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「Windows XP SP3へのアップデート失敗から成功までの記録」において、DELL Dimension 8400が起動しない問題に遭遇し、解決しました。そのときのことについてメモしておきます。
目次
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起動しない
起動しないことには違いないのですが、起動に失敗するパターンがいろいろあったことが特徴でした。
"X300 SE 128MB BIOS P/N 113-A33406-100"
一番よくわからない停止の仕方が、
X300 SE 128MB BIOS P/N 113-A33406-100
というメッセージが黒背景に白い文字で1行だけ表示されるパターンでした。これだけ読むと、ATIのグラフィックカードX300 SEに問題が発生したような気がします。
DELLロゴで停止
その画面を運良く抜けることができると、続いてDELLのロゴが表示されるのですが、その画面で停止することが多いです。停止したとき、「DELL」のロゴの右上に英数字が表示されてしまう現象が多く発生していました。
ちなみに、この「運良く」ですが、電源ケーブルを抜けばDELLのロゴまでいけるのに、電源ケーブルを抜かずに電源ボタンで再起動しても、「X300 SE...」のエラー画面で止まってしまうことが多かったです。
system have failed at checkpoint [Ithr]
さらに運良くDELLのロゴも抜けることができても、最終的に次のメッセージが表示されて止まってしまいました。
Phoenix ROM BIOS PLUS Version 1.10 A09
Copyright 1985-1988 Phoenix Technologies Ltd.
Copyright 1990-2004 Dell Inc.
All Rights ReservedDell System Dimension 8400 Series
BIOS version A09
www.dell.comAlert! Previous attempts at booting this system have failed at checkpint [Ithr]. For help in resolving this problem, please note this checkpoint and contact Dell Technical Support.
この画面まで到達できるのは、DELLのロゴを表示できたうちのさらに20回に1回くらいの割合でした。
memory read/write error
何度も起動を繰り返したのに一度しか表示されなかったエラーがこれです。しかし、写真を取り損ねてしまったので、詳細なメッセージはわかりません。
マザーボードのエラーランプ
ここまでで紹介したどの停止においても、Dimension 8400の背面にあるABCDのランプは、「ABCが黄緑色、Dだけがオレンジ色」でした。
ケース/CPUファンがフル回転する
停止の仕方に依らず、たまにケースファン(実際はCPUファン)が轟音を上げてフル回転することがありました。
原因はメインメモリの不良
結局、この問題の原因はメインメモリの不良であるとわかりました。あの、一度しか表示されなかったメッセージから予想できますし、こんなにころころエラーメッセージが変わるのも怪しかったですし。もちろんコンデンサの不良かもしれないと思いましたが、特に膨らんだコンデンサは見当たりませんでしたし。
解決策
結局、メインメモリ4枚の内2枚を取り除くことで起動できるようになりました。もともと2枚あったメインメモリ(DDR2)に2枚増設していたのですが、そのうち、もともと付属していたメモリ2枚を取り除きました。
まとめ
最近起動していなかったPCが起動しなかったときはかなり悲しかったですが、メモリを抜いて起動するようになって、とても懐かしく思いました。
そういえば、今回はLANケーブルは一切挿しませんでした。古くてアップデートを全くしていないPCはセキュリティ的に不安でしたので。
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