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ウイルス対策ソフト「ESET*」が、いろいろなページを「トロイの木馬」として誤検出してしまい、それらのページにアクセスできなくなる不具合が発生しています。エラーメッセージはいくつか種類ありますが、ESETユーザーの多くが、本日18:30ごろより、一斉にこの誤検出に遭遇している模様です(*ESET NOD32 AntivirusやESET Smart Securityなど)。また、現在のところ、ESET公式からの発表はありません。
※対策として、ESETの無効化や、Webアクセス保護の無効化が紹介されているケースがありますが、それらはESETを無効化してしまうため危険です。このページで紹介している「ロールバック」を実施する方法がオススメです。
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「検出された脅威」エラーが表示されてしまう
ESETが動作で表示してしまうエラーは、以下の通りです。
ESET SMART SECURITY 8
検出された脅威
このWebページへのアクセスはブロックされました。
脅威: HTML/Refresh.BC トロイの木馬
ESET SMART SECURIT 8
検出された脅威
このWebページへのアクセスはブロックされました。
脅威:JS/ScrInject.B トロイの木馬
ESET Endpoint Antivirus
ファイル:
http://.../....js
脅威:
JS/ScrInject.B トロイの木馬
情報:
接続が切断されました
また現在庫の影響からか、CanonのESET公式ページがつながりづらい状態になってしまっています。
Googleをはじめ、Amazonや楽天、Yahoo、Amebaブログ、ライブドアブログ、FC2、goo、hulu、そしてCanonのESET公式ページ*すら、ブロックしてしまう状態になっています(*ESET自体はスロバキアの企業が開発した製品で、日本ではキヤノンITソリューションズが販売代理店)。
また、この問題は、海外でも発生している模様です。
ESET ENDPOINT ANTIVIRUS
Threat found
Access to the web page was blocked.
Threat: HTML/Refresh.BC trojan
対策
現状、ウイルス対策ソフトを無効化しないのであれば、基本的には、この問題の原因となっていると思われるウイルス定義ファイルの修正アップデートを待つことになります。
しかし、それを待っていると、いつまで経ってもインターネットを閲覧できない状態が続いてしまいます。
というわけで、おすすめの対策は「ロールバック」です。
ロールバックする
ESETの定義ファイルをロールバック*します(*以前の状態に巻き戻すこと)。
ESETのアイコンから「詳細設定」を開いて、「アップデート>アップデートのロールバック」から、「ロールバック」をクリックしてみてください。
これにより、過去の定義ファイルを利用することになるとともに、一定期間アップデートを一時停止*しておくことができます。
※問題があると思われるウイルス定義データベースのバージョンは「13102 (20160229)」で、ロールバックしてもアップデートが有効のままだとすぐにまたこのバージョンに戻されてしまうため、ロールバックとアップデートの一時停止は、セットで実施されるようになっています。
対策ウイルス定義アップデート
2016年2月29日18:30ごろから発生していた誤検知を解消するウイルス定義ファイルのアップデート(13102)が、20:40ごろ公開されました。
アップデートを適用してみてください。
おすすめのセキュリティーソフト
自分はいつも基本的に「カスペルスキー」をオススメしています。そろそろ別のに変えてみようかな。
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