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BigDataやHadoopを題材にした「俳句」コンテストが海外で、そしてもちろん「英語で」開催されているのを発見しました(現在投票受付中)。
日本人としていろいろ反応せざるを得なかったので、メモします。
特に、俳句の5-7-5が海を越えてHaikuとして英語版ルールを手に入れている、ということを初めて知って衝撃を受けています。
目次
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よくわからない記事を発見
海外のニュースサイトを見ていて、こんな記事を見つけました。
Hadoop in 17 syllables
タイトルの「17 syllables」に出てくる「syllable」とは「音節」という意味らしく、私はタイトルが「Hadoopに関する17の至言」みたいな意味かと思ってこの記事を開きました。
しかし、1行1行が何を言っているんだかさっぱりわからない。
たとえば、最初の行は
Thirty petabytes
とだけ書いてあったり、
3行目には
Oracle?Hadoop
とだけ書いてあったり。
しかも全部で11行しかない!「17とは一体何だったのか」
なかなか意味のわからない記事だなぁと思いました。
その意味のわからない文の前後を読んでみると、
I’d share a couple of my own original poems on big data here
(訳:ちょっと僕の書いたビッグデータポエム紹介しちゃうよ!)
・・・この13行はポエムだったのです。
そして、「Oracle?Hadoop」の次の行には、
invoking the two meanings of oracle
(訳:Oracleには二つの意味を掛けてるんだぜ?HAHAHAHA)
なるほど、と納得しました。
しかし、それでも「17 syllables」の意味がわからない。
そこで、ところで画像の銅像は何なんだ?とキャプションを読んでみると・・・松尾芭蕉!Haiku Master!
そう、俳句と言えば5・7・5。5+7+5=17。そういうことか!と納得。
この記事の本当の内容
それから冷静になって読んでみると、この記事は、「AMAX社の主催するBigDataやHadoopを題材にしたHaikuコンテストがあるよ!僕はエントリーしないけど、Haiku書いたから紹介するね!」という内容だったのです。
Big Data haiku Contest
その記事のリンク先には、詳しくコンテストを紹介したページがありました。
AMAX Announces the Big Data Haiku Contest
ざっと見てみると、こんなことが書いてあります。
- AMAX社は、Big Data, Private Cloudなどなどを扱っている会社だよ!!!
- 我が社の作ってるPHAT-Data Hadoopは、まるでHaikuみたいにすごいんだ!!!
- というわけでBigData Haiku Contestを開くよ
- 優勝したらiPadあげる!!!
- 参加賞(?)は相撲のマスコットだよ!!!
とても面白い記事です。いろいろと。
そして、こんな文が。
Squeezing all our passion for Hadoop and PHAT Data into 5-7-5 syllables isn't easy, [...]
(訳:HadoopやPHAT-Dataへの想いをぎゅーっと5-7-5に詰め込んでくれ!でも簡単じゃないぜ!)
私はここで、
「それにしても英語で俳句だなんて無謀だなぁ」
と、思ってしまい、「俳句とは何か」が本文でどう説明されているのか探してみることに。
Japanでページ内検索
すると、
「いくら探しても文章中にJapanの文字がない」
これは一体。
ここで大きな誤解をしていたのではないかと思い、Wikipediaへ。
Haiku in English - Wikipedia, the free encyclopedia
なんと、海外には海外で「Haiku」が存在したのです!!!
Haiku in English
英語の俳句について詳しくはWikipediaを見ていただくとして、自分が気になったのはここ。
- 3行・17音節で書く
- kigo(季語)を使う
- 日本の俳句ほど、音節の数にはこだわらない
季語…。いや、ほんと衝撃的です。このWikipediaのページにも俳句マスター松尾芭蕉が登場します。
コンテストは投票受付中
コンテストの話に戻します。
私がこの記事を発見した時点でもう応募は締め切られていたのですが、AMAXのfacebookページにて、「いいね!」による投票が行われています。投票は4月29日までなので、参加してみてはいかがでしょうか。
ノミネート作品
ちなみに、投票対象は12句あるのですが、基本的に何を言っているのか私にはわかりませんでした。そして、AMAXという社名がもろに入っているのが多くてちょっとがっかり。
面白いっちゃ面白いんですが、ひねりがないというか、ひねりがあると自分にはわからないというか。
感想
海外に「Haiku」として受け入れられている(知名度不明)ことが一番の驚きポイントでした。HerokuはHeroとHaikuの合成語らしく、「Haikuなんてわざわざ無理して日本語使わなくても…」と思っていたのですが、こういう裏側があったのですね。ほんと驚きです。
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