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東京の気温が氷点下となり、本日2018年1月25日早朝より、「お風呂のお湯が出ない」「職場の水道からお湯が出ない」「寒さで給湯器(湯沸かし器)が凍結した・水道が凍ってしまった」といった声が相次いでいます。
Twitterでは、「はじめて水道管が凍結した」というユーザーの間で、「お湯が出ない」場合の対策として「やかんで湧かしたお湯を掛ける」という対策が話題となっています(※試してはいけません※)。
しかし、この対策方法は、メーカーが推奨しているものではなく、危険な方法なので、そのまま実行することはおすすめできません。
このあたりの事情と、おすすめされている対策について紹介します。
この問題と対策について。
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「お湯が出ない」の原因
今朝から「お湯が出ない」「水しか出ないのでシャワーが使えない」などの問題が発生しているユーザーの間では「給湯器が凍結した」との原因が話題となっています。
ただ実際のところより正確には、「給湯器につながっている、給湯器へ水を供給する給水管(水道管)が凍ってしまった」という原因が一般的のようです。
というのも、給湯器自体の内部の配管は直接外部に露出しておらず(ヒーターを内蔵している場合も)、給水管に比べると温度が下がりにくいからです。
またこのとき、特に保護されておらず凍りやすい「止水栓(給水元栓)」の周辺部分が凍結しやすいようです。
話題の対策
この対策として、(※試してはいけません※)「給湯器につながる水道管の止水栓に湧かしたお湯を掛ける」(※試してはいけません※)という方法が話題となっています。
「お湯を掛ける」の危険・注意点
しかしこの「お湯を掛ける」という方法は、給湯器メーカーなどからはオススメされている方法ではありません。
特に話題になっている方法として「やかんで湧かしたお湯を掛ける」というものがあるのですが、こちらは特におすすめされていません。
というのも、水道管が凍結している場合、水が氷となり体積が増えたことで、水道管破裂の危険がある状態なのですが、そこへ熱湯を掛けることで水道管が膨張し、水道管破裂を引き起こしてしまう危険があるからです。
例えば給湯器メーカーの「ノーリツ」では「人肌程度のぬるま湯を、タオル越しにゆっくり掛ける」方法も一応紹介しているのですが(あまりおすすめではない。急ぎでお湯が必要な場合向けに限定されている)、その中でも特別注意されています:
※熱湯をかけると配管が破裂するおそれがあります。 (引用元)
また「リンナイ」の場合は、熱湯かどうかによらず、お湯を掛けること自体をおすすめしていません。
給湯配管にお湯をかけて解凍をすることは、配管やバルブの破損の原因となりますので、おすすめいたしません。 (引用元)
メーカー推奨の対策
ではどうすればいいのかというと、対策についてメーカーは、自然に溶けるのを待つ方法を推奨しています。
気温の上昇により自然に解凍するまで待つことをおすすめします (引用元)
気温の上昇によって自然に解凍するまでお待ちください。 (引用元)
またこのとき、
- リモコンを操作して、給湯器をオフにする(室内にあるリモコン操作盤の「入/切」のほうで、給湯器本体のコンセントなどではない)
- 自然に氷が溶けて給湯栓側から水が出るようになったら、給湯器や配管に水漏れなどの問題が発生していないかを点検してから利用を開始する
という注意が案内されています。
まずは自然解凍を待つようにしてください。急いでお湯を出るようにしたい場合については、その手順をよく調べて危険を理解した上で、検討・実施するようにしてください。
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