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最新のロジクール製トラックボール「MX ERGO」を購入して感じた、従来機「M570(M570t)」との違いについて、メモしておきます。
MX ERGOの高級感・高機能具合には驚きますが、さすがに値段差が大きすぎて、はじめてトラックボールを購入するのであれば「M570」で十分ではないかと思います。
ただ、「M570などの親指トラックボールが大好き!」なのであれば、気に入る可能性に飛び込むことをおすすめします。
目次
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MX ERGO
2017年9月にロジクールから発売された新型トラックボール「MX ERGO」はこちら:
Logicool ロジクール ワイヤレストラックボール MX ERGO
そして、MX ERGOの登場まで最新モデルだったロジクールの親指トラックボール「M570」がこちら:
※M570からCDの同梱がなくなったのがM570tです。ものとしては同じ。
MX ERGOとM570の違い
操作して気が付いた違いを一覧にすると、以下の通りです:
バッテリー搭載(充電式になった)
M570は、単三乾電池を利用する方式でしたが、MX ERGOでは本体にバッテリーが内蔵され、同梱のMicro-USBケーブルで充電が出来るようになりました。
ただ、M570はなかなか電池切れにならないため、電池交換のコストはもともとあまり気になりませんでした。
本体の角度が変えられるようになった
本体の角度を2段階から選べるようになりました。
どういうことか伝わりにくいのですが、「(1)手のひらがほぼ下向き(M570と同等)」と「(2)親指側を高くして20度外側に傾けた角度」を選ぶことができます(簡単に傾けた状態を固定できる)。
分かりにくいので、それぞれ写真を撮影してみました。まず、手のひらがほぼ下向きの状態(1)がこちら:
この状態から、小指側が下に、親指側が上になるように、本体を20度回転させることが出来、その結果の状態(2)がこちら:
頻繁に切り替えるわけではありませんが、状態(2)はより自然な手のひらの角度なので、より手や手首に優しいはずです(キーボードのように手のひらを下にするのは、負担がかかる)。
ボールの色の変更(青からグレーに)
ボールの色が、「青色」から「グレー」になりました(青色の前は「赤色」がロジクールのトラックボールの定番でした)。
ボールを取り外すのが難しくなった
ボールや、センサー部分を掃除するためには、ボールを外す必要があります。
ただMX ERGOは、M570に比べて、「ボールをつかんで取り外す」方法も、「裏面から押し出す」方法も難しくなりました。
ボールをつかんで取り外すのがなかなか固く難しく、裏面から押し出すにしてもボールの位置が穴の入り口から遠く、ペンなど、押し出すために何らかの棒が必要です(ボールを傷つけないように注意)。
※「穴が見当たらない」と思ってしまうかもしれませんが、底面は大きな台座(鉄板)で覆われているため、それを取り外してください。それで初めて穴が見えます。
分解が簡単に
バッテリーが内蔵となった結果、分別するために分解が必要となり、分解手順自体が少し簡単になりました。
ただし、分解には特殊なドライバーが必要です。
詳細手順はこちら。
ホイールがグレードアップ
M570のホイールはかなりシンプルで最低限のものでしたが、質感が向上し、加えて「水平スクロール」がができるようにもなりました。
Bluetooth接続に対応
M570は、Unifyingというロジクール専用の接続方式を利用していました。MX ERGOは、従来のUnifyingに加えて、Bluetoothにも対応したため、Unifying専用レシーバーを接続せずに利用できるようになりました。
2台のPCを素早く切り替え可能に
2つの接続先を登録して、ボタンで切り替えられるようになりました。
そのため、2台のPCを使う場合は持ち替えずに利用したりできますし、2台のMX ERGOを購入せずに済むようになっています。
本体の材質変更
本体表面の材質が変更されています。
M570では全体が普通のプラスチックでしたが、MX ERGOでは、その大部分がゴム引きのような表面加工になっています。
手触りは良いのですが、今後使い続けた場合の劣化(ベタベタ、加水分解)が発生しないか、気になります。
まとめ
いろいろな方向に向けて機能が上乗せされており、さすがは「高級機」です。
買う前にすぐ気が付く大きな違いですが、とにかく値段が高いことが特徴です。M570は5000円以下くらいで手に入るものの、MX ERGOはその3倍弱の1万3000円以下くらいの値段がします。
この違いは気になるところですが、「MX」と名のつくロジクールの「高級機」と、通常グレードの「M570」との価格差はあって当然なので、仮に値段差が小さかったとしたら、そのときは「もっと価格を上げた上で性能を上げて欲しい」と思っていたと思います。
今回、価格差の分ちゃんと高機能化されている印象なので、「普段使うツールにどれくらいお金を掛けるか」がポイントとなりそうです。キーボードにこだわる人であれば、トラックボールにも投資してみては?と思ったり。
参考
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