情報科学屋さんを目指す人のメモ

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MobaXtermでSSHトンネリングを設定する(WindowsマシンからリモートのLinuxマシンのMySQLへSSHポートフォワードする)

MobaXterm (5) MySQL (3) SSH (6) Windows (485)

Windows PCから、SSH接続可能なマシン上で動作しているMySQLに接続するために、SSHトンネリング(SSHポートフォワーディング)を使うことにしました。今まではPuTTYを使っていたりしたのですが、今回は、MobaXtermの機能を使ってSSHトンネリングをすることにしたので、その手順をメモしておきます。

利用したMobaXtermは、v10.2です。

SSHトンネリングの設定をする

まず最初に、「Tunneling」ボタンをクリックして、SSHトンネリングの設定画面を開きました。

すると、「MobaSSHTunnel」ウィンドウが表示されるので、「New SSH tunnel」ボタンをクリックします。

設定画面

すると、イラスト満載、しかもアニメーションする画面が表示されるのですが、これ実は単なる説明画面ではなく、こちらそのものが設定画面となっています(さすがMobaXterm、な優しさです。SSHトンネリングは慣れていないと設定がややこしいので)。

「Local port forwarding」を選択して、各入力欄、

  • Forwarded port(Windows PCのどのポート番号に接続したとき転送するか)
  • SSH server(接続先SSHサーバーのホスト名orIPアドレス)
  • SSH login(SSHサーバーにログインするユーザー名)
  • SSH port(SSHのポート番号。SSHの初期設定では22だが、変更することが多い)
  • Remote server(SSH踏み台サーバーからの接続先ホスト名orIPアドレス。SSH踏み台サーバーから見たホスト名/IPアドレスなので注意)
  • Remote port(そのポート番号)

に、接続情報を入力していきます。

今回は、SSH接続先自体が目的のサーバーなので、設定画面の「SSH server」と「Remote server」は同一なので「Remote server」には「localhost」を入力しました。

「OK」をクリックすると、設定が保存されます。

名称設定

保存した設定が一覧される画面に戻るので、ひとまず設定名を入力しておきます。

公開鍵認証の設定

次に、公開鍵の設定をするために、右の「鍵マーク」ボタンをクリックします。

ファイルを選択するウィンドウが表示されるので、SSH接続に利用している秘密鍵を指定してください。

実行

Start/stopのところにある再生ボタンをクリックすると、接続が開始されます。

公開鍵のパスフレーズを尋ねられたら、設定(SSHトンネリング)完了です。

動作確認

動作確認は接続内容次第なので、各自localのポートにアクセスして、正しく動作するか試してみてください。

私の場合は動作確認をこちらで行いました:Jupyter Notebook(Anaconda/Windows)からMySQLに接続する(Python)

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