情報科学屋さんを目指す人のメモ

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「『今日地震が来る』『今日本当に地震くるの?』と言っている人が多いのはどうして?」について(2016年11月23日、南海トラフ地震予言)

地震 (50)

本日(11月23日)、「今日、南海トラフ大地震が来る」といった、地震予知のような発言や、地震予知に対する反応のような「今日本当に地震が来るの?」といった発言が、TwitterやLINEなどで大量に発生しています。

これらに対して、「今日地震が来るっていう話があるの?」「噂って何?」「何か南海トラフの情報が出ているの?」「昨日の地震と関係しているの?」などが気になって、また発言する、という行動が広まっています。

どうしてこんなに「今日地震が起こる」という話になっているのかについて、実際の発言例とともに、その発端について簡単に説明します。

「今日地震が来るって本当?」系の発言

現在Twitter上では、「今日」「地震」を含む、多数の投稿が見つかります。

これらは非常に断片的で、これを見た人がまた「今日地震来るの?」と疑問に思ってしまい、次々連鎖的に広がってしまっています。

この話の広まりは、検索候補の表示にまで現れています:

jishin-nankai-torafu-2016-11-23-google

噂の存在

その中には、「噂がある」などと、「噂」の存在に言及している発言が多数あります。

親世代も広める噂

次のように、小学生や中学生含め、高校生以下に意識が行き、確かにそれらが多い様子です。

しかし現実、「親が言ってた」「お母さんに言われた」のような発言も多く、年齢問わず広まっており、かつ、広める側にもなっている様子が分かります。

噂の発端は「予言」

これらの噂の発端になっているのは、気象庁の発表でも、地震予知・地震予測研究の成果でもなく、それらの科学的根拠のない「予言」です。

この予言では、11月23日が、特定の条件(水曜日の祝日・魔の水曜日)を満たす日であり、その日に日本列島が分裂するなどと予言されており、そこから「南海トラフ大地震が2016年11月23日に起こるという予言がある」などの噂と形を変え、現在広まっています。

となると、残されるのは「予言をしている人物を信じるのか」という話になってきますが、信じるかどうかを考えたいのであれば、「過去に当てたことがある」がポイントになってきます。信じるかどうか考えたい人はその際、「数打てば当たる」は誰でもできる(大量に予言すればそりゃ当たる)ので、まず気をつけてください。そのパターンを除いて別に信じるとすれば、統計的に確かに予言できているかどうかを見る(大ざっぱに言って、的中率を見る)ということになります。このあたりを意識した上で、信じるかどうかを考えてください(このあたりを考えずに信じるケースが多いため、周りからの「評判」はなかなか役に立てにくいと思います)

ちなみに、日本ではたくさんの人が日々地震を予言しています。それらの人が、みんなで根拠なく、適当な日付について地震発生を予言したとしても、意外と高い確率で「誰かしら当たる」現象が発生します。そのようなパターンにも注意してください。

気象庁やNHKから

気象庁は、このような具体的な日付が指定された地震予知(今回は予言)について、以下の通り警戒するように述べています。

○月×日に□□地方で大きな地震があると聞きましたが、どうでしょうか?

現在の科学技術では、時期・場所・地震の規模を特定した地震予知ができる可能性があるのは、唯一東海地震のみです。

これは東海地震が100~150年という比較的短い間隔で歴史的に繰り返されてきたこと、発生の原因がかなり解明されていること、発生場所が陸域の地下を広く含むため観測体制が整えやすいこと等の条件が重なっているためです。

他の地震については、残念ながら現在のところ予知をすることはできません。

以上により、東海地震以外で日時と場所を特定した地震を予知する情報はデマと考えられます。なお、東海地震については、その発生が予想されるような現象を観測した場合、気象庁から情報を発表します。

お聞きになった情報で心配される必要はありませんが、日本は地震国であり、地震が起こらない場所はないと言っても過言ではありません。日ごろから地震に対する備えをお願いいたします。 引用元

また今回の予言についてはNHKも、次の通り、注意を促しています。

デマ関連のツイートは、 @did2line もおすすめなので、フォローしてみてください。

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