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「あなたは今日、死んでしまいました」クイズの答えについて

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LINEタイムラインなどで、「あなたは今日、死んでしまいました。雲の上の道を歩いていると、道が2つに分かれています~」という文で始まるクイズが拡散されています。このクイズについて、少し解説します。実はこの問題、とても有名な問題で、その答えもとても有名です(2種類ある)。

「あなたは今日、死んでしまいました」クイズ

現在拡散されているクイズは、次のようなものです。

あなたは今日、死んでしまいました

雲の上の道を歩いていると、道が2つに分かれています。
片方は天国、もう片方は地獄につながっています。

道の分かれ目に、外見が全く同じ男が2人いました。
どちらかは天国から来た、本当の事しか言わない男。

どちらかは天国地獄から来た、嘘しか言わない男です。
質問は、どちらか1人に1回しか出来ません。

どうすればいいでしょうか?

有名なパズル

実はこの天国行き・地獄行きの問題は、非常に有名な論理パズルです。

懐かしいなぁ、と思いました。

とても有名な問題なので、Wikipediaの「ロジックパズル」の項目の例題として紹介されています。

そして、答えも紹介されており、答えは2種類紹介されています。私の記憶は1つ目の答えなのですが、2つ目のほうがシンプルかつ、より質問として優れているので、その2つ目のほうを紹介します。

答え

その答えとは、「『この道は天国行きですか?』と私があなたに尋ねたら、あなたは『はい』と答えますか?」と尋ねるというものです。

例えば、「こっち」と指した道が、天国行きだったとします。

この質問を天国から来た人にした場合、『この道は天国行きですか?』と聞かれたら『はい』と答えます。そして、そのことを正直に教えてくれるので、この質問には「はい」と答えてくれるはずです。

逆に、地獄から来た人にしてしまった場合はどうでしょう。

地獄から来た人に『この道は天国行きですか?』と聞いたら、嘘をつくので『いいえ』と答えます。しかし、さらにこの『いいえと答える』ということについても嘘をつくので、結局最終的にこの質問には「はい」と答えてくれるはずです。

というわけで、結局質問した相手が天国から来た人でも、地獄から来た人でも、「こっち」と指した道が天国行きであれば「はい」と答えてくれます。

もし「こっち」と指した道が地獄行きだった場合にも、見事にどちらに聞こうとも、「いいえ」と答えてくれます

ポイント

つまり、この質問は、嘘をつく人に、嘘を2重につかせることで、マイナス×マイナス=プラスがごとく、本当の事を言わせるというのがポイントになっています。

嘘をつかない人ならそのまま答えてくれる、というのもポイントで、このおかげで、嘘つきに聞こうと正直者に聞こうとも、正解が得られる、というわけです。

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