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2018年12月21日より、iPhone版Twitterでも「Twitter for iPhone」や「Twitter for Android」といった情報が表示されるようになりました。これにより、「iPhoneを使っているかAndroidを使っているか」などが別のユーザーから分かるようになりました。これに関して、「Twitter for iPhone要らない」「Twitter for iPhoneとかって要る?」「Twitter for iPhoneなんて必要あるの?」など、その表示に意味があるのか、という指摘する声が増えています。
これに関して、公式情報を調べてみると、少しわかりにくいところに、Twitter社の見解に関する情報の記載がありました。
この新機能の説明と合わせて、その「Twitter社が『Twitter for iPhone』などの表示を何を意図して導入したのか」について、紹介します。
目次
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「Twitter for iPhone」や「Twitter for Android」の意味
今回新しく表示されるようになった「Twitter for iPhone」などの表示は、次の画像のように、個別のツイートの詳細を表示した際に、投稿日時のすぐ隣に表示されます:
ここの部分の「Twitter for iPhone」などの表示は、ツイートするのに、どのアプリ・ツール・プログラムを使ったのかを表しています。
「Twitter for iPhone」と表示されているツイートの場合は、「iPhone版Twitterアプリ(公式)を使ってツイートされたツイートです」、という意味になります。
また「Twitter for Android」であればAndroid版Twitterアプリ(公式)を使っていて、「Twitter Web Client」の場合は、PC版(ブラウザ版)からのツイートであることを示します。
その他、様々なツールの名前がここに入ります。
この表示は何がやりたいの?誰得なの?の声
この、iPhoneからなのかAndroidなのかを表す表示に関して、「プライバシーを知られたくない」「個人情報をモラなさないで欲しい」「機種を出さないで欲しい」といった声とともに、これを表示して何がしたいの?といった、表示する理由について疑問を持つユーザーが多いようです。
ヘルプでの説明
その重要なヒントとなるのが、今回の「Twitter for iPhone」などの表示をタップしたときに表示される、次のヘルプページです:
ツイートソースラベル を見ると、ツイートがどのように送信されたかがわかります。この追加情報はツイートとその作成者の背景情報を示しています。
(引用元)
この機能は「ツイートソースラベル」と呼ばれ、どんな機能なのかを簡単に説明してくれています。
しかし、この機能の「意図」については説明がありません。
英語版ヘルプに説明がある
しかし実は、英語版ヘルプには、日本語版ヘルプには存在しない(削られてしまった)一文があります。それが次の部分です:
Tweet source labels help you better understand how a Tweet was posted. This additional information provides context about the Tweet and its author. If you don’t recognize the source, you may want to learn more to determine how much you trust their content.
(引用元)
1文目と2文目は日本語と同じなのですが、最後の部分が、日本語版にはありません。ここを訳すと、次のようになり、この機能をどのように活用して欲しいかが書かれています:
もしそのソースが見覚えのないものであったら、その投稿内容をどの程度信用して良いのかを判断するために、より詳しくソースについて調べると良いかもしれません。
すこし前半部分が難しいのですが、ポイントは後半部分で、「ツイート内容どの程度信用して良いのかを判断する参考に使う」という使い方が、Twitterが想定した使い方のようです。
乗っ取りなどに気が付くヒント
つまり、例えば「突然変な宣伝ツイートをするようになった友だちがいる」といったときにツイートソースラベルを見たところ、突然「Twitter for iPhone」でも「Twitter for Android」でもない、全く違う名前が入っていた、というところから、乗っ取られているのではないかなどと類推することが可能になるわけです。
参考:Twitterに「メールしたらお金入ってきた!!」と「bit.ly」のURLを投稿してしまう乗っ取り増加中
このあたりがTwitter社が意図したもので、公式以外のアプリの名前が表示されることによる宣伝効果・利用するきっかけにしてもらう、といった狙いは控えめのようです。というのも、ツイートソースラベルをタップしても、そのツイートするのに利用したアプリやサービスの説明ページに飛ぶのではなく、このヘルプに飛ぶため、アプリの利用を促すことがそこまで積極的ではない様子がうかがえるからです(ここしばらく続いているサードパーティークライアントへの制限強化も含め)。
それでも勝手に「Twitter for iPhone」と表示する必要ないだろう、について
しかしそのような「有効な使い方」があったとしても、「勝手にiPhoneかどうかなんて表示しないで欲しい」と思うかもしれません。しかしこの点については、一つ重要な注意点があります。
それは、今回iPhone版Twitterアプリに「Twitter for iPhone」と表示されるようになりましたが、この情報自体は、以前から閲覧することが可能でした。
ずっと昔から各ツイートには「ツイートソース」の情報が保存されており、自由に閲覧することができていました。それが今回、iPhone版およびAndroid版アプリに標準で表示されるようになった、というのが今回の差分です。そのため、「新しくわざわざ」のように感じるかもしれませんが、「ツイートソース」が表示されるアプリ(Janetter、TweetDeckなど)を使っていた人からすれば、「前からずっと知ってた」情報であり、Twitter社的には「もとからあった、役に立つデータを見やすいところに表示しておいたので、注意して欲しい」、といった意味合いで今回の機能が追加されたものと思われます。
非表示にしたり・表示されないようにする方法は?
この「Twitter for iPhone」の表示を消したり、偽装したい、といった声が聞かれるものの、この表示を今まで通りに戻す(消す)ことはできません。
ただ「今まで通りに戻した」のだとしても、結局「他のアプリからであれば見えていた」という部分は変わりないため、自分のツイートがどのように表示されているのかを確認するなどしてみてください。
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