Windows XP SP3にアップデートできない（Setup was interrupted）ときの対策

古いXP機(AMD Athlon X2 Dual Core Processor BE-2350 / ASUS M2A-VM HDMI)のウイルスバスターのバージョンが古すぎて動かなくなっていたので、ウイルスバスター2012クラウドにバージョンを上げようとしたのがすべてのはじまりでした。

ウイルスバスター2012をダウンロードしてインストールしてみると、「インストールする前にService Pack 3にアップデートしてください」と言われてしまい、インストールに失敗。

仕方なく、とりあえずMicrosoft Security Essentialsでしのぐかーと思ってインストールをしてみると、これも同じ理由でインストールができませんでした。

つまり、SP3をインストールしないとどうにもならない状態になってしまったのです。

Microsoft UpdateのサイトからMicrosoft XP Service Pack 3のアップデートを動かしてみました。かなり時間がかかり、途中で再起動が行われたのですが、

Setup was interrupted. Restoring prior configuration.

というエラーが表示されてインストールに失敗してしまいました。そして、この表示が終わるのをしばらく待つと、

ソフトウェア更新の削除ウィザード

Service Pack のインストールは完了しませんでした。インストール前の状態へのロールバック処理を開始しました。ロールバックの処理には２つのステップがあります。ステップ１は完了しました。ステップ２を完了するには、[OK]をクリックしてください。次のログイン時に再通知を受け取り、ステップ２を完了するには、[キャンセル]をクリックしてください。ロールバックの完了後、システムが再起動し、Service Pack のインストールを再試行することができます。

が表示され、[OK]を押したら押したで、ロールバック完了までかなり待つことになりました。そして、再びSP3のインストールを試みるもまるでだめ。

ちなみにこの後、次のメッセージが表示されました。

システムは深刻なエラーから回復しました

エラー署名： BCCode : f4 BCP1 : 00000003 BCP2 : 847F0668 BCP3 : 847F07DC BCP4 : 805D320A OSVer : 5_1_2600 SP : 2_0 Product : 768_1

そして、「Windows\SoftwareDistribution\Download」フォルダを作り直すなど、ウェブを調べて出てきた方法を試してみるも、全く解決せず。

詳しくはここに→「Explorer.EXE-アプリケーションエラーアプリケーションを正しく初期化できませんでした(0xc0150002)の対策」

XPが壊れた！

何度も失敗している内に、「ようこそ」画面が表示できなくなり、ログインしても何も表示されず、Windowsが壊れてしまうという大変な事態に。

古いXPからファイルを移したかったけど

調べた結果、別のXP SP2のマシンから、とあるファイルをコピーして置き換えれば復活することがわかったので、古い別のXPを起動してみると・・・起動失敗。

メモリのread/write エラーが出ていたので、メモリをいくつか抜いて、起動に成功。

詳しくはここに→「Live DVDからLinuxを起動してWindowsのシステムを修復したときのメモ」

Linux の Live DVDの捜索

目的のファイルはなんとかUSBメモリにコピーできたものの、操作不能のWindowsのファイルを置き換えるには、一工夫が必要だったので、Live DVD版のLinuxを使うことに。しかし、なかなか見つからず、やっとの思いで掘り出したのがFedora 7。

Run from RAMで失敗

とりあえずFedora 7からブートしてみたところ、尋常じゃなく遅い。Terminalを起動するのに１分かかり、マウントしたHDDの中身を表示するところで完全にほとんど動かない状態から抜けられなくなったので、諦めて電源断。それもそのはずで、このPCにはメモリがたったの800MB程度しか載っていなかったのです。

Run from imageで再挑戦

続いてRun from imageで起動すると、するする動いて、目的のファイルをWindowsディレクトリに上書きできて、無事起動できるように復活。

スタートアップをすべて停止してみた

やっとSP3のインストールに挑戦できる状態に戻ってきたので、スタートアップをすべて止めて再挑戦するも、SP3へのアップデートは失敗。

サービスをすべて停止してみたら

続いて、サービスの起動もすべて停止してみたら、そもそもインターネットに接続できなくなり、Microsoft Updateのページが表示できなくなってインストール自体が開始できなくなって大失敗。

セーフモードとか試してみるも

サービスの停止を設定したままセーフモード+ネットワークに入っても、やはりネットワークは使えず、インストールが開始できず失敗。

個別にサービスを停止

最終的に、Microsoft以外のサービスを中心に起動を停止した結果、SP3のインストールに成功しました。

停止したサービスはこちら

• Computer Browser
• Indexing Service
• .NET Runtime Optimization Service
• COM+ System Application
• Cryptographic Services
• Logical Disk Manager
• Apple Mobile Device
• Bonjour サービス
• Windows CardSpace
• iPod サービス
• Java Quick Starter
• Microsoft Office Diagnotics ...
• Office Source Engine
• Windows Media Player Network...

どれかに原因があった模様です。

SP3のインストールが完了し、その後は簡単にウイルスバスターの最新版がインストールできました。

とにかく待ち時間が長く、かなり時間がかかってしまいました。なかなか困ったポイントが多かったので、それぞれ記事にします。

今回の記事は、その困ったことのうちの「Windows XP SP3が適用できない」という問題を中心に解説しました。