【Chromebook】「Linuxアプリケーションのインストール中にエラーが発生しました(The following package have unmet dependencies: …)」エラーでVisual Studio Codeのインストールに失敗する原因や対策について
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Chromebookでは、「Linux(ベータ版)」機能を有効にすることで、Linux向けのアプリケーションをインストールできるようになります。Chromebookの画面上からアプリを起動したり操作したりをかなりシームレスに利用できるため、Chromeの拡張機能やChromeアプリ、PlayストアからインストールしたAndroidアプリ等では不足するデスクトップ向けの度合いの強い複雑なGUIアプリケーションを利用したい場合などに活躍します。
その中でも「テキストエディタ」としてChromebook利用者の間で利用されることの多い「Visual Studio Code(VS Code)」を、こちらも人気の高い「Lenovo IdeaPad Duet Chromebook」にインストールしようと.debファイルをダブルクリックした直後に、「Linuxアプリケーションのインストール中にエラーが発生しました」というエラーが表示されてしまい、インストールに失敗してしまう場合があります。
今回は、このエラーが発生してしまった場合に確認しておきたいことを紹介します。
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Linuxアプリインストール時のエラー
Visual Studio Codeの公式ダウンロードページから「Linux版(.debファイル)」をダウンロードしてインストールしようとした際に、次のエラーが表示されてしまう場合があります。
Linux アプリケーションのインストール中にエラーが発生しました
Linux アプリケーションのインストール中にエラーが発生しました。
The following packages have unmet dependencies: code: Depends: libnss3 (>= 2:3.26) but it is not installable
Depends: apt but it is not installable
Depends: libxkbfile1 but is not installable
Depends: libsecret-1-0 but is not installable
Depends: libgtk-3-0 (>= 3.10.0) but is not installable
ダウンロードしたファイルを確認する
Visual Studio Codeのダウンロードページでは、Linux版として、「.deb」ファイルと「.rpm」ファイルが配布されています。
このうちChromebookの場合は「.deb」ファイル版をダウンロードすべきなのですが、Lenovo IdeaPad Duet Chromebookから「.deb」と書かれたダウンロードボタンをクリックすると、「amd64.deb」で終わるファイル名のファイルがダウンロードされます。
しかし、IdeaPad Duetの場合は、その下に小さく表示されている「ARM64」と書かれたボタンをクリックしてダウンロードされる「arm64.deb」で終わるファイル名のファイルをダブルクリックしてインストールします。
前者のファイルをダブルクリックしてインストールすると先ほどのエラーが表示されてしまうものの、こちらの「ARM64」ボタンをクリックしてダウンロードされるファイルであれば、エラーが表示されずにVisual Studio Codeのインストールを完了することができました。
現在インストールしようとしているファイルがamd64.debとarm64.debのどちらのファイル名で終わるファイルで、その選択が適切であるかを確認し、インストールを行うようにしてみてください。
※今回紹介した例はあくまでIdeaPad Duetの場合であり、IdeaPad Duetの場合はamd64.debでエラーが発生しましたが、他のChromebookでは逆にarm64.deb側でエラーが発生し、amd64.debであればエラーが発生しないと行った逆のパターンとなる可能性もあるため注意してください。
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