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OBS Studioのアップデート後に配信を行おうとした際に、「配信開始に失敗しました インストールされているNVIDIAドライバーはこのNVENCバージョンをサポートしていないのでドライバーを更新してみてください」エラーが表示されてしまう場合があります。
このエラーの意味や、代表的な対処方法について紹介します。
※Windows PCを前提に説明しています。
目次
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「NVIDIAドライバーはこのNVENDCバージョンをサポートしていない」エラー
OBS Studioの更新後に、いつも通り配信を開始しようとしたものの次のエラーが発生してしまい、配信を開始できなくなってしまう場合があります。
配信開始に失敗しました
インストールされているNVIDIAドライバーはこのNVENCバージョンをサポートしていないのでドライバーを更新してみてください。
[OK]
エラーの意味
このエラーメッセージは、現在利用中のNVIDIAドライバー(グラフィックカード用のドライバソフトウェア)が、現在使用しようとしている「NVENC」というNVIDIAのエンコーダーに非対応です、ということを伝えるエラーです。
OBSのアップデート後にこのエラーが表示された場合、このバージョンのOBSが利用する「NVENC」が、現在インストールされているNVIDIAドライバーのバージョンでは利用できません、といったような意味合いとなります。
OBSをアップデートしたことで、NVENCを使うのに必要となるNVIDIAドライバのバージョンが進んでしまった(古いバージョンでは使えなくなった)、と言うこともできます。
対策について
そのため、このエラーが表示されてしまった場合には、アップデート後のバージョンのNVENCを使えるように(1)NVIDIAのドライバー(GPUドライバ、グラフィックカードドライバ)をアップデートする、もしくは、利用できていたNVENCに戻して現在のNVIDIAドライバーのバージョンでも利用できるように、(2)OBS Studioを一度元々使っていたバージョンに戻す(ダウングレードする)、という2つの手順が、ユーザーの間で用いられる、代表的な対処方法となります。
対策(1):NVIDIAドライバーをアップデートする
NVIDIAのドライバーをアップデートするには、PCに搭載されているグラフィックカードに応じた手順でのアップデートを行います。
基本的にNVIDIAのGPUを使用しているグラフィックカードの場合、PCにインストールされている「GeForce Experience」を起動して、「ドライバー」からアップデートの有無を確認、ダウンロード、インストールします。
なお、NVIDIAドライバーを最新版にアップデートする際、バージョンによってはゲームに新たな不具合が発生するなど、様々な変化が生じることも少なくないため、事前に最新版について、既知の不具合などが報告されていないか、話題になっていないかなども確認することがおすすめです。
対策(2):OBS Studioをダウングレードする
もう一つの対策(回避策)であるOBS Studioのダウングレードを行うには、元々使用していたバージョン(例:29.1.3から30.1.1にアップデートしていた場合は29.1.3)のインストーラー(.exe)をダウンロードして実行したり、ダウンロード後に再度インストールします。
ただし、定常的に実施されるアップデート操作とは異なり、バージョンを下げるダウングレード操作はそこまでしっかり整備されているとは考えにくい操作であるため、事前の設定のバックアップや、インストール後に最初から改めて設定し直すことができるだけの現在の設定のメモや再設定時間を用意するなど、かなり慎重に行う必要があり、ダウングレードを行うかどうかはよく検討する必要があります。
- 各バージョンのOBS Studioのダウンロードページはこちら:Releases · obsproject/obs-studio(各バージョンの投稿の「Assets」内からダウンロード可能)
追記:類似のエラーメッセージ
配信開始に失敗しました
出力開始に失敗シャムした。詳細はログを確認してください。
注: NVENC または AMDエンコーダ を使用している場合は、ビデオドライバーが最新のものであるかを確認してください。
[OK]
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