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LINEやTwitterなどで「🙆♂」のような、絵文字の後ろに「♀(メス)」や「♂(オス)」が付いているのを見かける人が増えています。
特別な意味や、流行があるのではないかと考えている人も多いようですが、実際のところは少し事情が違います。
この絵文字の後ろの性別マークの意味について、説明します。
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絵文字の後ろの♀マークや♂マークの正体
絵文字の後ろに性別のマークが付いて「🙆♂」や「🙇♀」のようになっているのは、「絵文字+性別マーク」で、絵文字の性別を変更(指定)できる機能の影響です。
例えば、ここに男性がOKサインを出している絵文字があります。
実はこの絵文字、内部的には、女性だったOK絵文字「🙆」(1文字目)と、文字同士を結合させる制御文字「ZWJ(Zero Width Joiner)」(2文字目)、そしてその後ろに性別を表す「♂」(3文字目)、の3文字で表現されています。
非対応端末で♀♂マークが直接表示されてしまう
この、絵文字の連結を読み取れる(結合して表示できる)端末では、ちゃんと男性のOK絵文字として表示されるのですが、古いiPhone端末などではその結合が解釈されず、「🙆♂」とだけ、表示されてしまうのです(※「ZWJ」は文字としては表示されない)。
つまり、絵文字の後ろの性別マークの正体は、新しい絵文字の表示に失敗した様子だったのです。
ただ、このように「既存の文字の組合せ」で表現することで、古い端末でも大崩壊することなく、とりあえずの表示には成功する、というのはうまくできているポイントです。一応、何も表示されないよりかは伝わる表示となっています(意図通りとはいかないものの)。
他のパターン
このような、「絵文字(文字)を組み合わせて別の絵文字」を作る、というのは現在性別以外にも、肌の色の違いなどの一般的なパターンから、人+パソコンでパソコンを持った人、のような絵文字まで、さまざま作成されるようになっています。(非表示文字・制御文字を除いて)3個以上の絵文字を組み合わせるケースもあります。
このような、組み合わせて作る絵文字が使われることがだんだん増えてきた結果、対応していない端末では、複数の絵文字が並んで表示され、やたらと大量に絵文字を使っているように見えてしまう場合があります。
非対応端末のユーザーは、「あ、これってもしかして何か組み合わせた絵文字なのかな」という心構えを持っておくとよいかもしれません。
参考
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