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「最強の個体値計算 for ポケモンGO」人気の理由とよくある質問・エラー対策についてまとめ

iPhone (1653) ポケモンGO (386) ポケモンGO-個体値 (10)

ポケモンGOユーザーの間で、ポケモンの「個体値」を調べる際に利用されるツールが変わってきています。

以前は「SILPH ROAD」が個体値計算の代名詞的な定番サイトとして利用されていました。

そこからいろいろなアプリや類似サービスが公開される中で、持っている全てのポケモンの個体値を、一括で計算するアプリ「PokeIV」が注目されています(悪い意味でも)。

その一方で、着実に改良を重ねたアプリ「最強の個体値計算 for ポケモンGO」の人気が徐々に高まっています(現在バージョン2.1.0)。

AppStoreの無料iPhoneアプリ総合8位まで上昇してきているこのアプリについて、その人気の理由とよくある質問、エラー等についてまとめておきます。

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人気の個体値計算アプリ

リリース当初は、「海外サイトに飛ばすだけのアプリ」「ただの分度器アプリ」などと言われていましたが、最近のバージョンアップで機能や見栄えが大幅に改善され、人気が出て当然のアプリ、となっています。

人気の理由

その人気の理由は、

  • スクリーンショットを読み込んで1画面で個体値計算操作が解決する操作性
  • 充実した「ヘルプ」コンテンツ
  • ユーザーの声をすぐさまアプリに反映する開発姿勢

、このあたりにあると思われます。

特に、充実したヘルプコンテンツは、ユーザーにかなり優しく作り込まれており、iPhoneアプリ全体を見ても、ここまでヘルプが作り込まれたアプリはめずらしいと思います。

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個体値の意味をよく分かっていなかった人も、これらのコンテンツを読むことで、個体値の本当の意味や、個体値の計算結果に幅が発生する背景などを理解できてきているようです。

ほぼ全自動なツールが出てくるのが待たれる状態

手動という意味では、もうこの「最強の個体値計算 for ポケモンGO」が相当な使いやすさとなっています。

まだ改善の余地はもちろんありますが、これを大きく上回るには、スクリーンショットからトレーナーレベル以外をすべて自動で読み取ってくれて、個体値を計算するほぼ全自動のツールが必要になりそうです。

※APIを直接叩いて、全ポケモンの個体値を表示するという完全全自動ツール「PokeIV」は、ちょっとやりすぎた気がします。

追記:自動計算版「1秒個体値計算」リリース

同じアプリ作者による、「1秒個体値計算」がリリースされました。

よくある質問

前述のヘルプに書いてあることも多いのですが、よくある疑問点として、以下があります。

どうして個体値が範囲で表示されるの?

個体値は(特にレベルが低い場合は)、正確に計算することはできません。

これは、「このCPとHPになる個体値はどれかなー」という逆算をしているからです。

「SILPH ROAD」は、このあたりの不正確さをうやむやにして、えいやで平均値を表示することで、ずばりな数値を表示していました。

このアプリでは、それをより厳密に表示しようとするため、範囲表示になってしまう、というわけです。

他のアプリ・サイトと結果が違う

結果が違うように感じるのも、この「個体値を正確に計算できない問題」がひとつ大きな原因です。

また、ポケモンごとにあらかじめ定められている「基礎値」データに間違いがあるケースが考えられます(このアプリも、元データの間違いが原因の不具合がありました)。

CPレート100%なのに「かなり良い個体値」止まりで「ほぼ完璧な個体値」にならないのはどうして?

これも、個体値に幅があることが原因で(レベルが低い状態では特に)、CPレート100%と表示はするものの、個体値自体は低い可能性があるため、「ほぼ完璧な個体値」という一番上位の表現にはならないようになっています。

ヘルプをパソコンから読みたい

「最強の個体値計算 for ポケモンGO」のヘルプは、http://pokemongo.wp.xdomain.jp/から読むこともできます。

このブログページが、ヘルプの元データとなっています。

「vim(_ _)mer」って何?

