情報科学屋さんを目指す人のメモ

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iPhone「Not Enough Storage」エラーの意味と止める方法

iCloud (34) iPhone (1654)

iPhoneを使用していて、特に機種変直後などに、「Not Enough Storage」で始まるエラーが表示されることがあります。このエラーは、日本語でiPhoneを使用していても、英語で表示されるため、英語がわからない人を困らせています。また、Closeで何回閉じても毎日繰り返し表示されるエラーなので厄介です。今回は、このエラーの意味を説明と、表示しないようにする対策方法を紹介します。

Not Enough Storage

エラー(お知らせ表示)本文は、次のようになっています。

Not Enough Storage
This iPhone cannot be backed up because there is not enough iCloud storage available.
You can manage your storage in Settings.

「iCloudの容量がいっぱいでバックアップできません」

このエラーの内容は、「iCloud」の容量(無料5GB)がいっぱいになってしまい、iPhoneのデータのバックアップが出来ません、というエラーです。

つまり、このエラーが出ていると(1日一回)、iCloudバックアップを設定していても、バックアップされません。ですから、このエラーが出ないようにどうにかする必要があります。

このエラーには、大きく分けて2つの対策があります。

対策1:追加容量を購入する

まず1つ目の対策は、流れに従って、追加容量を購入する方法です。

このお知らせが表示された後にiPhoneのロックを解除すると、「Upgrade Storage」ボタンが表示されます。

Not Enough Storage
This iPhone cannot be backed up because there is not enough iCloud storage available.
You can manage your storage in Settings.
Close
Upgrade Storage

ここで「Upgrade Storage」をタップすると、「iCloud ストレージのアップグレード」画面が表示されます。

iCloud ストレージのアップグレード
すべての写真、ビデオ、書類をiCloudに保存して、どこからでもアクセスいただけます。クラウドにiOSバックアップを保存しましょう。

現在のプラン:
[5GB] 無料

アップグレードの選択
新しいプランを選択して「購入する」をタップすると、下記の金額の請求が直ちに発生し、また、プランを変更またはキャンセルするまで、毎月同じ額の請求が発生します。

[20GB] 月額¥100
[200GB] 月額¥400
[500GB] 月額¥1200
[1TB] 月額¥2400

VAT(付加価値税)は価格にふくまれています。

ここから、バックアップに十分な容量を購入すれば、エラーは出なくなります。

対策2:バックアップを削除する

もう一つは、機種変の後などに、前のiPhoneやiPod touchのバックアップファイルを削除してしまう方法です。

iPhoneのホームから、「設定>iCloud>容量>ストレージを管理」と進むと、端末ごとのバックアップの一覧が表示されます。

この中から、古いiPhoneやiPod touchの、消してもいいバックアップデータをタップして、「バックアップを削除」をタップします。

すると、「バックアップをオフにして、iCloudから"○○"のバックアップデータをすべて削除しますか?」と表示されるので、「オフにして削除」をタップします。

「削除中」がしばらく表示されたら、iCloudの空き容量が増えているはずです。

このとき、「最後のバックアップが失敗しました。2.8GBの保存容量を追加する必要があります。このiPhoneのバックアップを続行するには、次のいずれかを実行します」と表示されているはずなので、空き容量が十分になるまで削除してください(他の手段と組み合わせるのがおすすめです)。

対策3:バックアップを停止する

空き容量を増やすつもりがないのであれば、エラーが出るだけ面倒なだけなので、そもそもエラーが出ないように、バックアップ機能自体を停止する、という方法がお勧めです。

「設定>iCloud」開いて、「バックアップ」をタップし、「iCloudバックアップ」を「オフ」にします。

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