情報科学屋さんを目指す人のメモ

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「大分県で震度5強の地震発生」から連想された「地震雲が当たった」系ツイートの傾向について

地震 (54) 地震雲 (17)

2017年6月1日23時27分ごろ、豊後水道を震源とする強い地震が発生し、大分県南部で震度5強が観測されました。現在その地震について言及するツイートが急増していますが、「地震雲」に関連付けるツイートが増えていることに気が付きました

それらに目を通しているうちに、「地震雲の発生場所と、地震の発生場所が離れていても気にしない」という、今まであまり気が付かなかった、意外な傾向が気になりました。

この点について。

大分で最大震度5強の地震が発生

豊後水道を震源とする強い地震がありました。大分県佐伯市にて、震度5強が観測されています。

「地震雲」についてのツイートが急増

これに呼応する形で、地震雲に関連するツイートが増えていました。

イメージ通り、「地震雲が出てたのはこの地震だったか」のような、今日以前に見た雲と地震とを結びつけるツイートがとても多くありました。

滋賀県や静岡県の雲ですら九州の地震と関連付ける人が多い様子

それらに目を通していて、「あれ?」と引っ掛かるところがありました。それは、どうも、大分やその近辺(九州)で見た雲のことを「地震雲」と言っているわけじゃなさそうだぞ、というところです。

最も多かったのは、「滋賀の地震雲」の話です:

その他、京都・静岡の雲と関連付ける声もあります:

時間軸方向のズレに対して寛容な傾向は以前から

この「位置のずれをあまり気にしない」という傾向より以前からよく分かっていたのは、「時間のずれを気にしない」という特徴でした。つまり、「最近」であればそれが当日であろうが1週間前であろうが、「最近地震雲が出ていたのはこの地震か」とスムーズに結びつけることが多い、という特徴です。

それはある程度予想が付く傾向なのですが、滋賀県の雲と大分県の地震がこうも容易に結びつけられてしまうものなのか、という点には驚きました。

「地震雲」に対して、自分の感覚とはだいぶ異なる解釈がなされているのかもしれません。「地震雲を見たと話題になっていた」+「地震があった」→「地震雲は本当だ」という流れに「場所が遠いから関係なさそう」という力はそこまで働かないのかもしれない、と。

ひとこと

人が物事をどう認識/理解/学習するのかを考える題材として、地震雲はとても考え甲斐がある気がしています。

関連

「地震雲って本当なの?」系についてはこちら:

「本当/ウソ」という単純な2択しか受け入れない場合、気象庁公式の言い回しはなかなか難しいのが問題(例:「地震の影響を受ける科学的なメカニズムは説明できていません」)。厳密かつ適切な範囲で、もう少しライトな言い回しの公式文章が欲しい。。。

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