このアプリの作者が昔から好きな、お気に入りの顔文字です。

vimというテキストエディタを使う人=vimmerを、顔文字化しています。全然ポケモンは関係ありません。

エラー・不具合対策

代表的なエラーは以下の通り。

「該当する個体値がありません」

「個体値計算をする」をタップして、次のエラーが表示される場合があります。

pokemon-go-saikyouno-kotaichi-keisan-app-not-found-error

該当する個体値がありません
もう一度入力内容をご確認ください
問題が解決しない場合は
・モンスター名・モンスターレベル・HP・CP
を「使い方掲示板」から報告してください

このエラーは、入力されたトレーナーレベル・ポケモンレベル・CP・HPの組合せに対応する個体値が見つからなかった、というエラーです。

もともと、CPやHPは、個体値を使って計算されます。

つまり、CPやHPから個体値を計算する、ということは、その逆の計算をすることになります(「このCPやHPになるのって、どんな個体値かなぁ」)。

しかしこの逆の計算をしてみたときに、「そんな数値になる個体値は1パターンもないよ」となってしまう場合があります。そのときにこのエラーが出ています。

そんな「1パターンもないよ」になってしまうのは、入力された数値が間違っていることが原因です(実はアプリの不具合の場合もある)

最も間違いやすいのが、「トレーナーレベル」で、その次に「ポケモンレベル(メーター読み取り)」です。

ここで、「トレーナーレベルなんて間違えるわけないじゃん」と思ってしまいがちなのですが、ここで入力するのは、「スクリーンショットを撮影した時点でのトレーナーレベル」でなければなりません。

なので、スクリーンショットを撮影した後にトレーナーがレベルアップしていたりすると、現在のトレーナーレベルを入れると間違いになってしまいます。

対策1

そこで、もっとも安定な対策は、「スクリーンショットを取り直すこと」と「現在のトレーナーレベルを入力する」です。

ひとまず、トレーナーレベルに現在のレベルを入力することを前提に、最新のスクリーンショットを撮影する、というのがもっとも簡単な対策です。

また、ポケモンレベルを表す白いメモリの読み違い、という大問題もあるのですが、これについては、慎重に操作して目盛りを合わせつつ、公式ヘルプでも紹介されているように、「ポケモンを入手した時点のポケモン(一度も強化していないポケモン)は、レベルが『整数値』で、絶対に.5がつかない」という法則を利用するのがポイントのようです。

対策2

そして、もう一つ気をつけて欲しいのが、目盛りを読み取るより「前に」、トレーナーレベルの設定をするという、順番を間違えない、ということです。

というのも、トレーナーレベルが変わると、目盛りの位置が変わってしまいます。正しいトレーナーレベルを入力する前に目盛りを読み取ってしまうと、それは全く違う値を読み取ったことになってしまうので注意してください。

「CPまたはHPが範囲外です」

もう一つ表示されるのが、次のエラーです。

pokemon-go-saikyouno-kotaichi-keisan-app-cp-hp-error

CPまたはHPが範囲外です
以下の項目をもう一度確認してください
・スクショ時のトーレーナーレベル
・画像のポケモンのレベル
・CPとHPが範囲内か
・ポケモンの種類が正しいか

CPやHPは、「トレーナーレベル・ポケモンレベル・ポケモンの種類・個体値」を使って計算されますが、「個体値」は不明なものの、「可能性のある範囲」は決まっています。

なので、CPやHPも、ありえる範囲を割り出すことができます。

その「ありえる範囲」ではないCPやHPが入力されているときに、このエラーが出ます。

ただし、CPやHPは、確認すればまずミスすることはありません。やはりこちらのエラーでもミスしがちなのは、そもそも「ありえる範囲」を計算するのに使われた「トレーナーレベル」や「ポケモンレベル」の間違いです。

対策1

実は、CPやHPが空欄(未入力)状態でも、この「範囲外」エラーが出るようになっています。

最新版では、CPやHPを選択すると、入力値が自動でクリア(消去)されてしまうため、余計にHPやCPをタップしてしまうと、入力値が消えてしまいます。

入力値がちゃんと入っている状態かを確認してみてください。

CPの数値だけ変えて、「おかしいなー」と思っていたところ、実は「HPが入ってないじゃないか」なんてことがあります。

対策2

入力されていることが確認できた際は、一つ前のエラーの対策同様、スクリーンショットを取り直して、最新のスクリーンショットを使うようにして、現在のトレーナーレベルを入力しつつ、目盛りの読み取りを慎重に行う、という方法を試してみてください。

対策してもエラーが出る場合は

これらの対策をはじめ、いろいろな対策を行っても解決しない場合は、アプリの不具合の可能性があります。

アプリのヘルプ内にある掲示板に、問題が発生している数値パターンを書き込むようにしてみてください。

以前から、特定のポケモンのデータが間違っていることが原因で、個体値の計算に失敗する不具合が発生しています(順次修正されてはいますが、まだ残っている可能性があります)。

ひとこと

ポケモンGO関連アプリが続々とリリースされる中で、アプリの人気が次々移っていくのを観測するのは、いろいろと参考になる点が多いです。

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