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LINEでまた最近、自動招待(無限招待マクロ)による嫌がらせが増加しているようです。グループ招待は、ブロックでは防ぐことができないため、LINEアプリ内でできる嫌がらせとして、この「自動招待」がよく利用されています。今回は、「自動招待とマクロってどう違うの?」といったところから、「マクロのやり方ってどうなっているの?」という部分まで、自動招待・マクロについてのいろいろを、このページにまとめていきます。
目次
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用語説明
まず、「マクロ」と「自動招待」という言葉の違いなど、用語を簡単に説明します。
「LINEの自動招待」とは
「LINEの自動招待」とは、グループの招待を、何度も何度も繰り返し送りつける迷惑行為のことです。「無限招待」とも呼ばれます。
そして、「自動」と付く通り、犯人は、手で繰り返し操作するのではなく、自動化ツールを使って1クリックで大量の招待を行います。
「マクロツール」とは
「マクロツール」とは、その「自動化ツール」のことです。
マクロツールは、「ここをクリックしたら、次にこの位置をクリックして~」のような、画面操作を記録して、記録した操作を自動で行うことのできるツールです。
犯人は、マクロツールを利用して「LINEでグループを作って、ターゲットの友だちを招待する」という操作を記録し、繰り返し実行している、というわけです。
「マクロ」とは
「マクロ」という言葉は、その操作を記録再生するという「機能」のことを言います。
マクロ機能用のソフトが「マクロツール」、というわけです。
LINEの自動招待に使われるツールの例
LINEの自動招待に使われるソフトは、一種類ではありません。
- UWSC(初心者向け)
- KMマクロ(中上級者向け)
- 寝マクロくん(中上級者向け)
このように、いろいろなソフトがあります。
これらのツールを使って、操作を自動化して、無限招待が実行されています。
他のマクロ攻撃
無限招待以外のマクロを利用した攻撃として、「LINEトーク荒らし」「LINEグループ荒し」のような、トークを大量に投稿するマクロ攻撃もあります。
操作を自動化できれば、それを繰り返すことで、いろいろな攻撃ができてしまいます。
UWSCによる無限招待マクロの作り方動画
これらの使い方について、解説動画などもあり、次の動画は2万再生以上されています。
真似しないように!!!
しかし、このような方法は大きなトラブルの原因となるので、決して真似をしてはいけません。
後述のLINE利用規約にもあるように、LINEのサーバに本来の利用用途から外れる負荷を与えることになるとともに、他の利用者を利用を妨げる行為であるため、攻撃相手への違法性以前に、最悪LINE社から威力業務妨害として告発される可能性が考えられます。
自動招待マクロの対策について
マクロの対策には、いくつかの方針があります。
本当のところ、最も基本となるのは、自動招待マクロなんかをしてくるユーザーに近寄らない(友だちにならない・知り合い以外がいる同じグループに入らないなど)の「予防」です。
今回は、一度無限招待マクロを受けてしまった場合の話をします。
出戻りする
もっとも強力な対策は、「出戻り」という方法です。
簡単に言えば、アカウントを作り直す方法のことです。
新しいアカウントにすることで、必然的に無限招待が止まります。
招待削除マクロで対抗する
アカウントを作らないで対抗する場合の一つの方法が、招待の削除作業をマクロにする、という方法です。
次の動画が参考になります(KMマクロ)。
電話をかける
招待してくる相手に、パソコン版LINEから電話をする、という方法もあります。
こうすることで、画面表示が変化してしまい、マクロに失敗する、というような方法で、よく使われている対策ですが、これもその場しのぎ的な対策となってしまいます。
LINE運営に通報する
また、相手のユーザーを迷惑行為としてLINE運営に通報するのも有効な方法です。
追加:ブロックする
「ブロックしてもグループ招待は届いてしまう」という仕組みが、マクロ対策のやりにくさの原因でしたが、2016年6月ごろより、グループの招待もブロックできるようになりました。そのため、「招待してくるユーザーをブロックする」という方法が追加されました。
ユーザーをとっかえひっかえされてしまうと困るものの、地道な通報より、はるかに簡単ですし、即効性があるのが特徴です。
マクロと利用規約
このようなマクロ攻撃は、違法行為なのでは?という話が定番ですが、とりあえず利用規約を見てみましょう。
12.12. 本サービスのサーバやネットワークシステムに支障を与える行為、BOT、チートツール、その他の技術的手段を利用してサービスを不正に操作する行為、本サービスの不具合を意図的に利用する行為、同様の質問を必要以上に繰り返す等、当社に対し不当な問い合わせまたは要求をする行為、その他当社による本サービスの運営または他のお客様による本サービスの利用を妨害し、これらに支障を与える行為。 (引用元)
無限招待は、もちろん別のユーザーに対する迷惑行為です。こちらについては、「違法じゃない」「これくらいじゃ警察は動かない」と言う人を多く見かけます。
しかし、ユーザに対する迷惑行為ではなく、LINEの運営に対する迷惑行為と考えてみると、無限招待マクロはサーバーに負荷を与え、他のユーザーのサービス利用を妨害する行為であるといえます。
そのため、「信用毀損罪・業務妨害罪 - Wikipedia」にもあるように、LINE社に対する「DoS攻撃を行い、コンピュータによるサービス提供を妨害する行為」と同じように該当する可能性が考えられます。
まとめ
今回は、「自動招待・無限招待・マクロ」の用語から、マクロが実際にどのような仕組みで行われているのか、そして、無限招待されたときにどんな対策をすれば良いのか、などを紹介しました。
LINEはそもそも、身近な知り合いと連絡することを目的に設計されたツールです。
対策として「出戻り」を行い、新しいアカウントでやり直す際には、不特定多数が参加するグループに入らないことや、LINE IDやLINE URLをむやみに公開しないようにするなどして、マクロ攻撃のターゲットにならないように気を付けるところから始めるようにしてみてください。
参考
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