スポンサーリンク
人気のポケモンGO用、ポケモン現在位置表示アプリ「P-GO SEARCH」にて、ポケモンが地図上に「規則的に」並んで表示されることが増えています。
そのポケモンの配列を、地図を縮小して見てみると、ポケモンを使って「SKIPLAGGED」という文字が書かれていることがわかります。
この現象について、そこから考えられることを紹介します。
目次
スポンサーリンク
地図に浮かぶ「SKIPLAGGED」のポケモン文字
現在、「P-GO SEARCH」のポケモン地図上に浮かび上がる文字が話題になっています。
skiplaggedって何だ? pic.twitter.com/IrDPNKb4Ce
— ぺん(ギン) (@pen41262816guin) 2016年8月19日
突如ベロリンガがポケ文字(?)を書くように大量発生( ・_・) SKIPLAGGED?( ・_・) pic.twitter.com/WIUtEMmKpB
— 葦@赤色㌠ (@aaaaaaashi) 2016年8月19日
一瞬 #ポケモンGO のマップに「 #SKIPLAGGED 」のポケモン文字が各地で大量発生。
— こらっぴ (@colappy) 2016年8月19日
開発者の遊び心なのか、宣伝なのか、のっとりなのか。
(でもこういうの嫌いじゃない) pic.twitter.com/2ouq3QfqQb
「SKIPLAGGED」という文字が、はっきりとポケモンで描かれています。
「SKIPLAGGED」とは
「P-GO SEARCH」の地図上にポケモンで描かれた文字「SKIPLAGGED」とは、海外の格安航空券・格安ホテル検索サイトです。
そのため、この文字は、「ホテルの宣伝?」「アプリ作者の遊び心?」などから、「乗っ取られた?」「スパム?」「攻撃を受けている?」まで、「P-GO SEARCHが自主的にやっている、もしくは、被害に遭っている」という方面の解釈で騒がれています。
一瞬 #ポケモンGO のマップに「 #SKIPLAGGED 」のポケモン文字が各地で大量発生。
— こらっぴ (@colappy) 2016年8月19日
開発者の遊び心なのか、宣伝なのか、のっとりなのか。
(でもこういうの嫌いじゃない) pic.twitter.com/2ouq3QfqQb
「SkipLagged CatchThat」
さて、「SkipLagged」には、もう一つの顔があります。
それは、ポケモン地図サービスを「Catch that」という名前で提供しているという側面です。
実は海外では、このSkipLaggedが人気でよく利用されています(日本から日本の地図を直接見られないように対策されている?)。
そう、この「SKIPLAGGED」の文字は、「SkipLaggedのデータが使われている」、もっと言えば「勝手に使ってるんじゃないぞ」という意思表示と考えられます(他の解釈を完全に否定できるわけではありませんが、この解釈が極めて自然です)→Skiplagged側からredditに投稿があり、Skiplaggedのデータを使っているサービスをあぶり出すためと判明。
普通の「地図」のパクリ防止と似ている
普通の地図について、他の出版社に地図のデータをパクられないように、実在しない名前を地図上に紛れ込ませている、という話を聞いたことはありませんか?
まさに、今回の「SKIPLAGGED」は、その一種と考えることができます。
トラップストリート (Trap street) とは、地図上に描かれた架空の道路である。虚構記事の一種で、無断複写によって地図の著作権を侵害した者が言い逃れできなくするための罠(著作権トラップ)として用いられる。 (引用元)
P-GO SEARCHのデータソースは「SKIPLAGGED」だった
「PokeVision」や「PokeWhere」がポケモンGO運営(Niantic)に遮断されてサービスが継続できなくなった時も、対策をかいくぐって生き残ったと話題になっていたのが「P-GO SEARCH」でした。
その結果現在は、ポケモンGO本体アプリよりもランキング上位になるほどです。
しかしそのP-GO SEARCHの実態は、「SkipLagged側の対策をかいくぐってSkipLaggedからデータをコピーしているサービスだった」と考えられます。
短く言えば、P-GO SEARCH のデータソースは SkipLagged だったわけです。
文字が読めたおかげで、検索したらP-GOは「Skiplaggedと言うサービスの、ポケモンマップデータを使って構築されてる」ってのが分かった。てことは、この文字の所には実際はポケモンはいないって事かな?単なるサインみたいなものかしら。
— (火)十影@技術係長 (@tokage1985) 2016年8月19日
ポケモン地図アプリ間の攻防が見える
現在P-GO SEARCH側がこの騒ぎに気が付き、対策をしたためか、ぱたりとSKIPLAGGEDの文字が表示されないようになりました。
明らかにおかしい、密度が高すぎるポケモンを非表示にする、なんていう対策を入れたのかも知れません。
しかし、対策を行っていない類似アプリ「PGO MAP」、こちらには、まだSKIPLAGGEDの文字が頻繁に表示される状態が続いています。
SKIPLAGGEDがNianticと戦って入手したポケモンの位置データを拝借しようとするアプリと、そんなことを許さないと遮断しつつ、遮断しきれない部分を「SKIPLAGGED」という文字を入れて少しでも防ごうとするSKIPLAGGED側との攻防が想起されます。
たかがチートツール、されど、AppStoreランキング上位
この攻防、「たかがチートツール同士のやりとり」、と思うかもしれませんが、AppStore上位に食い込む広告付きのアプリですから、その売り上げは相当なものと思われます。
公式サイトに「1日あたり数億におよぶ膨大なリクエスト」とも書かれており、その利用者の多さ・アクセスの多さを感じさせます。
P-GO SEARCHの約50台のサーバは、すべて国内最強にかわいいVPSサービス「ConoHa」上に構築しています。
1日あたり数億におよぶ膨大なリクエストで多大なるご迷惑をお掛けしているにもかかわらず、 (引用元)
もちろん、SkipLagged側は、その膨大なアクセスの下請けをするハメになっている訳で、そんな利益にならないアクセスの肩代わりでサービスがダウンしてしまったりしたら、目も当てられません。
そんな関係の両者ですから、それはもうものすごいお金のかかったバトルになっているわけです。
追記:Skiplagged公式が言及
Skiplaggedのredditアカウントが、この件について言及しました。
Shame shame shame from pokemongodev
この記事ページも「Press:」のところで紹介されています。
付録:「SKIPLAGGED」が表示されたサービス
- P-GO MAP
- PGO MAP
- PokeScan
- Pikamap
追記:「SKIPLAGGED」とは別の文字が表示される事態に
この一件には、まだ続きがありました。翌日、SKIPLAGGEDではなく、別の文字が表示されるようになったのです。
スポンサーリンク
スポンサーリンク