PC版LINEだけ「友だちの名前が違う」理由と「LINEの名前表示」の仕組み

AndroidやiPhoneで電話帳を連携していた場合、LINEアプリは電話番号が一致する人を電話帳から見つけて、その「電話帳に登録されている名前」を「友だちの名前」として表示します。

もし電話帳に登録されていなかったり、電話帳連携をしていない場合には、「友だち自身が登録した名前」が「友だちの名前」として表示されます。

では、PC版ではどうやって名前を表示するのでしょうか。

ここで最重要なのは、PCには電話帳がないということです。つまり、電話帳から名前を表示することは出来ないのです。

なので、PC版では「友だち自身が登録した名前」が「友だちの名前」として表示されます。

つまり、「スマートフォンでは電話帳の名前」が表示され、「PC版では友だち自身が登録した名前」が表示される友だちがいると、「PC版だけ名前が違う！」となるわけです。

誤解されている人も多いですが、電話帳は電話番号とメールアドレスしかアップロード（LINE側に送信）されておらず、名前をはじめとしたその他の情報はアップロードされていません。

アドレス帳からは電話番号と携帯電話用メールアドレスのみ取得いたします。アドレス帳に登録されている氏名、写真、住所、携帯電話用以外のメールアドレス等の情報は取得いたしません。 （引用元）

なので、「電話帳から名前を探す」というのは、LINEのサーバ側では無理で、iPhoneやAndroidの端末側で行わなくてはならないのです。

こういう理由から、PC版では電話帳の名前を表示できないわけです。電話帳アップロードの仕組みを知っていると、簡単ですね。

Android版LINE 3.1.0、iPhone版LINE 3.1.2以降では、友だちの名前を編集できます。

では、これはPC版ではどうなるのかというと、編集した名前は、スマートフォン版LINEとPC版LINEで共有されます。つまり、編集された名前はサーバ上に保存されます。

つまり、これを上手く利用すると、PC版でも、電話帳に登録されている名前を表示できます。といても、ただ自分で友だちの名前を編集して、電話帳の名前にしてあげるだけですが（友だちをタップして、左上の鉛筆ボタンをタップすると、「表示名の変更」ができます）。

この話とは全く別に、「友だちの表示される名前が電話帳と一致しなくなる」という問題がよく発生しています。

これについては、「LINEで「友だちの名前」が「電話帳の名前」と違うときの対処法メモ」の記事を参考にしてみてください。