AutoHotkey：OS再インストール後にホットキーが動かない原因（Sendが動かない）

AutoHotkeyを起動後（スクリプトを実行後）、ホットキーを押下しても、カーソル移動などが発動しません。

今まではAutoHotkey_Lを使っていたので、以前ダウンロードしたAutoHotkey_L_Install.exeでインストールすれば良いのですが、今回は新しく標準版のAutoHotkeyの最新版である「AutoHotkey104805_Install.exe」からインストールしてみました。

しかしものの見事に今まで使っていた.ahkファイルのホットキーが動作しなかったので、アンインストールして、http://ahkscript.org/download/ から最新版のAutoHotkey_L（AutoHotkey111903_Install.exe）をインストールしました（Unicode 64bit版）。

しかし、それでもMain.ahkがちゃんと動作せず。そこでとりあえず再起動を試みました。しかしそれもダメ。どうやら一部のホットキーは動作するものの、カーソル移動など、特定のホットキーがうまく動作しない模様でした。

とりあえず、今使っているノートPCは、AutoHotkey_L 1.1.08.01 なので、これで試してみたいところです。というわけで、それに近い手元にあった1.1.09を試してみるも、これまたダメ。1.1.08.01でもダメ。

そこで突然思い出し、「コントロールパネル>システムとセキュリティ>アクションセンター>ユーザーアカウント制御設定の変更」で、「通知しない」側に全力で倒しました。つまり、UACの無効化、です。

しかし、これでもダメでした。

とりあえずいろいろ試してみてたところ、さすがにバージョンが同じなだけあって仕様変更などの影響は受けず、関数呼び出しなどはちゃんと動作しているようでしたが、どうも「Send」の行までちゃんと実行されているものの、カーソルが動かない、という状態（アプリ側が受け付けていない状態）でした。

そこで、「Send」を「SendPlay」に変更してみてもダメでした。

ここで、よくよく考えると、一部のホットキーでのSendは動作していたので、それを確認してみたところ、動作しているのは「SendEvent」でした。

そこで、「SendEvent」に変更してみたところ、ちゃんと動作しました。

このとき、そもそも「SendMode（デフォルトのSend）」の設定は「SendMode Play」になっており、「SendPlay」が動作しないことが原因のようなので、これでは全滅です。

しかし、この「SendPlay」は、「AutoHotkey：キー押しっぱなし病・ホットキーすり抜け病対策の研究」の結果だったはずなので、あまり変えたくありません。しかし、あまりに不便なので、一度「SendMode Event」にしてみることにしました。

※ちなみに、明示的に「SendEvent」を使っている部分があったのは、「SendPlay」では、一部のホットキーがうまく動かないため（例えば、Winキーの送信をOSに送れない、など）。

さて、大きな疑問が残っています。それは、どうして今まで使えていたSendPlayが使えなくなったのか、です。

これについては、後々調べなくては鳴らなくなりそうですが、ひとまず放置しておきます

UACが有効だとSendPlayが使えないので、UACを無効化したのは正しい対処だと思うのですが、それではダメだったみたいです。一体どうして。