LINEの仕組み from did2memo.net

LINEの仕組みや使い方などについて詳しく解説します

LINEユーザ急増の原因が単に「WhatsAppがFacebookに買収されたから」だと思ったら

LINE (1627) WhatsApp (1)

「今日の未明から海外でLINEユーザーが急増している」というLINE公式のTweetを見て、「WhatsAppがFacebookに買収された影響が、数日経ってから現れたのかな」と思って確認のために調べてみたところ、大きなきっかけがあったようなのでメモしておきます。

単にWhatsAppがFacebookに買収されたから、というわけではなく、ちゃんとその時刻に大きなきっかけがあったことがわかりました。

今思えば、この「世界中で快適にご利用頂けるようサービス提供を続けていきます」は、そのきっかけを反映したアピールが含まれていたのかもしれません。

ユーザー急増のきっかけは「WhatsApp」の長時間停止

実は、WhatsAppが日本時間の午前4時ごろから3時間半にわたって、メッセージが送信できない障害が発生していたようです。

これがきっかけになって、WhatsAppユーザーが多い地域でLINEを使い始める人が急増したようなのです(be recovered shortlyが結果3時間半に)

つまり、単にWhatsAppがFacebookに買収されたから、というわけではなく、ちゃんとその時刻に大きなきっかけがあったというわけです。

この流れについては、TechCrunchで紹介されています。

参考:WhatsApp Is Down, Confirms Server Issues [Update: It's Back After A 210-Minute Outage] | TechCrunch

ユーザーが急増したのはLINEだけじゃない

その結果、LINEに限らず、他のアプリにもユーザーの新規登録急増が発生したようです。

Telegramが2/23 4:52にTweetしています。

LINEもよく障害が起こるけど

では、LINE自体はどうかというと、LINEもだんだんと頻度が減ってはいるものの、メッセージの送受信に大規模な障害が発生することがあります

しかし、だからといって大量のユーザーが他のアプリの利用を開始した、ということは今まで聞いたことがありません(カカオに移る人はいたが、そこまで大規模には感じなかった)

これは、WhatsAppの買収されたという背景に加えて、文化*や機能の違いが関係しているのかも知れません(*障害が起こったから他のアプリにしようなんて、なかなか思わないように感じてしまう)。 ただ、日本のLINEユーザの場合は特に、障害が発生したところで、LINEから他のアプリに移動したいと思うような、LINEの代わりになるアプリ候補があまりない、と考えている面が大きそうです。 他にもWhatsAppのユーザー数がとても多いので、同じ割合が移動するにしても、インパクトが大きくなっているのではないか、など、原因は色々考えられますが。

障害発生で人がこうも移動するとは

そういった中で、今回のWhatsAppの移動を見ると、「そんなに影響があるのか…」と驚いてしまいました

障害がユーザー数に影響を与えるにしても、もっと長いスパンで影響が出るものだと思っていました。

障害が起こらない、すぐ直るって大事

今回「WhatsApp」の障害をきっかけに他のアプリへの流入があった海外の国々では、次にLINEが大きな障害を起こせば、また別のアプリに人が移動してしまうかもしれません

ここまで簡単にユーザーが動くのを目の当たりにすると、安定してサービスを提供し続けることは言うまでもなく大切ですが、今まで思っていた以上に、大切なのだとわかりました。

サービス・ユーザ・収益を拡大していく上で重要ではないが、アプリのスケーラビリティを損ねかねないような機能、例えば「送信メッセージの取り消し」なんかが実装されるのは、想像以上にずっと先の話なのかもしれません。

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