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メルカリに出品した商品を送らずに「手渡し」する行為についてGoogle検索すると、「直接会っての手渡しは禁止」と書かれているサイトばかり出てきます。しかし実際は、商品の手渡しそのものは禁止されていません。このあたり、誤解があると買い手と売り手の間で話がこじれてトラブルになりやすくなるかと思うので解説します。
壊れやすいもので商品の梱包/発送に不安があったり、大きな商品なので送料を節約したい、などの理由があって、住んでいる場所が近そう、ということがわかったら、手渡しを検討してみるのも良いかも知れません。
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「禁止されている行為」一覧における「手渡し」
メルカリのガイドにある「ルールとマナー>禁止されている行為」を確認すると、「手渡し」については、以下の通り書かれています。
・手渡しを強要する行為(引用元)
ここでのポイントは、「強要する」ことが禁止されているだけで、手渡しそのものが禁止されているわけではないというところです。
つまり、出品者と購入者がお互いに手渡しに納得すれば、商品を手渡しすることに問題はないというわけです。
公式のツイートでも
この手渡しについては、公式ツイッターアカウントの返信でも、「手渡しを強要する行為」を禁止行為とするのみで、手渡しについては「商品の手渡しは可能」「トラブルや行き違い等が起きないよう、取引相手の方とよくご相談いただいた上でお決めいただければ」としています。
@amanekotv 商品の手渡しは可能ですが、商品代金の手渡しや手渡しを強要する行為は禁止行為となっております。なお、商品の受け渡しを手渡しにする場合には、トラブルや行き違い等が起きないよう、取引相手の方とよくご相談いただいた上でお決めいただければと存じます。
— メルカリ スマホでかんたんフリマアプリ (@mercari_jp) 2016年3月31日
商品代金の手渡しは禁止
ここで注意すべきは、手渡しOKなのは、商品のみであるという点です。
先ほどのツイートにも、「商品代金の手渡し」が「禁止行為」と書かれています。
メルカリのガイドで該当するのは、次の項目だと思われます。
・メルカリで用意された以外の決済方法を促す行為(引用元)
メルカリで用意されている決済方法の中に「手渡し」はもちろん含まれないため、違反となってしまいます。
こちらは促すだけでアウト、のようです(なぜ決済そのものを禁止と書いていないのかは、取り締まりやすくするため?)。
強要は禁止
最後に繰り返しになりますが、「手渡しがOK」だからといって、それを無理矢理「発送はしない、手渡ししか認めない」というのは「強要」にあたり、禁止されている行為に該当します。
そのため、出品者側としては、あくまで発送方法のオプションとして提供し、購入者としても、提案するにとどめ、相手に拒否された際にはあきらめて、手渡し以外の通常の配送方法を選択するようにしましょう。
手渡しが嫌だったら拒否できる
逆に言えば、手渡しが嫌であれば、先ほどのルール等を盾に、きっぱりと拒否できるということです。覚えておいてください。
メルカリ アッテ
「メルカリ アッテ」は、逆に手渡しが前提の新しいアプリで、その「手渡し」という点が大きな話題になっていました。
このとき、「メルカリでは手渡しが禁止されているけれど、アッテならできる」と誤解していた人も多かったのではないでしょうか。
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