LINE「ブロックしたユーザーからのグループ招待は届かない」という当たり前そうな仕様に変わるまで
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LINEでは今まで「ブロックしている相手からでもグループの招待メッセージが届いてしまう」仕様だったため、「トークはブロックできるけれど、グループの招待がブロックできず、グループの招待だけ自由に送信できる」不思議な状態でした。
この仕様は、ブロックされている相手へ連絡する最終手段として利用されたり、はたまた、ブロックでの回避ができないことから、嫌がらせやスマホに負荷をかける攻撃のために利用されていました。
しばらく前に、この謎仕様が遂に変更になったので、背景や変更内容、および、実験内容をまとめて紹介します。
目次
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グループ招待をブロックで防げない
LINEの「ブロック(ユーザーブロック)」機能は、ユーザーをブロックすると、そのユーザーからのトークや通話が全く届かなくなる機能です(他には、タイムラインを見せない、など)。
では、そのユーザーから、グループへの招待が届いたらどうなるか、なのですが、今までは、グループへの招待は、ブロックしている相手からも届いてしまう仕様になっていました。
つまり、ブロック機能の「抜け穴」です。
利用例・悪用例
この仕様には、有名な利用例1つと悪用例1つがありました。
利用例
「ブロックされてしまっていて、メッセージが届かない相手に、どうにかメッセージを伝えたい!」なんて場合に、グループ名に伝えたいメッセージを入れたグループを作り、その相手を招待する、というのが有名なこの仕様の利用例でした。
悪用例
ただこの「利用例」も、ユーザーの「メッセージを受け取りたくない」という、ブロック機能に要求したものを破ってくるものであり、正直「迷惑」なものでした。
しかし、さらに強力に悪用する方法として有名だったのが、LINE界隈で言われる「マクロ」です。
ここで言う「マクロ」は、自動化ツールを使って、グループの招待を連続で送信し続ける、というものです。「自動招待」とも言われます。
この攻撃を受けると、通知が繰り返されるだけでなく、LINE自体が非常に重くなってしまうなどの被害が発生します。
しかし、ブロックができないことから、アカウントを作り直すくらいしか根本的な対策がないのが大問題でした。
もちろん、攻撃する側は、この「大問題」に注目して、グループ招待を攻撃手段にしていたわけです。
仕様変更でグループ招待もブロック可能に
ところが最近、この仕様が変更され、グループ招待もブロックの対象になりました。
実験
実際に、ユーザーAが、ユーザーBをブロックする前後で、グループへの招待が届くかどうかを確認しました。
まず、AがBをブロックする前に、Bが「ブロックされる前」というグループへAを招待しました。当然招待は届きます。
その後、AがBをブロックし、もう一度Bが「ブロックされた後」というグループへAを招待してみました。すると、招待が届きませんでした。ちゃんとブロックされていました。
遂に対応した
この仕様の問題は、長い間放置され続けており、ユーザーからの要望も多い改善ポイントでした。
今回の仕様変更は、ようやくその要望に応えた形です。
これにより、「自動招待マクロ」による攻撃に「ブロック」という手軽な対策が出現し、これまで自動招待で嫌がらせをしていた側は、また別の効率の良い手段を探すことになりそうです。
有名な「最後の手段」が使えなくなっていることに気が付いて!
また、ブロックされた相手にメッセージを伝える最後の手段として有名だった、「グループ名にメッセージを入れて招待」が使えなくなりました。
しかし、今回の仕様変更を知らないと、使えなくなったことに気が付かないまま、「グループ名にメッセージを入れて招待」を続けてしまいかねません。
この仕様変更はしばらく前に行われたものなので、既に「グループ名に入れる方法で送ったはずなのに・・・無視されているのかな・・・」と思っているユーザー(実際は届いていない)がいるのではないかと思います。
この点については、かなり注意が必要そうです。
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2018年3月27日(火) 18:21
無意味な検証とかゴミ記事ばっかりw