【iOS18】「予測変換がおかしい」問題と対策

iPhoneをiOS18にアップデートしたところ、標準キーボードでの予測変換について、以下のような声が増加しています：

• 「予測変換がおかしくなった」
• 「予測変換が酷い」
• 「予測変換が全く違う変換を出してくる」
• 「予測変換がゴミになってる」

具体的には、入力したひらがなと、予測変換との候補が、一致しない候補が表示される点です。

入力したひらがなのことを入力間違い・打ち間違えだと解釈された上で、「こう入力したかったのでは？」というような形で、入力したかったのとは全く違う内容が、変換候補として表示されてしまいます。

逆にその入力候補を見て、自分が平仮名を打ち間違えたのではないかと思ってしまいますが、実際には入力間違いではなく、勝手に入力内容が修正されてしまっているだけ、というようなことが頻繁に発生する状態です。

iOS18へのアップデート直後にこうした症状が出ていて困っているとの声が増加している一方で、iOS18へのアップデート以前から、iPhoneの予測変換が同様の状態となってしまい使いにくい、との声は少なくありませんでした。

とはいえ、iOS18でも解消されず、場合によっては悪化した、というようなiOS18に対する反応が多くある状態です。

この問題への最も強力な対策は、標準キーボードの利用をやめ、他のキーボードアプリをインストールして利用するという方法です。

人気のキーボードアプリとしては、「Simeji」や「flick(フリック)」、「Gboard - Googleキーボード」などが利用可能です。

その他の対策としては、予測変換に利用されている、キーボードの変換学習をリセットする、という方法です。こちらについては、「リセットしたら直った」のような改善の声もあれば、「リセットしてもまたダメだった」のような声もあり、変換学習（変換履歴）のリセットとは関係のないところに問題のある可能性もあり、その効果ははっきりとしてません。

リセットは、「設定」アプリの「一般」内にある「転送またはiPhoneをリセット」で「リセット」へ進み、「キーボ－ドの変換学習をリセット」から、リセットすることが可能です。しかしこちらはこれまでに学習された学習結果すべてがリセットされてしまい、どの部分をリセットするか選択することができないことや、その他の設定等のリセット操作に近い場所から行う操作である点などに注意が必要です。

別のアプリを利用するという根本的な問題の回避策や、学習のリセットも決め手にならないところなどからも、根本的には、標準キーボードのかな漢字変換・予測変換の精度の向上を待つこととなりそうです。