情報科学屋さんを目指す人のメモ

方法・手順・解説を書き残すブログ。私と同じことを繰り返さずに済むように。

動画の音ずれを補正する(GOM Player)

GOM Player (1) 動画 (2)

動画を再生していて、音声(音楽)と映像がズレてしまっているケースはよくあります。動画をエンコードする際の設定ミスで音ずれが発生してしまっていたり、動画共有サイトにアップロードした際にズレてしまった、なんていうのが定番です。

そういう動画を編集して音ずれを修正する(動画を作りなおす)、という方法もありますが、もっと手軽に、動画プレイヤーの設定で、音と映像のタイミングをズラして、正しいタイミングに合わせることも可能です。

今回は、そちらの方法を紹介します。

使用するのは GOM Player

今回は、少ない設定で、いろいろな形式の動画が再生できる「GOM Player」という動画再生ソフトを使います。

音ずれ修正にも対応しています。

「Shift+.」と「Shfit+,」で音ずれを修正する

Gom Playerでの動画再生中に、「Shift+.(『Shift』キーを押しながら『.』キー)」で、音声を0.1秒早く、「Shift+,」で、音声を0.1秒遅くすることができます。

このキーボードを使う方法がおすすめ(連打できるから)ですが、マウスを使って設定したい場合は、画面を右クリックして、「オーディオメニュー>[音声同期] 音声を0.1秒早く」から変更できます。

音ずれのずらす方向がよくわからない場合

音声を早くするべきなのか、遅くすべきなのか、+0.1秒というのはどちらにずれるのか、などなど、ゼロカンマ数秒の音ズレを頭で考えると、修正する方向がどちらなのか、案外難しかったりします

そんなときは、とりあえずどちらかに0.1秒または0.2秒程度ずらしてみて、ずらす前より悪くなった、良くなったか、を確認してみてください

もし、音ズレが改善されていれば、補正方向は合っています。逆に、音ズレがさらにひどくなっていれば、補正方向は逆だった、ということになります。

注意:補正は0.1秒単位

最小補正幅は0.1秒なので、0.1秒より詳細な修正はできません。

しかし、あくまで再生時の音ズレ修正のため(厳密な動画制作の話ではないので)、0.1秒単位で十分な状態にできるのではないかと思います(利用用途による)。

まとめ

動画の音ズレが気になる場合でかつ、動画ファイルそのものを変換するほどではない・面倒、という場合には、動画再生ソフトの機能を使って、音ズレを補正してみてください。

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