情報科学屋さんを目指す人のメモ

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GitHub Proの解約方法と注意点(無料版プライベートリポジトリの制限について)

GitHub (3)

2019年1月8日現在、GitHubの無料ユーザーでもプライベートリポジトリが使えるようになったことが話題となっています。プライベートリポジトリを作る目的で有料アカウントを利用していたGitHubユーザーにとっては「解約しても問題なさそう」「有料契約を続ける意味がなくなった」との声も出始めています。

そこで実際私もGitHubの有料契約を解約してみたので、その手順と、「プライベートリポジトリが使えるようになった」とはいうものの、実は制限があるので、その注意点を紹介します(一部のユーザーの中には「プライベートレポジトリで使えなくなるのは共同作業者が3人までのところだけでしょ?」という誤解があるようなので)。

有料版プライベートリポジトリと無料版プライベートリポジトリとの違いに注意

確かに無料版でもプライベートリポジトリを使えるようになりました。しかし、実は両者には違いがあります。

料金表(機能比較表)を見比べると、「Free」プランの中に「Public repositories」と書かれている項目があります。

そしてポイントとなるのが、「Proプラン(有料)」であれば「✓(使える)」と書かれているものの、「Freeプラン(無料)」では「Public repositories(Publicリポジトリでなら使える=Privateリポジトリでは使えない)」と書いてある、以下の部分です:

  • Protected branches (Free: Public repositories / Pro: ✓)
  • Code owners (Free: Public repositories / Pro: ✓)
  • Pages & Wikis (Free: Public repositories / Pro: ✓)
  • Repository Insights (Free: Public repositories / Pro: ✓)
  • Collaborators for private repositories (Free: Up to 3 / Pro: Unlimited)

これらの箇所が、h無料版プライベートリポジトリでは利用できない機能となります。

重要な部分としては、「Pages & Wikis」という項目があり、Wiki機能が利用できなくなります。

また、なんとなく眺めるだけでも楽しいリポジトリの統計情報が閲覧できる「Repository Insights(Insightsタブ)」も、プライベートリポジトリから消えてしまいます。

加えて「Collaborators for private repositories(プライベートレポジトリに設定できる共同作業者)」のところが「Up to 3(3人まで)」「Unlimited(無制限)」という違いもあります。

解約手順

いざ解約するにはまずGitHubにログインして画面右上に表示される自分のアイコンをクリックして「Settings」を開きます

そして「Billing」タブを開くと、そこに「Plan」として「GitHub Pro」と書かれていると思います。しかしその表示からは解約できず、その「Billing」タブを一番下までスクロールしてみてください

すると「Downgrade your plan」という赤字の囲みが表示されているので、「Downgrade to Free」ボタンをクリックします:

If you downgrade, you’ll lose access to advanced code review tools in your private repositories.
Need to talk to someone? Contact us—we’d love to help.

引用元

すると次の通り、今月末まではProの機能が利用できるものの、その後無制限の共同作業者や高機能なレビューツールがプライベートレポジトリでは使えなくなりますよ、ということと、ただプライベートリポジトリ自体は今まで通りアクセスすることができますよ、ということが表示されます。これに対して「I understand. Continue with downgrade.」をクリックして、解約完了です。

Are you sure you want to downgrade from GitHub Pro to GitHub Free?
○○○○ will have access to Pro until January 30, 2019

On this date:

You will no longer have access to unlimited collaborators or advanced code review tools in private repositories.
You will still have access to unlimited private repositories.

引用元

「The plan change was successful. @did2 will be updated to the free monthly plan.」という確認通知と、Planの表示が「GitHub Pro (downgrade pending) – Pro tools for developers with advanced requirements」と切り替わり、解約手続きが完了し、来月から課金されないことが分かります。

(PrivateリポジトリのWikiタブがどのように表示されるように切り替わるのか実験してみようかと思ったのですが、どうやら2月までお預けとなってしまいました)

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