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大雪や台風で「テレビが映らない」ときの原因・対策関連知識メモ

テレビ (4) 大雪対策 (5)

大雪でテレビが映らない原因や原因の調べ方など、「悪天候+テレビが映らない」についてすこし知識がたまったので、忘れる前にメモとして書き残しておきます。大雪だけでなく、台風や豪雨、強風などでも共通して使える知識だと思います。

2016年1月18日に都内で降っている雪の影響で、テレビが映らない人が増えています

「テレビが映らない」の原因は様々

「テレビが映らない」の原因は本当に様々のようです。注意したいのは、問題が発生する場所が、「家のアンテナだけではない」というところです

まず、「テレビが映らない」原因の例を紹介します。これを知ると、どういうことで、何をしなければならないのか、イメージが湧くかと。

原因例:家の受信アンテナの問題・故障(家の問題)

一番分かりやすいのがコレです。そして、大雪の最中から2014年2月16日現在、とても増えています。

アンテナが落下したり、折れたり壊れたりしていれば分かりやすいです

しかし、ケーブルが切れたり、抜けたりというパターンや、すこし向きがズレた、というわかりにくい場合もあるようなので覚えておいてください。

分かりにくくて、雪や強風でよくあるのは、「向きがズレた」というものです。勝手には戻らず、台風が過ぎたり、雪が終わっても、ずっと直らない状態になるので注意です。

そして、アンテナに雪が載ったり、表面に水の膜が出来ていたりすると、受信できる強度が低下するなんていうパターンもあり、アンテナの表面に塗るものが売られていたりもするようです。初めて知りました。

とりあえず、(この後の原因も知った上で)この原因が疑わしいときは、家のアンテナを目視で確認してみてください(CATVの場合はアンテナがありません)。

近くにビルなどがあり、家で直接受信できない場合、ビルがまとめて受信している場合(共同受信)があります。

その場合は、その共同受信しているアンテナを確認したり、同じ共同受信アンテナを使っている近所の人が映るかを聞いてみると状況がつかみやすくなります。

この原因は、雨や雪が終わっても、引き続き問題が残るのが特徴です

自分で解決(修理)できないのが普通なので、この場合は業者に連絡してみてください。

原因例:電波が上手く届かない(家に届くまでの問題)

大雪や大雨で、電波が遮られて弱くなり、届かないパターンもあります。

これは、雨や雪が降っている最中に発生するのが特徴です

電波は、主に日本各所にある中継局の送信用アンテナから発信されており、アンテナは、そのうちのどれかの中継局に狙いを定めて設置されています。

例えば、東京周辺の大部分は東京スカイツリーから発信されており、家庭のアンテナはスカイツリーを向いているはずです。BS・CSアンテナも、宇宙にある衛星に向けて設置されています。

このとき、送信用アンテナと受信用アンテナの間が大雨や大雪で遮られると、電波強度が低下し、映らなくなります。この場合、特に家庭できる対策はありません。

しかし実は、このタイプの問題は、地上デジタルではほとんど発生せず、BS放送で発生するもののようです。これは、BS放送のほうが、電波が届くまでに距離があり、天候の影響も受けやすい電波であることが原因で、BSには「降雨対応放送」という仕組みがあります(NHKのみ)

原因例:中継局が電波を出していない場合(電波がそもそも出ていない場合)

大雪や大雨の影響で、停電などが発生し、そもそも中継局が電波を出さなくなってしまう場合があります。

こうなると、地域一帯でテレビが映らなくなります

なので、テレビが映らないと思ったら、「近所のテレビは映っているか」を調べることが大切です

原因例:CATV側で問題が発生している場合

ここまでを聞くと、CATV(ケーブルテレビ)は大丈夫なのかと思うかもしれませんが、実際CATVでも大雪時に問題が発生する場合があります

そもそも、CATVは、一般家庭の代わりに、みんなの分をまとめて受信する仕組みであり、CATV自体は電波を受信しています。そして、それをケーブルを使って優先で各家庭に配っているわけです。

ですので、天候の悪化で、CATVが上手く受信できなくなる場合があるそうです。

ようするに、「CATVだから安心、ではない」ことを覚えておいてください。

ポイント1:どこから電波が届いているかを把握しておく

CATVや共同受信の話を出しましたが、家のテレビまで、どこから電波が届いているかを把握しておくことが大切です

CATVでなければ、自分の家のテレビが使っているアンテナがどこに設置されているのかを、あらかじめ調べておいてください。

これを知らないと、そもそもアンテナが落ちてしまっていたとしても、把握できません。

また、どの中継局から送信された電波を受信しているかを把握しておくと、問題に対処しやすくなります(情報を集めやすくなる)。

中継局を調べる場合は、工事した業者に聞くのが一番ですが、中継局と、送信対象エリアの配置地図を参考にする方法もあります。

「tvkや東京MX、千葉テレビのような地方局」と「NHK(総合・Eテレ・NHKの地方局)」、「広域民放(日テレ・テレ朝など)」では、受信に利用している電波塔(中継局)が違う場合があるので、そこまでちゃんと知っておくと、「千葉テレビだけ映りが悪い」なんてときに、参考にできます。

追加でせっかく知ったことなので書いておくと、もっと特殊な受信パターン(2013年の3月までBS17chを利用して行われている地デジ難視対策用衛星放送(衛星セーフティーネット))もあるそうです。

ポイント2:テレビによって、必要な電波強度が違う

部屋によってテレビが映ったり映らなかったりということがあるようですが、実際テレビや、そのテレビが使っているケーブルによって、映像を映し出すのに必要な電波の強度(壁からの入力時点)が異なるようです(実体験)。

ですから、電波強度が弱いとき、必ずしも全部のテレビが映らなくなるわけじゃない、ということを忘れないようにしてください。

たとえば、テレビは映らなくても、DVD/HDDレコーダーは映像を表示できる場合があります(実体験)

ポイント3:BSと地上波では性質が違う

アンテナに問題がなくても天候の悪化(降雨・降雪)で電波が届きにくくなるのは衛星放送(CS・BSデジタル)です。つまり、逆に考えると、地上波が映らない場合は、アンテナに問題があることを疑うべきです(前述のように、中継局で問題が起こっている大規模障害もありえる)。

また、そもそも衛星放送用アンテナと地上波用アンテナは別なので、BSと地上波デジタルはそれぞれ別々に問題が発生することが多いのも特徴です。実際、BSだけ映ったり、BSだけ映らなかったりがあるようです。「地上波が見れないなぁ」と困ったときは、「BSはどうかな?」とチェックしてみると、ヒントになります。

それでもテレビを見たい場合は

まず、一番有力なのが「ワンセグ」です。

地上波が見られない状態でも、ワンセグなら見られる、という人がとても多いです。

そして、もう一つの試してみたい方法が、「普段と違う受信機(やケーブル)を使う」方法です。

前述の通り、受信機とその周囲のケーブルなどによって、弱い電波への対応力が違うようなので、普段使う大きなテレビで見られなくても、DVD/HDDレコーダーを使ったり(ビデオ入力にする)、ケーブルを交換してみると見られる場合があったりします(特に、見られないチャンネルと見られるチャンネルがある場合に有望)。

悪天候でテレビが映らなくなってもあきらめず、「弱い電波でも何とかする」工夫ができれば、なんとかなる場合があるようです(これで何とかできた場合、電波がそれほど弱くなかった、とも言えます)。

アンテナに問題があった場合に「気合いで修理」という手もありますが、危険なので、控えるようにしてください。

関連リンク

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