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最近「どうしてiPhoneはフリーコインが使えないんですか?」と理由を尋ねたり、「iPhone版のスタンププレゼントを復活させてください」「どうしてiPhoneには○○の機能がないんですか!早くしてください!」とLINEに要望を出していたり、レビューに書いている人が多く見受けられます。このように、iPhone版にだけ無い機能がLINEにはいくつかあります。また、新機能が登場したときに、Android版に比べてiPhone版だけアップデートが遅いと言われることも多いです。これらの原因について説明したいと思います。
※2015年12月02日 更新
目次
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iPhone版に無い機能
iPhone版に無い機能や、iPhone版だけ遅れた機能には次のようなものがあります。
- 有料スタンプのプレゼント機能(無料は可能)
- フリーコイン機能
- トーク全体のバックアップ機能
- 着せ替え機能(2週間遅れで対応版公開)
- タイムライン機能(遅れて対応版公開)
このように、iPhone版はどうもAndroid版と扱いが違います。
iPhone版だけ特別な理由 → Apple社による審査
iPhone版だけスタンププレゼント機能が無くなってしまったことで、Androidだけズルいと言われるのですが、これにはちゃんとした理由があります。
それは、iPhoneアプリには、Apple社による厳しい審査があるためです。
この審査によって、いろいろな場面でiPhone版LINEは影響を受けています。
スタンププレゼントの場合
iPhone版の有料スタンププレゼント機能が消えたのも、Appleによって定められたアプリの審査基準を満たさなかったからで、公式ブログでも、そのように説明されています(無料スタンプは引き続きプレゼントできますし、Androidユーザからの受け取りも今まで通り可能です)。
今回の機能提供終了は、AppStoreを運営しているApple社からの要請を受けて実施したものです (引用元)
そのため、今後も有料スタンプがプレゼントできるようにはなりません(審査基準が改定でもされない限り)。
@03Koizumi Apple社からの要請で終了した機能のため、Apple側のルールなどが変更にならない限り難しいかと思います。申し訳ありません。
— LINE公式アカウント (@NAVER_LINE) June 26, 2013
また、じゃぁいままでどうして使えたんだ、という話もあるのですが、途中からApple社の判断結果が変わる、ということはよくあるので、今回アプリが要件を満たさないと言うことがはっきりしてしまった、ということだと思います。
ちなみに、そもそもiPhone版のスタンププレゼント機能は、Android版からだいぶ遅れて導入されたものなので、導入時点で審査を通れるように四苦八苦していたのではないかと思っていました。そして、ようやくiPhone版でも使えるようになった、と思っていたら、たちまち使えなくなってしまった、というわけです。
着せかえ機能の場合
Android版が出てからなかなか公開されなかったiPhone版の着せかえ機能は、Apple社の審査待ちになっていました(アプリのアップデート時にも毎回審査があり、1週間程度審査結果を待つ必要があります)。
このように、iPhone版だけ機能が遅れる原因にも、Apple社によるアプリの審査が関係しているわけです。
@MaRi_Y2838 アプリの更新・公開をする際には、アプリストア(iPhoneの場合はApple社)によって審査が行われるので、その審査をにかかる日数次第で公開日が変わります。近日中には公開されるかと思いますので申し訳ありませんが少々お待ちください。
— LINE公式アカウント (@NAVER_LINE) July 19, 2013
フリーコインの場合
最近導入されたフリーコイン機能は、iPhone版への適用が未定になっています→iPhoneでもフリーコインが利用できるようになりました。
フリーコイン機能とは、フリーコイン機能の画面に表示されているアプリをインストールすると、有料スタンプを購入するために使用できるコインをもらうことができる機能です。
下記のスライドは少し古い情報ですが、このような「アプリのインストールでユーザに報酬を支払うアプリ」は、Appleの審査を通れない(リジェクトされる)と言われています。どんな規約違反になるか、については「ランキング操作などを認めない規約に違反しているのではないか」と考えられているようです。
p.5の図が、LINEフリーコインの仕組みそのものです。また、p.13にあるように、この仕組みはAndroidアプリについては問題なく利用可能のようです。
iPhoneでフリーコインや有料スタンププレゼント機能が使えないのは、どちらもAppleの審査が原因だった
ということになります。
トークのバックアップ機能の場合
iPhoneにない大きな機能として、トークを「すべてバックアップ」する機能があります。
これは、Androidのみで利用できる機能で、トークをバックアップして、機種変後の端末や、再インストール後のアプリ上に復元することが出来る機能です(使い方)。ただ、これが使えなくてもiPhoneには、もともとiCloudやiTunesを使ったバックアップ機能があります(LINEでの使い方について)。つまり、形式上、iPhone版LINEに、わざわざバックアップ機能を追加する必要は無いのです。
Appleでも、iCloudやiTunesを用いたアプリやデータのバックアップを推奨している関係上、Androidと同様の、エクスポートではない単なるバックアップ機能を追加することが、審査(規約)上、できなかったのかもしれません(これについては、LINE公式ブログなどに基づく情報ではなく、あくまで予想です)。
まとめ
このように、Android版LINEでできる機能を、iPhone版LINEに追加しない大きな理由に、Apple(AppStore)の規約があることを解説しました。つまり、LINE側として機能を追加したくても、Apple側が認めない限り、機能を追加"できない"のです。
LINE側にはどうしようもない理由がある、というわけで、「どうしてiPhone版には無いんだよ!早くしろ!」と怒っていた人も、これを読んで少しは納得できたのではないかな、と思います。
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コメント(4)
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『「LINEの有料スタンプの値段が違うのはどうして?」の理由』 OLD >>
2013年8月27日(火) 16:57
iPhone版LINEでのフリーコインゎ今後も無いとぃぅことですかぁ?
2013年8月28日(水) 23:36
>あかりさん
Appleの審査基準次第となります。
2013年10月5日(土) 17:58
質問なんですが、レビューにかいてあったんですけど、スタンプごAndroidだと100円なのにiPhoneだと170円なのわなんでですか?あと、今回のアプデをするとデータがきえたとゆうひといるんですけどほんとですか?
2013年11月9日(土) 21:20
>なつみさん
did2の人でなく、通りすがりですが、答えます。
たぶんAndroidは100円ではなく、Android内で使えるコイン100枚の意味だと思います。Androidだけ安くてiOS系は高いというえこひいきは体制上どうかと思いますし、まずないと思います。