LINEに「Letter Sealingが有効なトークルームではロックアイコン(🔒)が表示されます」が表示された場合の対処法について

本日より、トークルームに鍵マークが表示されて、次のメッセージが表示されたユーザーが多数発生しています。

Letter Sealingが有効なトークルームではロックアイコン(🔒)が表示されます

英語版の場合は、以下の通りです。

A lock icon (🔒) is displayed in Letter Sealing-enabled chats.

これを見て、「どうすればいいの？」と思う人も多いと思います。

ではどうすればいいのかというと、何もする必要はありません。

今まで表示されていなかったものが、表示されるようになっただけです。

表示されたからといって、何か新しく対処する必要があるわけではありません。

このロックアイコンは、「『エンドツーエンド暗号化』という技術が使われているトークですよ」という意味です。

エンドツーエンド暗号化は、「トークを送信したときに、送信したあなたから、届け先の相手までの経路を一貫して暗号化していて、途中で盗聴しても、暗号化されちゃってて見えない＞＜」というような機能です。

これのおかげで、LINEの運営や、通信会社、国などがいくら盗聴しても、中身がさっぱり分からないよ！という機能です。

正直今のところの情報開示では、「鍵マークが表示されていないトークより、鍵マークが表示されているトークのほうが安全ですよ」というLINE運営の主張(*)を意味しているくらいに過ぎず、正直「今すぐ有効にしないと情報が盗まれる」とか、「今までは盗聴されてたんだ！」と言うほど大きな違いがあるとは言いにくいです （*あくまでLINE運営がそう言っているだけ、といえばそうなので、まずLINE運営に対する信用ありきである点に注意。また、中間者攻撃対策部分はユーザー側が理解していないと対策できないので、結局これだけだとまだいまいちな部分が残る。説明がないし。。。）。

Letter Sealingなんて、そもそも2015年8月、つまり1年前から始まったセキュリティ機能で、それ以前には存在すらしていませんでした。

それでも当初から「安全」と言っていたわけですから、Letter Sealingを使わずとも、その当時と同じ程度には安全です。

また、その当時から現在までどこまで変わっているのか分かりませんが、導入当時の時点で、Letter Sealingによる暗号化の対象はトーク文と位置情報だけで、画像や動画はLetter Sealingによる暗号化の対象外です。

なので、Letter Sealingをオンにしても、画像が対象外になるくらい、無いと致命的な機能では無い、ということです。

そこまで気にする必要はありませんし、本当に必要不可欠な機能であれば、LINE運営側が、全ユーザーに強制ONして、わざわざOFFにできるようにする必要がありません（オンにしていない相手との通信はどうするの？と思うかもしれませんが、現在もオンにしたところで、相手がオンにしてくれていなければ、Letter Sealing機能はお互いにオフになるだけです）。

しかし、「Letter Sealing」が正しく実装されていれば、やはり「Letter Sealingが有効」のほうが、「有効していない場合」に比べれば安全性が高いのは事実です。

そのため、もし興味が出た場合は、こちらの記事で設定画面を紹介しているので、オンにしてみてください。

ただ、既に自分のLINEに「鍵マーク」が表示されているのを見てこの記事にたどり着いた人は、もう「オン」になっている人です。今から設定を変更する必要はありません。そのままでOKです。

• LINEトーク画面に「鍵マーク」が表示された場合の消し方は？鍵マークの意味は？について