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ChromeでMacTypeが有効にならないと各所で言われていたので、Chrome最新版でMacTypeが有効になる、MacTypeのベータ版を使う方法をメモしておきます。
そもそもMacTypeとは、Windows上でフォントの表示をなめらかくっきり、つまり綺麗にするために使うソフトウェアです。類似ソフトウェアにgdi++、ezgdi、gdipp、gdi++ Helium版などがあります(まぁ、綺麗かどうかは好みの問題ですが、だいたいそう言われています)。
Chrome最新版に対応したMacType正式版(2012.0406版)がリリースされています。こちらがおすすめです。
目次
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Chrome最新版とMacTypeについて
Chrome最新版(18.0)では、デフォルトでGPUアクセラレーションを行うようになっており、gdi++ Helium版などのgdi++系ソフトウェアで「効かない」「文字表示がおかしくなる」という問題が発生しているのですが、MacTypeのベータ版はこの問題を回避しています。(追記:2012.0405版も最新版Chromeに対応しました)
環境
インストールしてみた環境は、OSが「Windows 7 64bit」、Chromeのバージョンが「18.0.1025.142」です。
利用は自己責任で、人柱覚悟でお願いします。
1.MacTypePortableをインストールする
まず、「gdi++Heliumを越えた(?)と噂のMacTypeをインストールしてみた」の手順に従って、MacTypePortable(mactypeportable_2011.1019.paf.exe)をインストール。
ちなみに、Portableであるかどうかにかかわらず、Symantec(Norton)にウイルス判定されてしまうようです。WS.Reputation.1として検出され、検疫フォルダ行きになってしまいました。WS.Reputationはその名の通りReputationベースなので、どう捉えればいいのかよく分かりません…
2.MacTypeベータ版をインストールする
次に、MacTypeベータ版で、MacTypePortableの中身を上書きします。
2-1.MacTypeベータ版ダウンロード
「chrome 18字体不能渲染的解决办法 MacTray 20120323 内部测试版 | 我爱分享-分享互联网资源」にあるダウンロードリンクからMacType_20120323ベータ版をダウンロードします。
2-2.中身を確認
ダウンロードしたファイルを解凍すると、次のファイルが格納されているはずです。
- EasyHK32.dll
- EasyHK64.dll
- MacLoader.exe
- MacLoader64.exe
- MacTray.exe
- MacTuner.exe
- MacType.dll
- MacType64.dll
- MacWiz.exe
- mt64agnt.exe
- Readme-阅读说明.html
- 我爱分享.txt
これだけしか入っていないので、既存ファイルと置き換えないといけないとわかります(なので、あらかじめMacTypePortableをインストールしておく必要があるわけです)
2-3.上書きする
まず、MacTypePortableを終了しておきます(.dllを上書きできるようにする)。
そして、先ほど展開したファイルを、
(インストール先)\MacTypePortable\App\MacType
フォルダの中身に上書きします。これだけです。
2-4.MacTypePortableを起動する
あとは、MacTypePortableをもう一度起動するだけです。設定によっては再起動が必要かもしれませんが、MacTypePortableのインストール直後の上書きなら、再起動なしに使えます。
2-5.Chromeを再起動する
これで使えるはずだと思ったのですが、そのままではChromeには適用されませんでした。そこで、とりあえずChromeを再起動してみるとばっちり適用されます。めでたしめでたし。
参考
- MacType でアンチエイリアス (さようなら Google Chrome 18) | 見なかったことにしてください
- こちらは20120216版での成功報告。
- フォントを自分好みに調整するソフト ver3
- ダウンロードリンクや、実際に試してみた報告などが書き込まれています。
変更履歴
- 2012.04.06:MacType正式版(2012.0405版)もChrome最新版(18)に対応した件について追記。
- 2012.04.07:MacType正式版(2012.0406版)へのリンクを追加。
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2012年4月4日(水) 09:36
私もChrome最新版でこの問題に悩んでいたので、とても助かりました!
ただ、私の環境(Win7 SP1 64bit, Chrome 18.0.1025.142)では、MacTypeを導入すると、GMailのメール一覧画面の表示間隔を「最小」にしても、「小」にしかならないという問題が発生しました。
今まではこれぐらい(http://goo.gl/jUJlC
)だったのが、これぐらい(http://goo.gl/0HYN8
)に広がってしまいます。
もし解決策などがありましたら、教えて頂ければ幸いです。
2012年4月5日(木) 17:47
Gmailで幅が狭くならない現象は再現できましたが、ちょっとうまい解決策は思い浮かびません。
ただ、Gmailだけの対策なら、StylebotというユーザCSSを簡単に追加するプラグインをインストールして、
tr.zA td {
height: 16px;
}
というCSSをmail.google.comに追加することで間隔を狭めることができました。16pxの数字を変えることで、自由に幅を調節できます。
もしよかったら試してみてください。