情報科学屋さんを目指す人のメモ

方法・手順・解説を書き残すブログ。私と同じことを繰り返さずに済むように。

Microsoft PowerPoint Web Appによるスライド埋め込みをSlideShareと比較してみる

Microsoft (27) Microsoft Office (34) Office Web Apps (1) PowerPoint (16) SlideShare (4)

Microsoft Web Appには、SkyDriveなどにアップロードしたPowerPointファイルをウェブページに埋め込み表示できる機能があります。今回は、その機能を、SlideShareと比較してみたいと思います。

実際にアップロードしてみる

実際に、テストスライド(たったの4ページ)を掲載してみます。ちなみに、フォント埋め込みや画像化といった、「わざわざ」していたことは一切していない、編集直後のものです。

SlideShareの場合

SlideShareにアップロードした場合がこちら。

まず自分がすぐ気が付いたのは、フォントが変わってしまっていることです。利用したフォントは、英数字のフォントが「Arial Unicode MS」・日本語文字用のフォントが「HG創英角ゴシックUB/HGゴシックE」でした(フォントこだわってなかったけれど、OfficeをインストールしたWindowsPCに標準的にインストールされているフォントだと思われます。ただ、部分的に、違うフォントを使っているかも。)

しかし、図形の類は、このスライドの範囲において崩れていることはなさそうです。

Microsoft Web Appの場合

SkyDriveにアップロードした場合がこちら(※簡単にダウンロードできると分かったので、キャプチャのみにしました。ダウンロードされても良いファイルをアップロードすればいいのだけれど、面倒なのでそのまま)

まず一番に気が付くのは、フォントの表示が崩れていない・変わっていないということです。どのページも、良い感じです。さすがPowerPoint純正ですね。

埋め込み表示では、1ページごとの移動しかできないのが特徴です。一方で、埋め込みコードの取得や、ファイルURLの取得が簡単にできます。

ファイルURLに、Windows Liveにログインしていない状態でアクセスしてみると、Microsoft PowerPoint Web Appの画面が表示され、ページを指定した移動や、ページタイトルを見ながらジャンプ先ページを選択できるページジャンプなどの機能が使えるようになります。また、PowerPointに保存されたノートを読むこともできます。しかし、アクセス制限の関係から、編集はさすがにできません。

また、「共有」ボタンを押すと、所有者のMicrosoftのLiveアカウントが表示されます。さらに、「PowerPointで開く」を押すと、次のような警告が表示されてしまったものの(Operaだったから?)、オリジナルのPowerPointファイルをダウンロードすることが可能でした。特にダウンロード可否の設定はここまで無かったので、公開=ファイルのダウンロード許可、となるみたいです。

このプレゼンテーションを開くには、サポートされているバージョンのMicrosoft PowerPointと、Office Web Appsからファイルを直接開くことのできるブラウザーをコンピューターで実行している必要があります。

Microsoft PowerPoint Web AppによるSkyDriveにアップロードしたPowerPointの埋め込み方法

まず、SkyDrive(https://skydrive.live.com/)にログインして、PowerPointファイルをアップロードします。アップロードは、アップロード先のフォルダを開いて「アップロード」ボタンを押すと、簡単にアップロードできます。

この時点で、アップロードしたファイルのアクセス制限である「共有する相手」は「自分のみ」になっています。

次に、アップロードしたファイル名を右クリックして、「埋め込み」し、表示された画面の「生成」ボタンを押します。すると、埋め込んだ結果と、埋め込み用のHTMLが表示されます

ちなみに、このとき次のような説明書きが表示されます。

注意: このファイルが埋め込まれたブログや Web ページにアクセスした人は、Windows Live にサインインしていなくても、このファイルを表示することができます。

この時点で、「共有する相手」が「一部の知り合い」になり、埋め込みコードなどからアクセス可能になっていることが分かります。

感想

ダウンロード不可にできなかったので、SkyDriveにアップロードしてMicrosoft PowerPoint Web Appを利用した埋め込みではなく、SlideShareを使うことになりそうです。このようなウェブサービスに頼らず、WordPressだけで完結するPowerPoint表示プラグイン(DL不可が設定可能)があれば最高なのですが。

SlideShareの得意なコミュニティ的な側面には劣りますが、Microsoft PowerPoint Web Appを使った埋め込みの表示品質は確かなようなので、ダウンロード許可でアップロードする場合には、とても良い選択肢なのではないでしょうか。

コメント(0)

新しいコメントを投稿




  • カテゴリ ナビ
  • 著者紹介

    ブログが趣味で、スマホアプリの利用中に発生するトラブルや不具合の対策手順や障害情報、 設定の変更方法などについて、解説記事をよく書いています。

    自分が困ったことをブログに書けば、次に困る人の参考になって、みんながみんな同じ苦労をせずに済む、というのが原点です。

    最近の関心は、スマホやパソコンが苦手な人の行動や思考、そしてそんな人を手助けする方法です。

    Amazonのアソシエイトとして、did2は適格販売により収入を得ています。

    RSS | Facebook | Twitter | About