている場所かどうかを意識しないと、検索結果に差が出る仕組みになっており、普段、全文検索が有効のフォルダばかり検索していると、それ以外の場所で「検索結果に一致する項目はありません」が表示された際に、「本文に入っているファイルもない」と誤解してしまいかねないUIとなっています(「本文も検索する」ボタンがここにあったり、「ここはインデックスが作成されていないフォルダです 詳しくはこちら」なんて書いてあれば違うのですが)

windows-10-file-text-search-no-files

今回の設定方法を知ると同時に、この誤解について、注意するようにしてください。

※このあたり、昔はいろいろ違ったようなぼんやりとした記憶。

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コメント(1)

  1. Ringochan
    2016年8月11日(木) 06:50

    ためになる情報をたくさんありがとうございます。Windows10 Anniversary Updateを入れた途端に以前使っていたキーワード表記が使えなくなったので、リサーチしていました。
    複数のキーワードを「OR」でつなげる場合、以前はスペース無しで「田中OR斉藤」で大丈夫だったのですが、アップデート以降は「田中 OR 斉藤」のようにスペースを入れないとだめです。ふと「もしかしてこれって自分だけ?」と思い検索さしたのですが、誰もこのことを指摘していないことが分かりました。些細な事なので、マイクロソフトに聞くことでもないかな?(汗)

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