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本日より、LINE起動時に、「パスワード変更とPINコード設定のお願い」が表示されるようになりました。これについて。
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起動時に表示されるメッセージ
本日から、LINEを起動すると(初回)、次のメッセージが表示されるようになっています。
パスワード変更とPINコード設定のお願い
セキュリティ強化にご協力くださいLINEへの不正ログイン(乗っ取り)について、皆さんのご協力により、被害に関する問い合わせも減少してきています。
さらに被害を減らしていくため、パスワード変更及びPINコード(4桁の暗証番号)登録がまだの方は必ず設定をお願いいたします。
また、LINEへの不正ログインにより、LINEを通じて友だちに電子マネーの購入を持ちかけられる詐欺被害も発生しています。ご購入前に本当に本人からのトークであるかをご確認ください。
引き続き、LINEの不正ログイン、電子マネーの振り込め詐欺にご注意ください。
指示通り、パスワードの変更(他のサービスと同じものにしない)と、PINコードを設定するようにしてください。
まだ乗っ取り被害は続いている
まず、この文章でわかることは、乗っ取り被害が未だに継続しているという点です。
ここまで、大きなシステム上の対策としては「PCからのログインに認証番号による本人確認が必要になった変更」と「PINコード導入」がありました。また、「お知らせ」画面や(お知らせを開いた人だけが読める)、「公式ブログ」でのアナウンス(ブログをチェックする人だけが読める)、「公式Twitter」でのアナウンス(Twitterを使っていて、公式をチェックしていないと読めない)という周知活動をしていました。他にもLINEの公式アカウントでのアナウンスもありましたが、それもLINEで友だち登録していなければ届きません。
これらの対策の効果が不十分だったようです(PINコード導入は、パスワードを変更してくれない人に対しても一定の効果があるが、それでも限界があることは間違いない一方で、全く想定外の不正ログインが発生している可能性も)。
はじめからメッセージを表示すればよかったのに
今回、ようやくパスワードの変更のお願いを、強制的に表示するようになりました。
今までのアナウンス方法は、お知らせを読みに来た人にしか届かない方法ばかりでした。
その結果、パスワードをちゃんと変更してくれる人が十分でなく、そのような作業をしてくれない人に対しても効果が出る「PINコードの導入」が行われたわけです。
PINコードを導入する前に、とりあえず今回のような「パスワードの変更のお願いの強制表示」をやれば、被害を減らすことができたはずなのに、と思わずにはいられません。
今回の表示で、この問題が起こっていることを知ったユーザーも多いことでしょう。
それでもパスワードリセットはやらない
ただ、本来はもっと強力な方法として、「パスワードリセット」があります。
強制的にパスワードをリセットして、メールアドレスを送信して再設定を強制する方法で、よく行われます。
LINEの場合は、結局ここまでそのパスワードリセットは実施せず、今回のお知らせの強制表示がやっとのようです。
パスワードリセットは、確かに登録済みのメールアドレスが既に受け取れない状態になっていた場合、パスワードを変更できず、ログインできなくなってしまう可能性が出てしまいます。このあたりを避けたいのかと思うのですが、ここまで話題になって被害が増えてしまったのなら、パスワードリセットもやむを得ないのでは、と思ってしまいます。
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