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Chromeで動画共有サイト(Youtubeなど)で動画を再生する際に、ダウンロードはできているのに、再生がこまめに止まってしまう現象がよく発生していました。その原因と対策を紹介します。
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症状
Youtubeなどで動画を再生していると、ダウンロードが間に合わないわけじゃないのに、動画が一瞬固まります。この現象が数秒間隔で発生して、音声はスムーズなのですが、映像だけが引っかかってしまっていました。
動画再生には、Flashが使われており、Chromeで利用しているフラッシュプレイヤーはChromeに同梱されているものではなく、Adobeから別途ダウンロードしたものを使っています(Shockwave Flash 13.0 r0、13,0,0,214、C:\WINDOWS\SysWOW64\Macromed\Flash\NPSWF32_13_0_0_214.dll)。
Chrome同梱のフラッシュプレイヤーを使わない理由:Chrome:特定ページで「エラー このページの表示中に問題が発生しました」になるときの対策、Youtubeの動画を最大化(フルスクリーン)できないときの対策メモ
分析
Process Explorerの、プロセスのリソース使用量をリアルタイムに表示してくれるグラフ表示機能を使って、定期的にどれかのプロセスが高負荷になっていないか確かめてみました。
しかし、Chromeの「GPUプロセス」プロセス、Chromeの「プラグイン: Shockwave Flash」プロセス、動画再生中のChromeタブのプロセス、dwm.exeのプロセスの4つをチェックしましたが、動画が引っかかるタイミングと同時にスパイクが発生していたりするプロセスは見当たりませんでした。変動はあっても、関連が見られません。
そこで対象を広げてみると、Chrome.exeのプロセスの中に、動画の一時停止と同時にCPU使用率が急上昇しているプロセスがありました。
そのプロセスは、動画再生中のタブとは全く関係のない、別のページを表示しているプロセスでした。
そこで、そのプロセスをSuspend(一時停止)してみたところ、動画がスムーズに再生されるようになりました。
この定期的に急にCPUを使ってしまうタブが原因だったようです(Google Analyticsのリアルタイム解析ページ)。
対処法
Shift+EscキーなどでChromeのタスクマネージャーを開いて、CPU順に並べます。
そして、CPUを沢山使っているタブを見つけたら、そのタブを閉じます。
今回自分が遭遇した原因と同じであれば、これでそのタブが急激にCPUを消費することがなくなるので、動画がスムーズに再生されるようになるはずです。
他にも原因があるかもしれませんが、探してみてください。もしかすると、Chrome以外のプロセスでCPU使用率が急上昇するものがあれば、それが原因かもしれないので、Chromeの中でそれらしいタブが見つからない場合には、Windowsのタスクマネージャーの詳細画面で、該当しそうなプロセスを確認し、終了させてみてください。
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