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Gmailからメールを送信して返信が来ないと思っていたら、MacBookの「メッセージ」に返信が届いていました。Gmailから送ったメールの返信がMacBookに届いてしまい、Gmailに返信が来なくなってしまってかなり困惑したので、分かったことをメモしておきます。
目次
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症状
(Windows PCの)Google Chrome上のGmailから、メールを送信しました。しかし、いつまでたっても返信は来ませんでした。
その後MacBookを開いてみると、MacBookの「メッセージ」というアプリにそのメールの返信が届いていました。
つまり、Gmailでやりとりするはずが、いきなり「メッセージ」アプリにそのやりとりを横取りされてしまった形です。
また、Gmailの受信箱には何もありませんでした。
iMessage
メッセージには「iMessage」と書かれており、iMessageという形式で届いていることがわかりました(メールではないということ)。これがポイントです。
仕組み - 何が起こったのか
送信したGmailのアドレスはApple IDに登録しており、iMessageを利用する設定にしていました。これが原因だったのですが、まさか返信がどっかへ行ってしまうものだとは思いませんでした。
まず大前提として、このiMessageへの登録により、「Apple ID」と「Gmailアドレス」の対応関係がApple側に保存されます。この情報を利用して、「メッセージ」アプリは動作するようです。
相手がメールをiPhoneの「メッセージ」で受信すると
iMessageを利用できるアプリ「メッセージ」はiPhone/iPad/Macなどで利用できるのですが、今回送信したメールを受信したのがたまたまiPhoneユーザで、その「メッセージ」を利用してメールを受信したようです。
すると、メッセージアプリ側で、そのメールアドレスに対応づけられたApple IDがないか検索され、見つかった場合は、返信を「メールアドレス宛のメール」ではなく、「Apple ID宛のiMessage」として送信するようなのです。
ここでのポイントは、あくまでこのメールアドレス→Apple IDの実質的な変換をメッセージアプリ(のサーバ)側で行っていると言うことです。これにより、表面上は「メールアドレス宛のiMessage」というものが実現しています。つまり、「AppleがGmailの受信BOXをチェックして返信をiMessageに変換して表示してくれた」などというわけではないようなのです。ですから、iMessageとして返信されてしまうと、Gmailの受信箱には何も残っていなかったわけです。
Gmailじゃなくてもなんでもできる
したがって、Gmailの機能や認証システムを何も使っていないため、Gmailでなくても、Yahoo!メールでも問題なく利用できます。
iMessageで受信する設定を解除する方法
この状態を解除するためには、「Gmailのアドレス」から「Apple ID」への変換を行わないように設定すればよいわけです。
手順
まず、Macの「メッセージ」を起動し、「メッセージ>環境設定」を開いて、「アカウント」タブを表示します。ここに「Apple ID」が表示されているので、「このアカウントを有効にする」のチェックを外します。これで設定完了です。
設定後
設定後、改めてメールを送信すると、受信側の「メッセージ」アプリには新規スレッドが作成され、iMessageを使う以前のように、普通にメールを使って送受信できるようになります。
感想
何が起こっているのかよく分からずびっくりしましたが、なんだか楽しい体験でした。仕組みについては、挙動を考えて推定しています。
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2013年11月11日(月) 17:30
シュプリーム 楽天