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現在、「最新版iPhone 7でさらに多くのテストユーザーが必要なため、あなたのが選出されました」や「2016年登場の最新版iPhone 7のテストユーザーとして、あなたがランダムで選出されました!」というページが表示される例が増えています。しかしこれらは、Apple社からの連絡であると誤解させるメッセージで、本当にAppleが表示しているわけではありません。
それを見てApple社からの正式な連絡であると誤解して、誘導に従う人が増えているようなので、紹介しておきます。
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表示されるメッセージ
まず、該当ページを開くと、次のアラート(ポップアップ)が表示されます。
おめでとうございます
最新版iPhone 7でさらに多くのテストユーザーが必要なため、あなたのが選出されました
参加するにはOKを押し、Apple Watch をゲットしましょう
当選のお知らせ
続いて、当選のお知らせ画面が表示されます。
おめでとうございます!
2016年登場の最新版iPhone 7のテストユーザーとして、あなたがランダムで選出されました!
これは冗談ではありません!あなたは最新版iPhone 7の公開前にテストユーザーとして招待されました。これまでで最高のiPhone開発に向けフィードバックを取り入れるため、他にも(20)名のユーザーを探しています。
非公開のテストグループへの参加をご希望であれば、下の簡単な4つの質問にお答えください。「お礼」として、ほとんどの費用がかかることなくApple Watch をお送りします!在庫数が少なくなっています。今すぐご応募ください!
アンケート
続いて、質問が4つ続きます。ちなみに、ソースコードを読むと、アンケートに何を答えようが同じ挙動をし、アンケート結果の記録もとっていません。
質問 1 of 4: 現在、Apple製品をお持ちですか?
はい
いいえ
質問 2 of 4: どちらの機能をiPhone 7に搭載して欲しいですか?
ワイヤレス充電
HDディスプレイ
質問 3 of 4: メッセージングする場合は、どちらの方法がお好きですか?
通常のSMSテキストメッセージ
ビデオメッセージ
質問 4 of 4: Apple製品をお受け取りになられるため、ジャパン内で配送可能な住所はありますか?
はい
いいえ
ここまで、日本語ではあるものの、ところどころ、日本語がおかしいというか、英語を日本語に訳したような書き方に引っかかります。
ただ、差出人が「Appleだ」と思えば、そのぎこちない日本語も、信用してしまうのでしょう。
当選確認
最後お質問に答えると、「回答を確認中」と表示された後、次の表示が順番に表示されます。
- 二重登録はありませんでした。
- 残り(3)スポットです
- Apple Watch の当選資格が(1)回分得られました
非公開のテストグループへの参加資格が得られました!の表示
この、特に中身の無い表示を見届けると、次のページが表示されます。
おめでとうございます!非公開のテストグループへの参加資格が得られました!
詳細は近々お知らせします。
ボーナスApple Watchを獲得するには下をクリックしてください。これは参加へのお礼です(発送費として99円のみをお支払いください)
下からギフトを獲得
[今すぐ獲得]
ボーナスApple Watchを獲得するには、次のページで配送先住所をお間違えのないように入力してください。在庫数には限りがありますので、今すぐ入力してください!
つまり、iPhone 7については後日連絡するから、Apple Watchをどうぞ、というわけです。
気がつけばApple Watchの話になっていて、iPhone 7のことなんて忘れてしまっていました。
当選者からのコメント
この画面には、当選者からのコメントが、Facebookコメント風のデザインで表示されています。
トモコ
今日、郵送で届きました。iPhoneをプレゼントしてくれたAppleに感謝します(Tシャツは大きすぎました。交換できますか?:)!
などなど、とても胡散臭い上に、英語を日本語に訳した感じの表記・言葉が大量発生しています。しかし、騙せるレベルです。
ここで、先ほどの「今すぐ獲得」ボタンを押すと、また別のサイトへ誘導されます。
ここには「最新のAPPLEウォッチをゲット!」と表示されており、99円でAppleウォッチが手に入る、ということがアナウンスされています。
しかし、この下部に、重要な事が書かれています。
解約手続きは簡単です。キャンペーン期間の終了後数日以内に解約されなかった場合、契約は毎月更新されます。利用料は4499円で、14日毎に事前に登録のクレジットカードから自動決済されます。請求書および債権譲渡: プレミアムメンバーシップのご利用料金がクレジットカードにて決算されない場合、****はデジタルおよび郵送にて請求書を発行する権利を留保します。また、****は債権譲渡を行使する権利を留保しており、第三者が請求書を発行する場合があります。
この先にクレジットカードを入力させる画面があるのでしょう。
このように書いているので、クレジットカードから正式に自動決済してクレームを受け付けなかったり、そもそもクレジットカード番号を悪用したりと、いろいろな事が考えられます。
この画面に、名前や住所、メールアドレスの入力欄があります。
騙されてしまった場合、解約が難しい等が予想されます。気をつけてください。
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