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今日DELL製30インチモニタの最新機種U3014が発売になりました。U3011の後継に相当するのですが、そのU3011からどう変わったかについて調べてみると、あまり注目されていませんが、大きな変更があったのでメモしておきます。
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大きな違い
今回注目したいポイントは、モニタアーム選択の幅が広がったことと、それと同じ理由でモニタアームが使いやすくなったという点です。
約2kgの軽量化によって、モニタアームが選びやすく、使いやすくなった
U3011は、モニタ本体(スタンド無し)で 9.3kg もありました。そのため、9.3kg以上に対応したモニタアームとなると、選択肢がだいぶ限定されてしまっていました(U3011のときの本命モニタアーム→エルゴトロン MXデスクマウントLCDアーム 45-214-026)。
このように、U3011はこの「重さ」が大きな問題でした。
しかし、U3014になって、パネル重量が約2kgも軽くなり、7.35kg になりました。これは、U3011と同時期の27インチモニタU2711(7.72kg)より軽いことになります。
これだけ軽量化されたことにより、モニタアームの選択の幅が広がりました。例えば人気の定番アームであるエルゴトロン LXにも取り付けられるようになりました。
また、この軽量化は、単純に選択肢を広げるだけではありません。エルゴトロンLXの場合、耐荷重は9.1kgですが、U3014は7.35kgです。こういった場合、7.35kgだと軽すぎるのかというと、そういうことはありません。軽ければ軽いほど、耐荷重に余裕があることによって、モニタ動かしやすくなるなど、モニタアームを利用しやすくなります。そういう意味でも、2kgという大幅な軽量化は、モニタアームを使う場合に重要な改善だと思います。
薄型化も
また、軽量化に伴い、U3011では 94.4mm あった厚みも、 U3014では 61.0mm にまで薄型化され、厚みが2/3になっています。
これもモニタアームと相性が良いのでは無いかと思います。U3011は、重いだけでなく、やたらと分厚かったですから。
結論
U3014の登場によって、30インチモニタ+モニタアームという環境がだいぶ構築しやすくなるのではないかと思います。
今まで重すぎて30インチモニタを使えなかったモニタアーム愛用者も、U3014で30インチモニタデビューしてみてはいかがでしょうか。
おまけ
今回はDisplayPortの出力端子が付いて、デイジーチェーンができるようになったようです。どんな手順で使えるのか、ドライバ的な問題はないのか、グラボの対応状況はどうなのかはまだ調べていないのですが、マルチモニタ党的には気になる変更点です。
レビューが少なすぎる(2013/03/23 追記)
「U3014」のレビューをしているブログを探してみたのですが、未だに本当にほとんどありません。また、企業のWebサイトでのレビューも、結局「それ、U3011でも一緒じゃん」な内容ばかりで、さっぱり求めているレビューと違って役に立たない感じなのが目に付きました。安くない商品ですし、もうしばらくしないとレビューは充実してこないのかなぁ、とがっかりしています。正直、多くの人にとっては、値段と大きさだけ考えたら、U3014(2560x1600, 12万円)を1台買うより、U2713HM(2560x1440、5万円)を2台買って2万円余らせたほうが、まぁお買い得、って感じしますもんねぇ。
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