情報科学屋さんを目指す人のメモ

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「違う地域/自治体のエリアメールが届いたのはどうして?」について

エリアメール (15) 台風 (9) 緊急地震速報 (11) 緊急速報メール (14)

2017年10月22日、台風21号に対する避難勧告や避難指示の情報がエリアメールで配信されています。これに関して、「エリアメールで、自分の住んでいる場所とは違う地域・自治体の災害・避難情報(緊急地震速報)が届いた」との声が増えています。

この「エリアメール/緊急速報メールの配信先地域」に関する疑問について、関連情報を紹介します。

エリアメールの配信の仕組み概要

エリアメールは、「登録している誰々」という「人」に対して送信されるものではなく、「地域」に対して送信されます。

なので、「渋谷区」宛てのように送信されます。

違う地域宛のエリアメールが届く?

現在受信されているエリアメールに関して、

  • どうして隣の地域宛てのエリアメールが届くんだろう
  • となりの市のエリアメールが届く
  • 自分に関係のない地域の避難情報は来ないで欲しい

などの声が増えています。

夜中に何度も大音量のエリアメール着信音が鳴れば、そう思うのも当然かもしれません。

宛先は「基地局」

エリアメールの「地域宛てに送信」する仕組みでは、GPSやWi-Fiなどを利用したいわゆる「位置情報」は使われません。また、契約者・利用者の登録住所情報なども使われません。

ごく単純に「この基地局(電波塔みたいな)に送信しよう(この基地局からばらまこう)」という「配信基地局」を指定する形で送信されます。

「この基地局は渋谷区だから、渋谷区宛のメッセージは、この基地局に送信しよう」といった具合です(※自治体の職員が直接基地局を選ぶわけではなく、職員は地域を指定して、そこから自動的に対応する基地局が選び出されるイメージ)

基地局の近くにいた人に届く

すると、その基地局から電波を受信していたiPhone・Androidスマートフォン全てにその情報がエリアメールとして受信されます

このような、「基地局宛送信」の仕組みを使って、エリアメールは大量の利用者に同じメッセージを届けることに成功しています。

メールアドレスの登録などは一切不要ですし、通勤・通学・旅行中の人なども、事前の登録なしに、配信のタイミングでその地域に居るだけで、受信することができます

隣の地域に届いてしまうことも

しかしその基地局から発せられている電波は、隣のエリアでも受信できる可能性(電波が届く可能性)があります。隣どころか、より離れている(と感じる)地域にも届いてしまうかもしれません。

そういった場合は、本来意図した送信先地域とは別の地域の人にも、エリアメールが届いてしまうことになります

まずこれが「どうして隣の地域のが届いちゃうんだろう」の原因の一つと考えられます。

また、スマートフォンが複数の基地局から電波を受信している場合は、複数地域宛の同じ内容のメッセージが重複して届く場合もあります(以前大阪で行われた訓練で、とても多く発生していました)

エリア設定が情報に対して広く設定されている場合

またもう一つの理由としては、エリアメールの送信先地域の指定が、その配信内容より広く設定されている(または狭く設定できない)場合が考えられます。

配信地域をある程度調整することはできますが、ものすごく細かく設定できるわけではありません。そのため、ピンポイントな情報を出そうとした場合は(川の○○側、ガケの近く、など)、仕方なく配信範囲が広くなってしまう場合があります。

ただ、少し広い地域の人に「あの地域は危ないよ」と伝えておくことで、これからむやみに近づかないようにアナウンスする効果や、近くだから今後避難情報があなたの地域にも行くかもしれないよ、という準備させる効果を狙っている可能性も考えられそうです(このあたりは調べても正確な指定可能範囲の雰囲気は掴めませんでした)

対応策としては音量調整やオフも

このようないろいろな理由から、「自分とは違う地域のエリアメールが届いた」ということは発生します。

これがすごく厄介で、夜中になったら困る、といった場合は、音量を小さくする方法や、そもそも無効にする方法などもあるので、利用を検討してください。

参考

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