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Buffalo製の無線LANルータを使っていて、極々まれに、端末のWi-FiをONにしても、Wi-Fiがつながらない状態になることがあります。このとき、今までは「DHCPが動かなくなっちゃったのかな?」となんとなく判断してルーターを再起動して終わり、としていたのですが、今回、Buffaloのルーターのログや通信内容を確認して、最終的に詳細までは分かりませんでしたが(結局ルーターの再起動で解決してしまいましたが)、その原因について少し調べてみました。その内容についてメモしておきます。
目次
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Wi-Fiがつながらない!
帰宅すると自動的にiPhoneがWi-Fiに(無線LANルータに)接続するはずなのですが、Wi-Fiに接続できていませんでした。
iPhoneのWi-FiはONなのに!
iPhone(iPhone 6)のWi-Fiはたしかに「オン」です。しかし、画面上部のバーに、Wi-Fiマークが表示されていません(接続できていない)。
そこで設定>Wi-Fiの表示を確認してみると、接続先として、我が家の無線LANルータのSSIDが表示されているのですが、隣で読み込み中のマークがぐるぐるしたままになっています。
また、別のiPhone(iPhone 5s)で試してみても、状況は同じです。
詳細を見ると、「IPアドレス」「サブネットマスク」などが空白で、DHCPが動作できていないことが疑われます。また、場合によっては「IPアドレス」に「169.254.39.10」が、「サブネットマスク」に「255.255.0.0」が表示されますが、これは正しく取得できたIPアドレスではなく、デフォルト値のようなものだと思われます(Windowsでもこんなのがあったはず)。
AndroidのWi-FiもONなのに!
さらに、Android(Xperia Z2)のWi-Fiも試してみました。
すると、こちらもWi-FiをONにしても、つながってくれません。
ちゃんと無線LANルーターを認識して、接続しているSSIDは表示されるのですが、通信できないままです。
こちらもステータスバーにWi-Fiの電波マークは表示されません。
こちらについても設定>Wi-Fiの中身を確認してみると、こちらは「IPアドレスを取得中…」の表示で止まってしまっています。
でもノートPCは通信できている!
しかしこのとき実は、ノートPCは普通にWi-Fiでインターネットにつながっています。
というのも、このノートPCは、ずっと接続したままになっていたのです。
※ちなみにこのとき、有線LANも普通に通信できています。
新規接続ができない
つまり、一度接続に成功している端末が通信不能になるのではなく、新規に接続できない症状ではないか、と考えられます。
ルーターのログを見る
利用中のルーターはBuffaloのWHR-HP-AMPG(Ver.1.43 (R1.03))です。
ログインして、「ログ情報」を見てみると、次のエラーが並んでいました。
日付時刻 種類 ログ内容
2015/01/24 00:00:00 WIRELESS wl1: 11g Associated User - 30:a8:xx:xx:xx:xx
2015/01/24 00:00:00 WIRELESS wl1: 11g DisAssociated (rcvd. station leaving..) User - 30:a8:xx:xx:xx:xx
「AirStation Proのログの内容を知りたい | BUFFALO バッファロー」によると、Associatedは、アクセスポイント(無線LANルータ)との接続開始(まだインターネットにはつながらない)を表しており、DisAssociatedは、「クライアントがアクセスポイント(無線LANルータ)との通信を切断した」ことを表しているようです。
また、DisAssociatedの直後の括弧の中身が、切断の理由だそうで、今回の「rcvd. station leaving..」は、「他のアクセスポイントへ移動した場合、または無線パソコン側から無線接続を切る場合が考えられます」という意味だそうです。あまりヒントになりません。
Associatedが頻繁に繰り返される場合は「 電波が不安定などの理由で接続と切断を繰り返している」とも書かれていますが、これまた原因究明にはつながりません。
やたらある「Request comein from」
このログが繰り返される直前には、次のログがたくさん並んでいました。それも、1時間に10回くらいの頻度で26個も。
DHCPS Request comein from T430s(len:5)
通信内容を確認する
ややこしいのでモバイルデータ通信(3G・4G・LTEなどWi-Fiじゃないほう)をオフにして、Wi-FiのみをONにした上で、通信状況を調べました。
ここで分かったのは、確かに無線LANルータとの認証は通っていて、ルーターとの通信や、ルーターにつながっている他のパソコンとの通信は成立している、ということです。他のPCからのブロードキャストが届いているので。
しかし、「DHCP Discover」メッセージを、何度もブロードキャストしているにも関わらず、無線LANルータからの返答がないことがわかりました。
本来なら、DHCPサーバーである無線LANルータが、「DHCP Discover」メッセージを受け取って「DHCP Offer」メッセージを返信してくれる(ブロードキャストしてくれる)はずです。
つまり、やはりDHCPが正しく動作していないのではないか、と考えられます。
もう一度ログを見てみる
もう一度ルーターのログを見てみると、「DHCPS Request comein from」のログに対する「DHCPS sending ACK to」があまりに少ない、というより、無線で接続し続けているノートPCに対して、まるで返していません。
もうずっと前から、DHCPがやる気を失っているようです。
※ちなみに、ごく希に「DHCP Request」のログがあり(Offerはさっぱり見当たらないのに)、IPアドレスを使わせて貰えるようにお願いしているにはしているのですが、これに対しても「DHCP Ack」は返ってきません(このOffer無しのRequestは、接続中のPCが送信したDHCP Informを参考に、IPアドレスを1ずらして(1引いて)Requestしている(Requested IP Addressを見た感じそうだった)のかなぁ←よく見たら、もう一台接続しようとしているiPhone 6からだった)。
ルーターの「通信パケット情報」を見る
ここで、実は割とこの作業の最初のほうから「通信パケット情報」を見ていたのですが、「LAN側無線(802.11g)」の「送信パケット数(エラー)」が3万程度から、9万程度に増えていました。
また、他の「LAN側有線」「WAN側有線」「LAN側無線(802.11a)(使っていない)」「PPPoE No.1」それぞれの「送信パケット」「受信パケット」すべてにおいて、エラー数が「0」ではないのはその「LAN側無線(802.11g)」の「送信パケット数」だけでした。
このことから、DHCPサーバーがOfferメッセージを送信しようとしていることにはしているのだけれど、なぜか送信に失敗してしまう、と考えることができます。ただ、数が多すぎる感もあるので、関係ないかもしれません。
結局再起動なのだけれど
というわけで、ここまで調べてみたのですが、長くなったので(さっさとWi-Fi使いたいので)、調べるのはこのあたりでやめることにしました。
どうしてDHCP Offerが来ないのか、の詳細は分からず仕舞いでしたが、解決方法ははじめから分かっています(いつものことなので)。
それは、無線LANルータの再起動です。
こうして、またWi-Fiがつながるようになりました。
いつもこうなので、例えばルーターのメインメモリの空きが減ってしまって、再起動で戻った、なんて仮説を考えたくなります。というわけで、もっとルーターの詳細が見られたらよかったのですが。
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2017年4月30日(日) 04:56
以前から、先に無線LANを接続しているものがいると2台目以降あとからの無線LANは、接続はされているのにネットにつながらないことがよくあります。家族のスマホをWifiで接続しているときです。ルーターをリセットするとつながりますが、毎回そんなことをするわけにもいかず困っています。バッファローだからいけないのかなぁ。
2018年12月24日(月) 22:59
私もBuffalo製のWi-Fiを使っているのですが、今の製品に買い替えた時から頻繁に同じような症状になるようになりました。それはもう頻繁で、1日数回レベルです。Buffalo側で何か対策してくれないんですかねぇ。