LINEの仕組み from did2memo.net

LINEの仕組みや使い方などについて詳しく解説します

LINE「携帯番号教えて。そして、ラインの確認メッセージを認証してもらえる?」に引き続き注意

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突然「携帯番号教えて。そして、ラインの確認メッセージを認証してもらえる?」というメッセージが来て、電話番号と、その後LINEから送られてくる認証番号を教えてしまい乗っ取られる、というケースが大きな話題となりましたが、その後も引き続きそのメッセージが届き続けているようなので、紹介しておきます。

「携帯番号教えて」

突然届くメッセージはこちらです。

携帯番号教えて。そして、ラインの確認メッセージを認証してもらえる?

正体は、LINEを乗っ取ろうとする悪質メッセージ

このメッセージは、電話番号を聞き出して、その電話番号を使ってLINEアカウントを作ろうとしている悪い人が送ってきているメッセージです。

絶対に返信しないようにしてください

犯人の行動の流れ

では、このメッセージに、電話番号を返信してしまうとどうなるのでしょうか。

犯人は、電話番号を聞き出すと、その電話番号を使って、LINEの新規登録作業を開始します

すると、すぐSMS認証画面で先に進めなくなります。

というのも、その電話番号宛に送信された4桁の認証番号を入力して、電話番号の持ち主であることを証明しなければならないのですが、電話番号は知れたものの、その電話番号に届くメッセージを読み取ることまでは出来ないので、認証番号が分からないからです

そこで犯人は、LINEのトークで続けて

四桁のPINコードが届いたら、送ってね。LINEの重要提示は大丈夫です

と送信してきます。

この時、あなたのスマートフォンには、先ほど犯人がアカウント作成を途中まで進めた結果、4桁の認証番号が届いているはずです。

具体的に、届くメッセージはこちらです。

※以下の番号は、他人から聞かれても絶対に教えないでください
認証番号 1234 をLINEアプリの画面で入力してください。

他人に教えてはいけない、と書かれているにもかかわらず*、もし、犯人の指示に従ってこの認証番号を教えてしまうと、犯人はあなたの電話番号を使ったLINEアカウントの発行手続きを最後まで進めてしまうことができます

*犯人の「LINEの重要提示は大丈夫です」という言葉は、このLINEからの注意書きを気にしないで、という意味かと思われます。ぎこちない日本語です。

あなたに「なりすまし」

今回の事例は、あなたの現在使っているアカウントにログインされるのではなく、「あなたの電話番号で新規登録されてしまい、あなたのLINEアカウントが削除された上で、あなたの電話番号が設定された別のアカウントを作られてしまう」、という状態になるので、正確に言えば、アカウント乗っ取りではありません

しかし、これをされてしまうと、電話番号でつながっている友だちには、その新しく作られたアカウントが、「あなた」として、表示されてしまいます

つまり、犯人は、まんまとあなたのフリをして、あなたの友だちに話しかけることができます(=なりすまし)。

したがって、LINEアプリ内での「あなた」という存在が乗っ取られるようなものです。

悪用の危険

あなたのふりをして、犯人は何を出来るのか、と考えてみると、もちろんあなたのふりをした嘘告白もできるかもしれません。

しかし実際は「金儲け」を狙ってくるはずなので、あなたのふりをして、あなたの友だちからお金をだまし取る行為を狙ってくる可能性が高いです。

例えば2014年6月ごろには、コンビニでプリペイドカードを買うように指示をして、Webマネーをだまし取る詐欺が大流行しました

詳細:【LINE】乗っ取ったLINEアカウントを悪用する「お使い詐欺」の手口

これは、正真正銘「乗っ取りアカウント」が悪用されたケースですが、今回のような「なりすましアカウント」でも、LINEの調子が悪いからLINE作りなおした、とでも言えば、信じてしまう人は出てくると思います。

注意:「認証番号」は誰にも教えない!

とにかく重要なのは、自分に届いた認証番号はあなた専用、つまり、あなた一人のために発行された番号であり、絶対に他人に教えてはいけない・知られてはいけないということです。

運営は、今回の件について電話番号・認証番号を教えてはいけない、とアナウンスしています。

今回紹介したメッセージと全く同じメッセージが届いた人にアナウンスしたい、という話しなら良いのですが、電話番号は日常的に他人に教えるものですし、電話番号は、教えるべき人には教えるべきものなので、一般に「教えてはいけない」というのは、判断ミスと、「教えてはいけない」の程度判断に関して誤解を招きます(ちゃんとした人になら教えていいんでしょ、的な解釈が挟まる)

なので、ここで強調したいのは、「認証番号を教えない」ということです。

認証番号は、どんなときであれ、どんな相手であれ、誰にも教えてはいけません

知らない人に聞かれた時はもちろん、友だちだろうが、家族だろうが、LINEの運営であろうが、あなたの認証番号を教えてはいけません。そういうものです。

あなたの教えてしまった認証番号が利用されて、あなたの友だちが詐欺の被害に合うかもしれません。

自分でSMS認証番号の入力欄に入力してLINEに送信することだけが許された番号です。

セキュリティ意識を高く保って、少しでも被害が減るように、気をつけてください。

参考

コメント(1)

  1. 中の人
    2015年9月25日(金) 00:42

    実際には、乗っ取り犯は新しいアカウントを作っているわけではなく、その電話番号を利用してアカウントを乗っ取る際のアカウント情報として利用しています。

    つまり、電話番号を教えた結果、乗っ取り犯に協力してしまっていることになるわけですね。

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