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Windows Updateが実施されると、突然「再起動までの時間」と表示されて、しばらくすると再起動してしまいます。そもそもそれが嫌なら自動更新の設定をOFFにすればいい、というのもあるのですが、「今まさに「再起動までの時間」が表示されてしまったけど、それどころじゃないから黙ってろ、あとで手動で再起動するから!」という人向けに、どうすれば自動再起動を中止できるかをメモしておきます。
目次
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Windows Updateの自動再起動を知らせるポップアップ
Windows 7では、自動でWindows Updateが実行されると、こんなポップアップが表示されます。
重要な更新プログラムのインストールを完了するためにコンピューターを再起動してください。
Windows は、重要なファイルとサービスがシステムによって使用されている間は、これらを更新できません。再起動する前にファイルを保存してください。
再起動までの時間:13分35秒
後で通知する:4時間
このポップアップでは、自動再起動を延期できても4時間が限界です。4時間後に気が付かないと、しばらくして(デフォルトで15分)自動再起動してしまいます。
コマンドから「Windows Update」のサービスを停止して自動再起動を黙らせる
この自動再起動を無限に延期させるためには、Windows Updateのサービスを停止させてしまえば良く、GUIからもできますが、コマンドプロンプト(管理者権限で起動)から、次のコマンドを実行することで、簡単に目的のサービスを停止できます。
C:\Users\user>net stop "windows update"
Windows Update サービスを停止中です。
Windows Update サービスは正常に停止されました。
これだけです。これで、「再起動まであと」という通知に必死になって反応せずに済んで目の前の作業に集中することができますし、PCを付けたまま4時間以上眠っても大丈夫です。ちなみに、再起動すると、このコマンドの効力は切れ、元の設定通りの動作に戻ります。
補足情報
以下、おまけ情報です。
補足:GUIからは?
GUIでも特に難しくはなくて、「サービス」を開いて(Win7なら、スタートボタンのあとに「サービス」とでも入力すればすぐ見つかります)、サービスの一覧の中から「Windows Update」を見つけて、「右クリック>停止」を実行するだけです。
タスクマネージャからもできますが、この場合は若干わかりにくくて、停止すべきなのは「wuauserv」です(プロセスとしてはsvchost.exe -k netsvcs)。サービスタブでwuauservを「右クリック>サービスの停止」で、OKです。
補足:自動再起動を禁止するには
「ログインしてる最中なのに自動再起動とかやめてくれ」という場合は、「グループポリシーの編集」を開いて(スタートボタンのあとに「グループ」と入力すればすぐ見つかります)、「ローカルコンピューターポリシー>コンピューターの構成>管理用テンプレート>Windowsコンポーネント>Windows Update」を開き、その中にある「スケジュールされた自動更新のインストールで、ログオンしているユーザーがいる場合には自動的に再起動しない」を右クリックして、「フィルター有効」にすればOKです(参考:How To Disable Restart Your Computer To Finish Installing Important Updates Prompt -)
補足:そもそも自動更新を禁止するには
自動再起動を禁止できればそれでだいたいOKだと思うのですが、自動更新自体を禁止したい場合は、「自動更新の有効化または無効化」を開いて(スタートボタンの後に「自動更新」と入力すればすぐ見つかります)、「重要な更新プログラム」のところで「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」以外を選択すると、自動インストールされなくなります。自動再起動が嫌、というだけなら単純に「自動再起動の禁止」だけでいいかな、と思います。
ここで「更新プログラムをダウンロードするが、インストールを行うかどうかは選択する」にすると、シャットダウン時にインストールされるようになるので、自動再起動の禁止と似た状態になります。
補足:猶予時間が短い!という場合は
デフォルトでは、ポップアップが表示されてから15分で再起動してしまいます。
この時間の設定は、これまた「グループポリシーの編集」の「ローカルコンピューターポリシー>コンピューターの構成>管理用テンプレート>Windowsコンポーネント>Windows Update」から変更できます。「スケジュールされたインストールの再起動を遅らせる」を右クリックして「編集」をクリックし、「未構成」から「有効」に変更して、オプションにある再起動(分)に好きな数字を入力して「OK」を選択します。※ただし、「30分」が設定の上限のようです
補足:netコマンド
今回使ったnetコマンドはの構文は、次の通りです。
NET [ ACCOUNTS | COMPUTER | CONFIG | CONTINUE | FILE | GROUP | HELP | HELPMSG | LOCALGROUP | PAUSE | SESSION | SHARE | START | STATISTICS | STOP | TIME | USE | USER | VIEW ]
ただ、この構文は不完全なので、例えば「net start」の構文を知りたければ「net stat /?」を実行してください。といっても構文しか表示されず意味は分からないので、そのあたりは追加でぐぐってください。
補足:英語の場合のポップアップメッセージ
英語の場合のエラーメッセージはこちら。海外の情報を検索するときに使ってください。
Restart your computer to finish installing important updates
Windows can't update important files and services while the system is using them. Make sure to save your files before restarting.
Remind me in: 10 minnutes
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コメント(4)
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『初めてのNTFS代替データストリームとstreamsの出力について』 OLD >>
2013年7月11日(木) 08:58
どうもありがとうございました。4時間に設定しても、突然再起動することがあって、作成中の仕事が失われたことがあります。
一番目の
C:\Users\user>net stop “windows update”
はスタート⇒実行…から行ってみましたが、反応があまりにも早く、実行できたかどうか分かりません。コマンドプロンプトからすればよいですね。コマンドプロンプトから実行したら、システムエラー5とのメッセージがあって、それはすでに実行されているからか、他の問題があったからかわからず、スタート⇒実行…services.mscからWindows Updateを停止しました。
そもそも停止したいですが、「グループポリシーの編集」が見つかりません。
しかし今日は安心して仕事ができますので、どうもありがとうございます。
2013年7月15日(月) 11:07
>武本Timothyさん
Windows 7以降なら、本文に書いてあるとおり、スタートボタンをクリックして「プログラムとファイルの検索」に「グループ」と入力すれば、「グループポリシーの編集」が検索結果が表示されるはずです。
ファイル名を指定して実行からなら、「mmc gpedit.msc」で開けると思います。
2014年3月2日(日) 09:10
>武本Timothyさん
こんにちは。
ご使用のOSがHomePremiumやそれ以下のエディションな場合、
残念なのですがグループポリシーエディタは含まれていない構成になってしまっています。
どうしてもこの設定の利用が重要な場合ですと、
Windows7 Ultimet、またはサーバーOSでの利用が必要になってしまいます。。
OSの変更までは…との場合ですと、
エディション的に(OSの機能でやれる方法では)自動Update自体をOFFにする方法しかないようです。
ご希望のセッティングに遠い対処方法のお話になってしまったかもしれませんが、
状況に合わせてご検討されてみてはいかがでしょうか。
2014年3月2日(日) 09:19
武本timothyさん、did2さん、大変失礼致しました。
投稿後ですが誤記に気付きました…。
下記の通り訂正をさせて頂きます。
誤>
どうしてもこの設定の利用が重要な場合ですと、
Windows7 Ultimet、またはサーバーOSでの利用が必要になってしまいます。。
正>
どうしてもこの設定の利用が重要な場合ですと、
Windows7 Professional、Ultimet、またはサーバーOS(Enterprise)での利用が必要になってしまいます。。
詳しくはWikipedia内、
Microsoft Windows7のエディションの章にてグループポリシーを含めた対応について比較表が掲示されています。
よろしければご覧下さい。
Microsoft Windows 7 – Wikipedia http://p.tl/zL1f